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2020年04月21日 イイね!

アンザイエティー anxiety

アンザイエティー anxiety










緊急非常事態宣言が7日に出て、2週間の目処の途中経過の日を迎えた。
まだ全く収束の見通しは、経っていなく、いろんな憶測が有るがここでは
避けておく。


この間に非常事態は全国に広げられ、被害の判る商売の人対象から
全国民にお金が出るような流れになった。

みんなコロナ疲れがひどい。
それと自由を制限されることが、これだけ肉体以上に精神を苦しくさせると
考えていなかったのではないか。

1年前や数年前が懐かしいという気持ちの人も多い。

私も実際は、家に殆どいるので、しんどいが、まあこんな時だからと
普段しないこと。古書を読み耽ったり、捨てずに置いていたカセットテープの
音楽を、一日中聴いている。




それにしても、と思うのは、原油が価値がゼロになったり、経済界のすぐれた
経営者であった日本電産の永守会長のような人が、「これまでの考え方は
すべて間違っていた」というような、びっくりするような発言をしたことに
連日驚きを通り越している。


しかし、これまでの欲望肯定や追求型の社会は、90年代末から、だんだんと
だんだんと変わって行く姿が見えていた。経済界も、このままでは1989年の
社会主義圏が崩壊したような断末魔になるんじゃないかと、思っていた。

話は変わるが、私は一度も新車を買ったことがない。
何故かと言うと、クルマは既にあるもので充分楽しめるし、中古は第一に安い。
だからクルマは大好きだが、新車販売に貢献することなく、我が道を歩いて来た。

そんな自分の生き方は、何ごとにも一度考えてから取捨選択、広告や宣伝に
共感はあっても、踊らずに、自分の信念というか、考えてから要るものと
欲しいものに分けて、順序を決めて、プラス財力の範囲で生きて来た。


50歳からは一人暮らしを始めて、コンパクトな経済に替えてみた。
年収も大きく下がったが、先を見据えて、子どもらの自立までの協力は
したが、私は世の中の流れを、距離を置いて、安い値段でオンボロ家に移り
そこで冷房もなく、自炊中心の暮らしに切り替えて行き、クルマ煩悩も
かなり冷めたが、1台だけの暮らしに、勤しむことにした。



みんなこの先の人生に不安だろうし、これまでの生き方に疑問だらけだと思う。
でも私は10年前に、考え方を180度近く方向転換してみた。

当初は「世捨て人」とか心ない言い方を言う友人もいた。
私も言われることは本意ではないが、自分の考え方に共鳴出来る人は
そう多くないと思っていた。

その10年前の、決心や決断は、当初は不安だらけであった。
オンボロ家で一人で生きていくのを始めた頃は、寝ている時に、それ以前の
暮らしを思い出して、目が回り、パニック寸前な気持ちで、寝汗を
びっしょり掻くこともあった。




2010年からの10年間を振り返ると、悲しいことが3つあった。
姉が先に死んだこと。母が死んだこと。それと、信じていた妻から離婚を
切り出されたことである。
お金も渡していたし、子育ても一生懸命一緒にやった。実はこの10年
全く浮気もしていない。

それでも林住期(五木寛之の本で青春期、家住期の後に来る季節)になった
パートナーが自由になりたいというのなら、認めてあげるのが大人の男だと思う。


というわけで、私は完全にアローンとなった。
数年前にはお金のことで、随分も苦労はした。しかし長年乗っているフィアットは
残しておいた。

今、3月末で退職して、次の仕事は決まっていて、夏から働く予定である。
本当なら、これまでの悲しみにさようならして、イタリアでも行ってきたら
良かったが、世の中には皮肉な巡り合わせもある。私は皮肉なものだと思うが
不幸とは思っていない。

今回の世界を揺るがせるような伝染病の流行。私も不幸にして命を落とすかも
しれない。だが今日も生きられて、メシを食って、味も美味しいと感じている。

アンザイエティーというのは、先が見えない不安のことである。






ここでこの記事を終わっても良かったが、もう少し書こう。
暮らしの将来が判りにくいから、自分の命を、賭けの対象にするような、
先物取引みたいな人生の青写真を、私は避けてきたが、これまでは
肯定する流れだったし、それは次第に拡大して、お金が安易に流れる
(借りれる)ような仕組みになっていた。

その近代社会のあり方が、根本的に問い直される。と思う。
新築のタワーマンションに、現金で買えて住める人はあまりいない。
私は無理である。
今後は無借金で生きて、今までに作られたものや、社会に残っているものを
(再)利用して、コンパクトに生きていく。
それと、モノを持たない生活ではなく、最低限のストックを無借金で持ち、
高過ぎない欲求と、抑制された願望の中で、自己実現しながら、暮らしを
営んで行く。
そんなやり方が、主流とまで行かなくても、見直されていくのではないか。

Posted at 2020/04/21 05:29:21 | トラックバック(0) | 思うこと | クルマ

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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