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2014年06月26日 イイね!

アベノミクスと自動車趣味の影響

アベノミクスと自動車趣味の影響

僕は今、
このことについて考えている。

実はもうバブルに近いことは
起きかけて
いるのではないかと。




相変わらずお金のない仙人のような生活を、送っています。


そういう岸辺から、社会で言う困窮も見ているし、都市の周辺や
中心部で起こっている高層建築の需要は、とんでもないミステイクなのか
それともある程度の計算された社会設計の一部で間違いないことなのか。


アベノミクスは、構造的な計算された社会実践でなく、単なるムード喚起で
中身は全くないと言う、学者の意見もよく聞きます。

しかし経済のことは、誰が分析しても難しくて、終わってみてから「あれは
なんとかだった」と名状する。これがいつもの普通のパタンです。

私も懐疑的な性格ですが、一コンシューマーであり一市民です。

この2012年12月以来の1年半で、株価の上昇と為替の変動がありました。
株価は株式会社を名乗る所に大きく益を与え、これが今の政権の自信に
繋がり、国家概念が嫌いな人でも、少し良い気分になりかけている。
そんなところではないでしょうか。

私は、社会のトレンドとは距離を置きますが、全く別のベクトルで
益も損も無視しているわけではなく、成長する分野と、1次2次でなく
3次くらいに面白くなって行くであろう分野に興味がいつもあります。

20年以上前に、今で言うヴィンテージではなく身近なクラシックカーに
エネルギーを傾注したのは、浮いているようで、最初はそう見えても
後で見ると、「ほう」と思われるような時代の先見性に、自分の重きを
置きたい訳です。

日本の自動車社会で25年の間に一番進化したのはテクノロジーか
販売の戦略でしょう。
一方一番深化したのは、旧車やヴィンテージ、ネオクラシック含めた
20世紀の後の方にマスプロされた、世界中の自動車に、分類タグが着けられて
だれでも「評価を理解」できるようになったことです。



お金のことを口にするのは日本人では軽侮されやすいのが、変わってきました。
それは国際社会化の避け難い欲求なのでしょうが、趣味性の強い(高い)
クルマに乗るもしくは乗り続けることの意味が、2012年以降に変わって
きているのではないか。今日はそのことを説明できないか、考えてみましょう。

なぜこんなことを書く気になったのか。
それは皆さんのブログを5年間読んできて、今年に入り気力が衰えたり
方向性が変わってきた人が多いからです。
その原因をあれこれ考えました。

雑誌の廃刊や衰退が顕著になり、近年みんカラと言う最大の自動車SNSに
移って来る人が増えました。
世代的には1960年代ー70年代生まれが圧倒的で、80ー90年代生まれは
彼らの半分以下の数字では無いかと思います。

僕は最後の50年代1959年生まれですから、今年で55才の定年世代です。
昔ならばです。それだけ頭が固い年齢層に入りかけていますが、文章を
書く時はエージフリーな気分で生きて行けるので、調子乗りな日もあります。

おそらく皆さんが元気が無いのは、クルマ社会の趣味の位置づけが徐々に
変わってきているからでは無いかと思うからです。

私がクルマ社会(文化)に興味を持ったのは1970年の小学校5年のとき
でした。
転校先の小学校の廊下の窓から国道がよく見えて、「あれはセリカ、
今度のはギャランGTO、」と出たばかりの新車群を、次々言い当てる
クラスメートが一人いて、彼の口授の面白さに取り憑かれました。

正確にいうと、当時は1年ごとにトレンドが変わるのですが、大阪で
万博のあった1970(昭和45)年は、セリカとGTOが出たように
(あと最初のフェアレディZが44年秋に出た)スポーツカーからスポー
ティーカーに変わる区切りの年でした。
山口百恵から松田聖子に時代が移った1980年のようにです。

73年暮れの石油ショックまでの時代は、公害対策前夜で、最後の古きよき
国産車時代でした。石油ショックのあとは国産車は、燃費と公害対策に3、
4年取り組んで、ニューモデルは暗黒の時代でした。
スーパーカーブームは77年頃で、日本人は世界や外国車を全く知らない。
だから驚異であり、宇宙から来た乗り物にチュウニたちが興奮したのです。

当時はまだプロレスとプロ野球は「興行」の時代で、60年代に終了した
1969年までの「日本グランプリ」などの日産ートヨター外国勢
(滝進太郎のタキレーシングチームなど)は、今の時代のモノの見方なら
「あれは『興行』の世界だったんだな、」と理解が及びます。



そんな時代の流れは1980年代に入ると、日本人に自信がつき過ぎるくらいに
うまく世の中が回ります。
ソニーのウオークマンやニンテンドーのファミコン等。オリジナルの電気
機械技術は外国人の発明ですが、日本人が「魔法の杖」を持っていた。

その頃の私たちが20代で、団塊世代が一番元気な30歳代。
本当は戦前生まれの技術者が苦労して、日本車を国際級水準に高めてくれた。
世界中を快走するジャパニーズカー。
アメリカではデトロイトでやっかみ、排斥運動が起きたほどでした。

で、おそらく皆さんの自動車に対する考えの確立が、このあたり。
「NAVI」の創刊した1980年代で、知識をどんどんつけ始めて、
白いソアラか、変わり者はいすゞピアッツアに憧れて、爆発的にクルマが
売れ始めます。

日本人は1家に1台を達成して、1人に1台の夢を見ます。
自動車雑誌は人さえ居れば作って売れたと思います。当時普及の達した
コンビニで雑誌を売ることが成功のルートにもなりました。
1985年から日本の社会は、コントロール出来ないくらいお金がほいほい
流入して、不動産中心にバブルが起き、美術品や珍しいヨーロッパの
ヴィンテージ車にも目が移るようになったのです。

この辺りが価値観の成長期だったのではないでしょうか。
なかなかアベノミクスまで、話が到着しませんが、取り敢えず前段を
終了して、後半に続きます。






Posted at 2014/06/26 13:23:25 | トラックバック(0) | オンザカー | ニュース

プロフィール

「変わり行く年に〜2025〜 http://cvw.jp/b/176891/48571345/
何シテル?   07/30 07:43
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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