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2014年06月24日 イイね!

ラテン路線とほんとうのこと

ラテン路線とほんとうのことアルトが車検から戻りました。
月曜の午後は、豊中市の工場に行って、その前に
阪急の駅前まで工場の人の運転で迎えに来て
もらいます。

人間て信頼と信用なんですが、9割は私は信頼
されている人間だと思います。

でも後の1割くらいは、ウマが合わなかったり、
考え方の基本が異なり、小さな溝が次第に
広がって行くこともあります。

私のファンはおそらくいるでしょうが、どうしても、人により
あることをきっかけに対立したり、ひどい時には悪口まで言われて、
大いに凹みます。

生きるって何でしょう。

深夜や早朝に、心のままに文章が書ける身分は、めぐまれていると
思います。
このみんカラにブログを書く以前は、大変忙しい仕事でした。
人の原稿や写真を集めてきて整理して、どんな表現の見出しをつけて、
体裁を考えて、どんなふうに「言わんとすることを伝えるか」
新聞社の整理記者の仕事をしていました。

人の言いたいことを翻訳して、社会に送り出す仕事をしていました。
そのくせ自分の言いたいことは、間接的な見出しの表現に留まります。
この見出しも間違っていたり、恣意的な誘導はなりません。

私の記事を読まれる方には、マスコミに対して手厳しい方もおられます。
私は良心的な紙面を心がけるだけではもの足りずに、面白い紙面や
表現、大人がニヤリと笑える見出しも、何%かは自分の仕事と心得て
いました。

そういう男が、ある時に会社を辞めて風来坊になります。
家族と友人には、心配をかけないと言いながら、結果的には支えられて
しまっている部分もあります。



心の迷いや気の愁いは、どうしても孤独な中年ですから、持っています。
しかし、やっぱり活字が好きで、こうやって書いて行くことで、いつの間にか
130人を超えるファンも付いてくれるようになりました。

私はそれと、子供のころから持ち物と趣味に強い個性が見られます。
育ったのは普通の家庭だったのですが、もの事の本質に深く入り込み
自分の個性を投影するまでしないと、気が済まない所があります。

それは珍しいfiat850coupeという外国の中古車を、京都の市内で見つけて
28年も乗っているという、普通の人では考えられない辛抱強さがあります。
ライフスタイルを守り通すためには、戦争反対や日の丸のこととか、
例えが適当ではありませんが、そういう路線を敢えて避け、
イデオロギー抜きの強いポリシーが備わった人物です。

私は親の介護のことで、少し親族と揉めていますが、私の方に非が有ると
ずっと言われ続けているのですが、実はなんでこんなに苦しいのか、
ようやく思い当たったのは、このライフスタイルに対していちゃもんが
ついているのだと、思い当たりました。
そんなものは要らないと。言葉でない圧力です。

夜が明けたらまた戦争が始まります。大袈裟だと笑って下さっていいです。

でも少しラテンで、軽妙に生きて行きたい。
そんなものは社会的に、立派な功績を残している人や、名誉的な評価の
出来事の前では紙切れより軽い。
一般人からすれば、目に留まらぬことでしょうが、私はそれを守り抜きたい。
それは、感性に近いもので、感性の判らぬ人には到底判りっこ無い。

私のことを「爽やか」と言ってくれる人は、判ってくれている方だと思います。
とくに実際の女性の中には多いと思います。
世の中の、男の中には、「こだわり」と「カンチガイ」を混同する人もいて、
そういうタイプは頑固や意固地を「正しい」と思いがちです。
特に右翼系の人には、多くいてると思います。

だから私は「こだわり」という言葉を多用しません。
微妙な部分で一枚も二枚も大人の感覚で涼しい顔をしている、そんな人間は
どこから生まれてきて育ったのでしょうか。

たぶんそれは、地方と都会をよく往復するので、洗練とか、都ぶりという
言葉には体質的に反応するのだと思います。

京都の文化に放り込まれたことも大きいと思います。
垢抜けない思想や、言動は嫌いなのです。
学生時代に九鬼周造の「いきの構造」という岩波の文庫本に、大学生協の
書籍部で出会いました。
難解な本ですが私をとらえました。

「あだ」とか「つや」とか、そんなことと、「いき」と「野暮」の対比の
概念を哲学的なレベルまで昇華させた東洋の奇書です。
ここまで書くと、私が一番嫌いなのは、野暮だってことがよくわかるでしょう。
また「上方」と「江戸」の文化の色と匂いの違い。
「いなせ」とか「粋」と書いても、「いき」と「すい」は違うのです。
どちらかというと粋人で居たいのです。



私は一台のイタリア車を、哲学的観念で乗っているような変人です。
でもこういう文を読んで「なるほどなあ」と思ってくれる人もいると
思います。
それは25年前には考えられないことでした。
現実の日本国内の文化の深化というのは、そういうことなのです。
わたしがもしこだわりという言葉を使うとするなら、その一点。
持ち物などにこだわるのはどうでも良いのです。

ほう、面白くなってきているんだ。そういう感性を共感して欲しい。
「失われた20年」なんて経済でしか物事を見ない人の意見でしょう。
私はこの素晴らしい東洋の島の国の中で、天然事象や風水災害や、
人間が起こす様々なことを、ニュースレポートリレーの一端を担いながら、
ときどきふと、「今はどんな時代なんだろう」と考えて生きてきました。

これからも深刻なテーマであっても軽いタッチで扱おうと思います。
明日からの修羅な身の上のテーマにガーンとぶつかって倒れそうに
なっていても、どこかで私の記事を見ていて下さい。
私の真実は、どこかに書かれているのです。

Posted at 2014/06/24 02:32:34 | トラックバック(0) | 思うこと | クルマ

プロフィール

「ビッグモーターから残クレアルファードまで http://cvw.jp/b/176891/48584333/
何シテル?   08/06 05:00
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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