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2018年12月15日 イイね!

昔のオーディオで遊びたい

昔のオーディオで遊びたい






Facebookは偶然の知識や情報がよく入って来る。
日本の社会では、なんか住みにくいといつも感じる私だが、
海外の生活を見ていると、全然気にしなくて良い。

今日はハンガリーのレトロもの好きな人たちの集まりを見ている。

私はオーディオが若い頃、とても好きで、自分で下宿屋の奥に捨ててあった
ステレオ装置を改造して、聴けるようにしたり、金が無いなりに
部品を日本橋や、京都の新京極南で調達して、整備して遊んでいた。

きょうは35年くらい昔を思い出して、考えて書いてみたい。


日本人の、今の私。50代後半くらいの人たちで集まると、
オーディオは『自慢』ばなしになりやすい。

「マークレヴィンソンのなんちゃら」、「JBLの何番を持っている」。。。

そんな話は、嫌いではないが、その段階で貧乏エンスーの私は、
大勢の話に、付いて行くことに、気後れが始まる。

私は貧乏だから、自動車趣味の歴史は長いが、同じような気分をいつも
味わう度に、メインストリームから、常に逃げて隠れていた。


貧乏だから、ホビーや趣味をやっちゃあ、いけないという法はないが、
今の日本。極端な新自由主義やら、自己責任で、ビンボー人は
麦飯でも喰って、焼酎でも飲んで、寝とけみたいな空気が強い。

あれが「嫌」なんである。

ビンボー人が全部無教養で肉体労働ばかりしている訳ではない。



古いオーディオ装置を私も30年以上愛用している。

若い頃は、整備状態が良くて、良い音を出していた。

これを新製品にリプレース(置き換え)するのには、今は適当な製品が薄い。

それに出す何万という金も惜しい。

90年代〜2000年代初めは、日本の家電会社も殆ど残っていて、
海外に工場を転出させて、オーディオは一気に安くなった。

しかしその頃の製品は、故障すると、修理に出しても、直って来ないものが多く、
失望させられることが、多々あった。





今はその頃の頭に来た時代も終わり、家電メーカーは国内は終わったような
時代である。
残っているのはソニーとパナソニックくらいだろう。

それと日本では、高齢化社会の進み方で、その裏面の部分から、
断捨離だとか、ゴミ屋敷といった話題が、よく眼に飛び込んで来る。

昔は新聞とテレビの毎日だった。1970年代から80年代は、それで世間は
回っていたし、ネットが無い時代は、世間から取り残された人の例もあったが、
おせっかいな、ことはあまり言われずに、ほっとかれたことで、
静かに気楽な生き方も出来たのである。


今の私たちは、パソコンというビジネスの土台に立たされて、さらに
携帯電話が、次々と世代が代わり、スマホのようなものに、生活を脅かされて
追い立てられてはいないだろうか。4Gだ、5Gだと爺爺うるさい。

なんてことばかり書き始めると、ボヤキ漫才だが、
ちょっと話を元に戻して、オーディオはソフトとハードの融合した趣味である。

ハード面の進歩や進化は、80年代に、レコードがCDに変わった時の変化が
大きかった。

その後の変化はあれど、テープがMDに置き換われなかったように、中途ハンパ
な社会変化で、
まあ、昔の装置で聴いていようと、「いけません」を言って来る人はいない。

この点は、クルマの旧いの以上に気が楽である。


今後の、老楽(おいらく)時代を過ごして生きる趣味には、昔のオーディオを
できれば自力で復活し、再生して遊んでみたいと、近年再び思うようになった。




ここまでは、導入部で、提言や、呼びかけみたいなものなのだが、
実際にどうやって、趣味やアソビは、回していくかである。

こういう時にいきなり、偉そうなことをいう人がいる。あれは、いけない。

日本の怪しい偽インテリ層の腐ったところが、とても人たちの志を傷つけるし
大して判っていない人が、さも判ったように言うのは、一番害毒が大きい。

私も気をつけるべしだと、肝に銘じる。

しかし、ポンコツ再生で、自動車ホビーが花開かなかった背景は、
リサイクル法とか、社会背景の誤認、ミスが大きいが、お役人的あたまの
人には、夢やアソビの気分が薄くて、あれはいけない、これもいけない、
それが人々の、「やってみたい」願望を、随分冷やしてしまっていないか。



私は今の日本の空気は「水清くして、魚棲まず」だと思う。
若い人や子どもが、手作りの遊びをしなくなり、久しい。
実際に手が汚れたり、手を怪我するような、作業を全くしなくなったが、
半田コテで、火傷はすることもあるが、手を失うようなことは無いだろう。





オーディオ装置なら、蓋をあけて、中の構造を見る。調べる。理解して考える。
そういった子どもの頃からの癖は、今でも直らないが、パソコンをばらすことは
近年減った。

こういった日本時間の流れは、日本人の想像力や、発想の変化に繋がり
近年の国力の衰えから、社会空気の情勢のなかで、根強い「諦め感」に
繋がっているように思われる。



お金の無い人が、手作りでアソビをどの程度まで、構築、再構築できるかで、
今後の社会が明るく変わるまで影響があるであろう。


だから私は、ぼちぼちと、次の指針を始めたい。
あちこちの家で眠っている古いオーディオ装置を、整備したり、
音楽遊びを楽器演奏のレベルに、フィードバックして「三位一体」の音楽
を聴く、演奏する、ソフト以外のものを集めたり、直したり。

そこまでいくと周辺社会の裾野が広がって、趣味は社会の基盤に近くなる。

自動車分野が失敗したテツは踏まないで済むことであろう。




孤立無援でも、趣味は内面の世界だから、コツコツと続けてやっていければ、
もしかしたら、花が咲く日もあるのである。


Posted at 2018/12/15 08:51:38 | トラックバック(1) | 趣味とホビー | 趣味

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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