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2014年05月07日 イイね!

穏やかなる連休ラスト

穏やかなる連休ラスト今年のGWはエルニーニョの影響か、寒かった。
雨は5日くらいだったが、まだ半袖で歩けない。
最終日は六甲アイランドの南端で、古い仲間らの
集まるオフミに75で行ってみた。

時間の経過が15年くらい昔に遡り、その当たりからの
顔見知りが何人かいて居る。

90年代は、まだ活気があった。

自分を中心に時代を語るのは普遍性が無いと思うが、
当時の30−40代の車好きは上昇志向も強く、より速いクルマや
高級車を買うことが、ひとつの行き方であった。

だからフェラーリとポルシェは、わかり易いシンボリックな“ごちそう”で、
ある程度の収入や生活を達成できた人の「ご褒美」みたいなところがあった。
昨日来ていた人の大半がその当たりのクルマが好きなグループである。

私は本来、その当たりの人たちと付き合うには、少し落差もある。
子どもが多いとかそういう理由は負け惜しみだが、別次元のクルマ趣味
でずっとやって来た経験と、スタート段階でのクルマ体験なら
いくらでも話題は尽きないし、世代的に重なることも多い。

「金持ち喧嘩せず」の集団だなと、昔から思っているし、反対に
初めから妙なコンプレクスを感じて、遠くから的外れな批判をするのは、
嫌だ。
しょっ中一緒の遊びはしないし、たまに顔を出す程度のことなら疲れない。
だから昨日は軽自動車ではなく、アルファ75に乗り換えて行ってみた。

過激なクルマが減ったのが、第一印象。それとクルマ好き平均年齢は
50歳を超えたのではないか。
これは社会の方に照らしてみても、通じる。
昨日の印象はポルシェは911よりボクスター、ケイマンが多かった。
フェラーリのスパイダーはグループでは若い方の1台くらいであった。



想像以上に日本の社会は円熟という方向に向いている。
これを見て、社会はふたつに分かれて来たという見方、格差問題を論う
のも間違いではないが、私は微妙にずれているという意見だ。

それから私の文章を、お会いしたみんカラメンバー内外の人が、
多く見ていただいており、嬉しい感想を頂く。
いい加減な記事は書けないと気持ちを締めるとともに、予想以上の
読者の数に、有り難いと再認識した。
ページビューは少ない日で200。多い時は600以上ある。

ロケは気持ちの良いところだったが、食事の質と値段と従業員のレベル
など、いまの神戸はこんなものかという感想だったが、人が薄くなって
きている今の関西で贅沢は言えない。

こういったマイルドなクルマ志向、趣味のベクトルをどう見るかである。

東京辺りでは、活発なオフミが続いており、旧車、珍車、ヴィンテージ
何でも来いの集会、イベントが月に複数は行われている。
関西は活気が無くなったのかという、分析はあるだろう。
でも参加者層の、クルマに対する好みやこだわりは深い。

相対的収入の低い関西で、選ばれた人たちと言うより頑張ってる
人々と言えるのではないか。
絶対的なインカムで今は勝てない私も顔を出しているのは、情報や
人間に付加価値を求められており、私にもいろんな質問がくる。

私は成熟や祭りの過ぎた日本で、これからどういう世相が広がり
可能性や達成のある分野を探して、そこに力を入れて行こうと思う。

車齢10年以内のエキゾティックカー達の横で、紺色アルファは懐かしい
時代の空気を連れて来たマシーンのように受け取られた。
バブルと言われた80年後半と90年頭の方の高級車であり、それでも
今のクルマから見れば質素すぎる。

大沢商会に行った思い出や、此処に居る人の中にも新車は買えなかった
という思い出を語る人もいた。
結局こういった中程度の旧車は、ネタにのぼることで生き返れるか、
どうかが評価の対象だ。

関西は想像以上に成熟文化のところなので、前のめりなホビー(オタク)
感覚は敬遠される。そこは突き放して、一見醒めたような道具選びと、
自分を中心に語るのはセンスの無い野暮だと思われている。




一般的に「こてこて」と思われている関西文化圏であるが、実は枯淡な
趣の好きな人は多く、実際にギラギラしているのは東京の一部だ。
町の場のどこを取り上げるかで、比較は簡単には出来ないのである。

しかし関西は活躍の場が小さくなっている。
参加の人たちは普段の暮らしを持っているが、東京から帰って来た友人が
一人来てくれたが、みんな普段は高級車を格納しているのだろう。

ランチも駐車場のクルマ談義も、長過ぎない程度に引き上げはじめる。
一番淡白な集団だから、クルマは脇役で近況のことと馬鹿話が済むと解散。
私は久しぶりに六甲山に登ってみた。



表六甲をケーブル下駅から登って行く。



いつも下り専門が多かったので、上りはなかなかタイトであったが、
75らしい動きをしながら、連続ヘアピンを縫うように走ってみた。

かつて90年代に山上で集まり、若き日の熱情で通った道々も懐かしく
我らはもの思う年齢になった。
思い出の交差点、道路脇の風景、一瞬山の間から見える海。

こんな神戸の風景が、東京でいくらお金があっても味わえないことに
再びみんなが気が付いて、神戸の価値を見直して欲しいと思う。

縦走路を貫いて西宮方面に下りて、宝塚市の長男の所に立ち寄った。
バイト中にケガをしたと言うので、見舞いと、自転車の不具合を
点検してブレーキゴムを一緒に買いに行き交換。
晩飯は友人と食べると言うので、長居はしなかったが大学4年、
もう最後の年は自由なテーマを持ち、過ごすようである。

先日私が開いた勉強会に、実は一番若い参加者として来てくれて
その感想も聞かせてくれた。
私の退職後の4年の変化を、うまく言いまとめてくれたのには
嬉しかった。私は経営者ではないが、これなら跡継ぎを育てることにも
繋がるのではないかと思った。

最後に家に戻ると、北摂の奥から大阪市内に戻る友人が到着。
立ち話と家の中で茶を一杯飲んで軽い雑談をして、この連休は終わった。
私は5年後には、どんな60歳になっているので、あろう。

Posted at 2014/05/07 03:14:24 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | クルマ

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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