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2018年02月12日 イイね!

極端と放縦

極端と放縦中国人の観光客が大阪にたくさん押し寄せて
買い物に興じている風景をよく見る。

彼らの強みとはなんだろうか、ある時に考えたのは
層の厚い中間層の存在かと気がついた。










かつては日本も総中流時代と呼ばれて、生温いと批判はあったが
国民の多くは幸せに包まれていた。そんな気がするのは、まだ自己責任論が
これほど目立たず、そういう意見の主が少数派であったからだ。

若い人が自動車に乗らなくなった。
その裏返しを考えることにする。
何で若者は車を欲しがったのか。

車に乗ることの利便性や、憧れの充足度(現在でいう「リア充」と重なる)、
あとは物理的要因で、家が狭く、クーラーが無い、個室も少ない等、
異性との出会いや交遊目的、これは大きかった。



現代社会は車が無かっても生きて行けると言う文句はよく聞かれる。
確かにそうだが、論理とかロジックって、一方通行で考えるとよくない。
反対から見たら「クルマってこんなに面白いものか」という発見もあるだろう。

今回のタイトルを考えたときと、今書きかけている時間に、少し時差がある。
「極端」な社会は、皆んなが同じで何が悪いと言う切り方。
「放縦」とは自分勝手なときによく使われる。

中流社会の出現は、「よくできた民主主義」だった。あの時代に文句ばかり
言っているのは一部のひねくれた社会評論家と、時代からずれ落ちている
「活動家」くらいだったのではないか。

しかし私も中流の空気に浸かっていたのに、やや批判的な方であった。
自動車の世界は、どんどん便利になり、要らない機能もいっぱい着いて
コストも量産で下がり「皆んなが幸せ」な社会が続くようになった。

なのに今はどうなったのか。
自動車メーカーは、米国のビッグ3が資本提携から買い占めに移り、失敗し
一度破綻した。

そこからいろんなことがおかしくなった。




「生き残り」の時代がきた。
死に絶えた恐竜には誰もなりたくない。
残るためには「ブランド 力」と、プレミアム性(もしくは「感」)の方向を目ざさ
なければ大変だ。

これはクルマの世界だけではなくなって、会社で働くサラリーマンも、
本屋に並んでる雑誌の世界まで、「右にならえ」になった。

私は約10年前に、サラリーマンを辞めてしまった。
収入が無くなり、当初はクルマも最後の預金で複数維持したが、
昨年ついに一台体制に、思い切りバックして、今に至る。




さて、

21世紀も、そろそろ20年が過ぎる。
自動車とか、カメラというのは20世紀で「最も面白かった発明」ではないか。
実際の登場は18世紀の終わり近く、産業革命からそう遠くない時代である。

20世紀は「生活革命」の時代であった。だから皆んなで、大衆の単位で
生活の夢を見られた。
悲しき戦争が2度世界を覆い、1945年に終わった方は、日本もこてんぱんに
巻き込まれた。

産業革命が無かったら、世界大戦は起こらなかったであろう。
人類は大国の影響を受けたり、宇宙を目指したこともあった。

でも人間の生活単位は「家」という囲いのある空間に住むようになり、
それから何千年も、そう本質は変わっていない。
寝たり食べたり、セックスをして子孫を作ったり、である。

20世紀は走る空間であるクルマを持つようになれた人が、
最初は富貴な貴族から、最後は庶民にまで拡大できた。
選挙とか民権に近いようにも思える。

今後は僕らの好きな「自動車」はどうなっていくのだろう。
僕は「進化」にも抵抗するようになり、新しいクルマを乗らないようになった。

大衆の「車離れ」と似ていて違うのである。

あたかも産業革命の初期に、紡績機をぶっこわしたラッダイト運動に参じた
人に、通じるものがあるかもしれない(笑)。



(写真は「ニューイヤー」参加のため東京を目指した一日目、上りの風景です)
Posted at 2018/02/20 13:32:19 | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「「自動車趣味人」38号に取り上げていただきました。」
何シテル?   06/14 14:37
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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