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2013年11月14日 イイね!

プジョー最後の8シリーズ

プジョー最後の8シリーズこの記事は、本来11月14日にアップ
する予定が、諸事情で完遂出来なかった
ので改めて筆を執り書き加えてみた。



          ◇

「抽選番号、505番!」
11月10日の雨の日に、道の駅三木で開かれた、CGデイのイベントに私は
遅れて午後に雨の中に到着した。

駐車場の珍しい来客たちの写真を撮り、その後屋内展示の会場内に入り
1000円の参加費を払った。その際に付いていた抽選券は、間もなく
始まろうとするところであった。







このところ、くじ運もなかったが、この日は何となく当たりそうな予感がして
会場内の知人の出しているブースなどを回りながら、手元の券の番号が呼ばれて
後ろの方から出て行って賞品をゲットしたのが、プジョー508のミニカー
(ノレヴ製)である。



へえ、こんなクルマがあるのだ。
相変わらず貧乏性の私は、505番でプジョーをゲットしたのなら、次に乗る
のは、プジョー505くらいかな、と少し嬉しくて友人たちのところに戻り
ニヤついていた。



ところで知らなかったプジョー508ってクルマのことが気になり、
家にプレゼントを持ち帰ってから、久しぶりに新車の記事を調べてみた。

プジョー508は一昨年の2011年登場。
いつの間にか、400番台と600番台が、開発に行き詰まり、両者を統合する形で
407/607の後継車に、懐かしい500番台の新鋭車を登場させた。

それがこのプジョーとしては飛び番の印象と、ややレトロチックなネーミングの
508の背番号を背負って、上のレンジの完結モデルとなったようである。



僕は、シリーズ物のプジョーと言えば、504と104が、むちゃくちゃ好きである。
たぶん、504を語らせたら、1時間以上でも喋っていられるであろう。
また、自分も乗っていたタルボサンバの兄弟車である104に付いて、
なぜ5ドア・ハッチバックが良いかといわせたら、70ー80年代の生活文化空間に
ついて、包み漏らさず語ることであろう。

しかし508は面白いゾーンにプジョーは意欲を出して来た。

車格から見て、508ってどのくらいの排気量だろう。
504の後継、505は実質FRセダンの最終になり、604の客層も収容するため
最後はV6の3.0まで積むようになった。

あのPRVユニットである。
ドロンとしたV6は、40年前に有った石油ショックの後のパワーダウン時代に
各地の会社が「トルクで走らす」中大型セダンのために、すごくニーズがあった
のだ。

当時もコスパの時代で、開発資金を節約した各社は、PRVを積んだスポーツカー
まで、間に合わせて、市場にせっせ、せっせと出していた。
アルピーヌのV6は少し違うが、あのデローリアンがこのエンジンで、「どこが
スポーツカーやねん!」と今日的レベルでは、誰もが思う感想である。



ちょっと話題を変えて、会場で見つけたこれ。
友人の会社が発売する、ケン・オクヤマプロデュースの、線香立てと香の
セットである。
詳細とご注文は、梅栄堂まで。

宣伝しておいて、あげよう。



話は508に戻る。
508はオーバー2000ccクラスをやめて、このところのVWなどが強く意識する
排気量ダウンに照準を合わせた。
昔で言えば、305とかの時代並みに1600と2000なのである。

それで407とか607の結構巨大になっていたクルマの顧客層を、どう
満足させて行くのであろう。これは見ものだ。

それと、208や308も出て来ているが、208は205の再来にかけているかの
ように力が入っている。

このプジョーの数字シリーズは、確か戦前から始まるが、戦後の203や204、
403や404と言った車は、本当に麗しいフランス人の平凡生活の演出“車”であった。



僕は70年代のプジョーのサイクルをずっと持っている。
フランス人の小粋な生活小道具って感じに、10代の頃より痺れてしまっている。

しかしプジョーはEUが拡大して、ドイツ車がフランス車の市場/アッパーに浸食
してから、昔のような優雅なのんびり経営でなくなった。

とくに100年以上の歴史の有った自転車の生産を、台湾に拠点を持っていったが、
プジョーの看板倒れになると判断したか、数年前に看板を下ろしてしまった。
これは自転車好きには、大事件だったが、それだけ時代は、細かくなったと言える。



プジョーの数字シリーズはおそらくこれが、最後になるのではないか。
309という例外車が途中に入ったが、あれはタルボブランドが続いていたら、
タルボになるべきクルマだった。

だから末尾「9」シリーズは、フランス人自身が好まないと思うので
次は形式名がルノーのように、一変することだろう。

僕はこの日、もう一つの目的、カーグラフィックの創設者で名誉編集長だった
小林彰太郎氏が、逝去して初めての公式イベントだったので、この会場に
駆けつけた。



本当は、この日は2つ約束していた行事が気に掛かっていた。

中学生の鉄道模型モデラーの個展と、出身大学の秋の学祭行事である。
本当に、身体が2つ欲しかったが、会場を早めに出たが、渋滞と身体の疲れで
このところ運転に注意が高く発揮出来ずに、失敗するケースがあるので気持ちを
戒めて、無理はしないことにした。

いろんな理由でこの記事は「イッテキマシタ」と得意になって書けなかった。
半月が経ち、心の整理が出来て来たので、改めて書き上げた次第である。
紹介記事をを約束した梅栄堂の中田社長にも遅くなり申し訳ない。

もう一回写真を載せておくから、ゴメンしてね。
ケンオクヤマのお香立てとセットは、陶器製が5000円。
金属削り出しが50000円だったと思う。

限定品なので、フェラーリに通じる感性を感じた方は、梅栄堂まで。
それではこの記事は、オシマイにする。



ラジャー!!

Posted at 2013/11/14 11:44:32 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ

プロフィール

「「自動車趣味人」38号に取り上げていただきました。」
何シテル?   06/14 14:37
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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