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kotaroのブログ一覧

2010年07月22日 イイね!

明け方の風

明け方の風窓の外から、涼しい風が入ってきている。
昭和4年の長屋に暮らして半年足らず。
人が住まなくて数年置かれていた家にも、
暮らしの気配が入り
洗濯物干には、朝顔が蔓を伸ばし、
軒からは、簾が揺れている。

退屈なこの時代に、退屈ではない人生を
送ろうと思っても
みんな、生き方を諦めながら、適度な収入に
さえありつけずに、
敏感な若者は、悲観ばかりして生きている。

でももっと考えて考えて、考え抜いてみたら、
現代の哲学者に、なれるかもしれない。
ソクラテスだって、李白,杜甫だって、日本の西行でも芭蕉でも
みんな,生きることに疲れて、悩んで、その中から
真実を見出したのではないかな。

燃えるような暑さの日にも
朝の涼しい時間がある。
夏の朝の爽やかなこのひととき。
きっといまは、イスタンブールの宿の屋上に
パリの裏路地の小窓に
タイのバンコクの、水路を行く小舟の上にも
きっと、幸せを願う人々の希望があるだろう。

それでいいのではないだろうか。
朝の風に
吹かれる心地よさに
夏のひとときを思う。


写真は、9月のイスタンブールの霧の朝
Posted at 2010/07/22 05:51:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 古家ぶる~す | 暮らし/家族
2010年07月19日 イイね!

高嶺の華

高嶺の華高級車といえばフェラーリ。

メルセデスがこれだけ多く見かけるようになった21世紀でも、その「有り難み」は、地に落ちることはない。

2ドア、2シータークーペの美しさは、多くの自動車乗りを長年、魅了してきた。

しかし自動車社会の価値観は、大きく揺らいできた。中でも燃料の消費量は、これまで小型車の選択ポイントだったのが、ハイブリッド車の時代になり、高級車のセールスにも積極的魅力の一つになったからである。

金持ちの車は、維持費面でのガソリン消費量より、社会的印象でその車が合致しているか、最近は、そちらの方が気になる。

高級車がひとり贅沢する陰で、出来ないものの感情まで、価値の中に組み込まれてしまった。おそらく、インターネット世界の発達が及ぼした影響の一つであろう。

私は、価値観と言う座標軸を絶対的に捉えず、むしろ相対化することで、今日まで自由に生きてきた。

よく「高値の花」と誤記されるが、本当は高山に咲く希少な植物を表していう、もったいないものを指す表現なのだ。

ハイソなんて気安く言わないで欲しい。
Posted at 2010/07/19 08:17:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 思うこと | クルマ
2010年07月16日 イイね!

祇園祭の夏

祇園祭の夏5時過ぎに、仕事を終え、京都行きの電車に乗った。
今日は宵山。昨年に続き、祇園祭を見に来ている。

長い間、この祭から離れていた。心境が変わったのは、昨年の夏、偶然京都に来る用事があり、夕暮れまで暑さをやり過ごし、祭を見たことだろう。
そして一時期の忙しさから離れて、時間が出来たのと、30年間の隙間を埋める、不易が欲しくなったから。
もう一度、やり直すこともないが、しばらくは、この祭を楽しんでみよう。
Posted at 2010/07/16 22:35:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | モブログ
2010年07月13日 イイね!

高雄の雨から

高雄の雨から参院選挙の日、第2日曜日は京都の高雄サンデーミーティングだった。
今回は先月に続いての参加。
そして2ヶ月続いての雨模様であった。

前回と同じ顔ぶれ、知人のリトモアバルト、その友人のウーノターボ、
素のランチアフルビア1.3など、天候といい、先月のシークエンスのよう。

トラブルは、一部の車が帰り始めた頃に起きた。
リトモの主から携帯電話に助けて欲しいと連絡が入ったのである。
行ってみると、エンジンはかかるが、動力が伝わらない。
ギアを中立にいれて、サイドブレーキを下ろしても、下り坂なのに
車が下がっていかないのである。

結局救援を呼んで、リトモは運ばれていった。
その後のやり取りからして、デフかミッションが逝ってしまっている可能性が
高い。

それにしても、まだ8万km台のごく綺麗なクルマである。
そんなに簡単に死ぬ部分だろうか、というのが私の感想である。
私は今まで、古い車中心に乗ってきたが、ミッションとエンジンは壊したことが
ない。

臆病なのでレース活動はしないが、私の運転は、旧車でもかなりペースは速く
高速では左レーンをキープして、追い付いた車はほぼ必ず抜いている。
それでも、エンジンは車で言えば心臓。ミッションは背骨や重要な関節だろう。
手足の一部かもしれない。
回転は6000までは、しょっ中回すが、音を聴いているので、何かは守っている。

長くつきあう車たち。5年以上は普通に乗る。
ギアが入りにくい時は、無理しない。
好きな女性のことだと思えば、無理しいと出せる性能の限界は、つきあう程に
わかってくる。
タイヤと踏ん張れるカーブスピードもそう。
グリップのいいタイヤにすると、車体が疲れる。
乗ってる人間がしんどいなら、これはクルマもしんどい。

そうやって、クルマを知ることで、愛情を持って、つきあえば、
クルマは裏切らない。





Posted at 2010/07/13 22:06:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ
2010年07月10日 イイね!

僕の大好きだったオペル

僕の大好きだったオペル長い長い輸入車の歴史の中で、のんびりしたペースと、上品な顧客で、幸せの象徴だったようなメーカーがある。

それが西ドイツ時代のオペルだと思う。

オペルは、近年のGMとフォードの覇権戦争の一端で、ものすごく傷ついた。
悲しかったのは、オペルがプレミアムブランドになりきれず、ぼろぼろになっていったことだ。
そんな会社じゃない、と多くのオペルファンが離れていったことも悲しい。

西ドイツのクルマは、質素で、質実剛健で、シンプルな室内。ちょっと固めのシートに座れば、「はい、使ってください」と言わんばかりに、素直に飛び込んで来る機器とメーター類。

少し気難しいイギリス車。奇妙?を平然と押し通すフランス車。官能的であるが、いい加減も魅力なイタリア車。そのいずれとも異なり、勤勉だった頃の日本人の憧れ的な、よき国民性が前に出たゲルマンのクルマだった。

オペルの古き良き時代のポスター写真を掲げておく。
家庭的で、やや中産より上の生活層の暮らしとは、こんな風だったのではないだろうか。


Posted at 2010/07/10 22:43:47 | コメント(3) | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ

プロフィール

「やっぱり。言わんこっちゃない。「トヨタ、センチュリーを独立ブランドに クーペ開発でラグジュアリー市場拡大」https://x.com/i/trending/1977788758218219921
何シテル?   10/14 09:32
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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