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2014年01月07日 イイね!

今年を考えてみる

今年を考えてみる明るい新年が始まったようにも思える。
昨年1年は日本は反転の時期であった。

株価が最終日に最高値をつけたことは、
新年は下がるだろうと読んでいた。
その通りに1週間ぶりの相場は、うんと下げた。

12月の日本の首相は、かつてないくらい
世界に、独善を吐き、それと国内にはピリピリする
空気が流れるような法案と統制を強いた。


これは私は予想通りだった。2012年12月に民主から自民に
政権奉還されて、1年の間に賽の目は、どうでるかと思っていた。

株は不当なくらい2010ー12の間は低空にあった。
これも不安定な政権を、世界と市場がどう見ているかの結果である。
また13年に100%伸びたのは、本来の実力の正当に近い評価と
外国からの遠隔操作もあるとみる。

ここまでは、シナリオを読めていたのだけど、やっぱり2014の年明けは
株価が下がってしまい、4月の消費税上げの時の心理にかなり影響するだろう。

私の考えているこれからの社会は、まず昔には戻れない。
平均年収は、もっと下がる。
年金受給額も、先に行く程どんどん下がる。
医療は、不要なものは受けさせない。
よく考えれば、当たり前のことに戻るだけなのであるが。

てなことの軸と、車趣味については、これからどうなるのか。



やっぱり第一世代の完全引退である。
戦前生まれの小林彰太郎、モータリゼーション時代に青年だった
多数の評論家世代が、ほぼ綺麗に去って行くと思うし、少年時代に
車に影響受けながら成長した50代も、そろそろ「持つだけ」の歳になる。

上が昭和40年生まれの、スーパーカー世代くらいが最前線、その下に
行くほど、コアなカーマニアは全滅するだろうと思う。

しかしゼロではなく、30代や20代でも車好きは、全学年的では無いが
存在する。その辺がニッチなマーケットを築いて行くのではないだろうか。

その辺になってくると、男女の差がなくなってくる。
圧倒的な男の趣味ではなくなって、私の感性に近い、“クルマを愉しむ”
世代になると思うのである。


雑誌中心社会から、ネットやSNS型の自動車趣味に移行したことは
このみんカラを見ても分かる。

雑誌については後述するが、復権の可能性が無いことは無い。
ただし、面白みのツボや軸が完全に変わってしまった。

昔はカーショップに行き、部品を眺めて、種類の面白さを知り、愛車に
付けて行くのが、趣味の王道であった。
自動車雑誌はそれらの広告と言う情報を、有償で載せて、まさに
win-winの関係に位置していられたのである。

僕らはこの世代に煩悩期を過ごしているから、痛いくらいその気持ちがわかる。



あとそれから、自動車ヒエラルキーが崩壊していること。
フェラーリ、ポルシェといったスポーツカーが、1番乗りたいクルマと言う
偉い価値観は徐々に下がって行く。
それでも彼らのメーカーは“ブランディング力(りょく)”で勝負だから、
ありとあらゆる官能を誘因する戦略は、激しくなる。倒れる人間も増える。

ロールスロイスも、何と言うか、動物園に見に行くものでもなくなった。

そして軽自動車的な、とりあえず必要なものが何でも入っているという幸福。
これはハイブリッドが多少売れようと、健在の時代はもう少し続く。

そんな中で、やはり珍しさ、珍重される旧車は、持つ喜びに敬意が
加算されるので、リア充の時代には捨て難い。
プリミティブという、ロハス辺りの概念が、ご商売になるようになった
あたりから、徐々に復権している。

それから、“地味”という形容詞が、好感度なほめ言葉になっていることに
お気づきであろうか。

ここらが、現在の「いきの構造」(九鬼周造の古典的美哲学の名著、昭和初期に刊行)
であるので、以前とりあげた、「刺さる」という概念と組み合わせて考えると
よい。


さて、ここまで考えて行くと、日本の自動車趣味はとりあえず安定期だと言うこと。
ガソリンの枯渇がおそらく数年先でないので、ハイオク含め正月明けに下がった。
昨夏の時は強気で、夏休み終了後も高値維持だったけれど、今は灯油需要期
の影響があるのか、ガソリンは150/160(レギュラー/ハイオク比)
くらいでも入れられる。

最後に雑誌とインターネットの世界について。

雑誌は、新聞やテレビと同じく、21世紀に生き残る大事な時期で、変革が
出来ていなかった。今でこそ僕らのような庶民も分かるが、情報端末の一種
なのである。
電気は要らないが、活字とあと、写真と言う閉鎖回路で出来ている。
双方向性は無いが、ストックすること。あとアクセスが手元や書庫にあると
すごくしやすい。

これしかメディアが無かった頃は、競争力が弱くても売れた。さらに広告と言う
有償の情報がおまけについて、ウハウハの時代があった。
僕も広告屋の仕事もしていたのである。

だけど、これだけなら、誰にでも、いやチョット頭の良い人間なら分析できる
ので、こういう風に書き下していけるだろう。



実は違うのだ。
なんで雑誌が売れたのか、支持されたのかというのは、情報力の世界だけで
なく、さらに言うと、エモーションの部分だったのである。

エモーション産業は、レコードがそうであり、テレビもそれを追いかけていた。

ネットは、マクルーハンの理論で言うと、コールドのメディアである。
しかし、ネットには炎上という奇妙な現象が、時々起きる。
その時は、書き手と、書き込み手、半分くらいの読み手が、興奮しているのだ。

だから、「あの騒ぎ」と言って印象に残るし、炎上マーケットなる広告用語が
あるように、やらせか、釣りかな?という懐疑心も生まれてくる。

だから雑誌を蘇らせるには、クオリティーの問題だけでなく、その部分に
もう一度光を当てるべきなのである。

面白かったら、この記事は、ご自由にシェアしてください。
それでは、また来週。

Posted at 2014/01/07 02:57:21 | トラックバック(0) | 思うこと | クルマ

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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