• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

kotaroのブログ一覧

2011年04月12日 イイね!

シャカイ主義とシホン主義

シャカイ主義とシホン主義この頃の日本はいい国になったと思う。
成熟という文化の度合いからいって、欧米の歴史の
長い国と肩を並べる部分は、多大にあるからである。

とりわけ私は、芸術という有り難い物を、そのまま有り難い
といって、論評する気にもなれず、どちらかというと趣味の
分野で、もの事の発達や展開、趨勢を見るのが好きである。

自動車の趣味については、「みんから」のように本職ジャー
ナリストも出てくるブログ共同体に、偉そうなことを書くのは
ずっこけ必至なので、直球の評論なんて絶対書かない。

私は変化球と癖球で、のらりくらりと日記を綴るだけである。

きょう書きたくなったのは、四国の盟友ショウタン氏のクルマ
来歴を見ていて、なるほどと思う部分に感心したからである。

フローリアン→オペル1900GT→TR7→フィアット850S

いま赤い跳ね馬3台態勢の方が、かつてこのような珍しい車
ばかり乗り継いでいたことに釘付けになった。


今、車に乗り始める人は、幸せな部分でいうと、わりあい
先入感などの、変な苦労が少ないと思う。
昔はトヨタと日産以外の車を買う人は、結構苦労があった。
「えー」と思うでしょう。
マツダや三菱を買う人は、何か理由があったり、ホンダは
冒険で買い、「失敗した」という人も結構いた。
いすゞの車を買う人っていうのは、よっぽど通か変わり者。
普通の教養ある大学生が「◎●の車を買うなんて、信じら
れない」なんて、今なら問題発言だがそういった、差別に近い
偏見も非常に強かったのである。


どうです。オペルから850Sへ到る道筋。まさにスポーツカーの
裏街道を行くという、司馬先生も行かない秘境の山道。
私はすごく羨ましく思っているのである。
おそらくは整備と維持に苦労されたと思うが、その苦労は現代
社会が失ってしまった、大切な物のように思えるのである。

それにしてもフローリアンやTR7に乗られてたという貴重な体験。
そして今の華やかなラインナップ。少し的が外れているかもしれ
ないが、私は社会主義国からアメリカに渡って成功された人物の
ように、つい感じてしまったのである。

ホントに失礼な記事と思われたらお許しくださいといっても、もう
書いてしまっているが、20年ほど前は、社会主義圏という世界が
残っていて、別の価値観体系と小宇宙があったのである。

そういう国では前時代の車が営々と作られ、資本主義圏から
みると、何とも古くさーい、レトロな車が生き残っていた。
RRシムカがそのまま再現されたようなチェコスロバキアのシュコダ。
東独のトラバント。食パンのような四角いセダン、ポルシキーフィ
アットの125。そして旧ソビエトのジグリやラーダ。
ルーマニアにはこの間までルノー12を近代化したダキアも残っていた。

日本で言う失われた20年の間に、これらの東欧の諸国も少しずつ
西欧化され、時代遅れの車たちは、ほぼ淘汰されてしまった。
それはフランシス・フクヤマの言う「歴史の終わり」の一説であるが、
旧共産圏が歴史の中で行った実験は、すべて否定されるのかと
いうと、私は再評価すべき点もあると思う。

また話が固くなりました。
趣味的に見ると、旧社会主義圏の車は面白い。もの事を一方から
しか見ないと、駄目な物に決まっているが、この趣味の観点で
もの事をみるということは大切で、一日では育たないし、じっくり育つと、
彼岸と此岸のことがわかってくる。

大切なことは、違う価値観を持つことで、ものは全く新しく見ることが
できるし、世界は一色の色だけで語れないということだ。

ときどき妙に、社会主義があった頃が懐かしく思えるのは、快適の裏側
にある禁欲的なものが、人間は案外、本質で好きなのかもしれない。
Posted at 2011/04/12 06:07:51 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ
2011年04月10日 イイね!

フォークソング部入門体験

フォークソング部入門体験昨日の夜、大阪のT市の商店街の中にある、スペースで
月に一度の、ふぉーくろーという催しに顔を出してきました。

500円の会費を払い、順番でギターなどを持ち込んで歌をうたうという昔の歌声喫茶みたいなものでしょうか。

私は中高生時代は、性格がねじまがっていたので部活をしませんでした。
大学に入り、下宿することで時間が余るため、初めてサークルに入った手合いです。

音楽は子供の頃からずっと好きでしたが、人前に出て上手く表現できないと
自己嫌悪に陥るタイプ(ヤナ子だね)でしたので、家の中で弾いているだけ。

大学ではジャズ研に行きたいが実力がないし、軽音も、ロックもフォークも逡巡し
結局普通の文化系に入部しました。

50才過ぎてやりたいことやるぞー、と言ってもお金も大してありませんが、
紅顔の少年は厚顔の中年になってしまい、このままじゃイカンと思い
社会活動やボランティアなどを、30年の社会生活で得た技量でこなす
この頃です。

ちょっとカタイ内容になってしまいました。

昨夜の集まりは、参加したのは2度目です。人前でギターデビューすることの
恥ずかしいこと。上手く歌えないのは当たり前。ちょっとまた悪い癖で落ち込み
かかりましたが、何とか気持ちを変えて、2順目も歌いました。

中高年の男女中心とはいえ、駅前でギター弾いてる若い人、カントリーのアメリカ人、
小唄のおばちゃま、シャンソン歌うマダムとこれは面白い!さすがは国際的な
北摂の都市ですね。

実は昨年知り合った男女共同参画センターの同世代の女性を誘ってみました。
彼女は仕事の一端的な役割と、かつて学生運動をやっていた硬派な一面もあり
フォークソングの背景的なものに関心が強いので、来てくれました。

51歳の若隠居として、老後の余技になれるか、この道も努力と奥が深そうに
思えました。
最初に誘ってくれた駅前のカントリーバーの60代マスターに感謝です。

ちなみに私が選んだ曲は、田山雅充の「春うらら」
2順目が、由紀さおりの「ルームライト」です。
Posted at 2011/04/10 10:13:59 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | 趣味
2011年04月09日 イイね!

慎重居士と自由恋愛

慎重居士と自由恋愛車に乗れる、買える、走れるってことは、多層な意味を含むものであるが、実はけっこう凄いことで、この喜びを知らない、若い世代が増えているということは、表層的に捉えられない「何か」が変わり始めているのだろう。

ところで、車を次々買うということは、今の時代でも非常に冒険だと思われている。
最近(昔の)B級スーパーカーの面白さに、ハマった友人の快挙、もしくは怪挙について考えてみよう。


まず私は、もの事の本質を、「オモシロイかどうか」で、見分けようとするきらいがある。
ちょっと無責任だが、判りやすい説得だと受け取って欲しい。
それは、面白くないことを、我慢するのはからだに悪いと長年の経験から知っている。
反対に面白いことなら、誰でものめり込める。ギャンブル、賭け事、お酒、女。
昔から「飲む、打つ、買う」といい、男性を滅ぼす三悪の誘惑について語られてきた。


さて前置きが長くなったが、私も車を一時期は4台くらい持っていた。
みんからの世界では、もっと数では上の人もいるであろう。
伊仏英独の中古車を、取り替え、乗っていたが、1日のうちに右ハン、オートマ、ミッション、左ハンドルと乗り換えていると、とっさに体が、操作を間違えそうなこともある。

なぜそんな面倒くさいことをするのかと聞かれても、野暮である。
本人が車との会話に夢中になると、次は何に乗りたいと夢想は果てしなく広がり、この車はどんなシーンに似合うかとか、それを考えるのが実に楽しくなる。
私もRRのクーペ、FFのコンバーチブル。FRのセダンを同時に持っていたことがある。

こういう、車に次々手を出すという行為は、最初に戻って、買える資産と運転する体力に、車のことを理解する知識と、頭脳が兼ね備わった時に実現するものである。

18歳か20歳くらいで車に乗り始め、ピークになる時がどこかである。
最初からそんなに収入がある訳ではなく、人によっては禁欲的な時期が長く続くこともある。
私は30代半ばから40代いっぱいが、この煩悩期であった。

そして、念願の車に手を出す。 スーパーカー世代という40代中後半世代が、その
中心に居ると思われるが、最後は「あがり」の車というのがある。

私は以前は、ベンツかボルボだと思っていた。でも最近はフェラーリかポルシェが
スポーツカー乗りの到達点だと思う人も多い。
それはまだ、オーソドックスで平凡な幸福追求だろう。


それまで慎重な人生を送っていた人が、突然女性に狂って、自由恋愛に目覚めることもある。

きっとその瞬間は、誰に何と言われようと、その瞬間を支配しているのは理性でなく、感情なのである。
ああパッション。
私はもう何も言うまい。
その相手が絶世の美女であろうとなかろうと、いいじゃないの幸せならば。(古い)


トイレにも女神サマは居るというのだし、車にも、つくも神が居たっておかしくない。

私の上がりのクルマは一体なんだろう。霊柩車のことかしら。

それでは皆さんの、グッドラックを願っている。

Posted at 2011/04/09 00:18:16 | トラックバック(0) | 思うこと | クルマ
2011年04月06日 イイね!

広島県福山市 時計と自動車の博物館



このマセラッティカムシンは、状態がいい車ばかり見ている今時の
車好きには、ショッキングな存在だ。

中はこんな感じ。



オートマなのである。
それにしても、昔、技術と知識がなかったころの日本は
こんな感じだったなあと、ヘンに懐かしさを憶えた。
すなわち「この車、新車だった頃はさぞかし凄い車だった
んだろうなあ」って。



ぼくは、かなしさには、悲しさと哀しさの違いがあるという
昔読んだ詩人の言葉を、いつも胸にしまっている。

エレジー(哀歌)だなぁって。
こういう車にも、ピカピカのコンデションにレストアされていない
車と違う、味わい方があって良いと思う。



表に停めて記念撮影。



中に展示中のSP211に乗るわたくし。




戦後のヒロシマが生んだ2大ロックスター、セラとオクダのポスター。
これ欲しいっ!

最後はこんなコレクションも。



変なミュージアムでしょ(笑)
男の学芸員は怒っていたが、オーナーはかなりの
カブキな人物と見受けました(脱帽)

それでは
Posted at 2011/04/06 10:45:39 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ
2011年04月04日 イイね!

マセラッティのスーパーカー

マセラッティのスーパーカー山口県から帰路の途中で、
広島県福山市にある時計と自動車の博物館に
立ち寄ってきました。

何かの導きか、マセラッティのスーパーカー
カムシンが置いてあり、「乗ってもいい」と
書いてあったので、ドアを開けて座ってきました。

ボ◎〜、
ぺこぺこのプラモデルみたい。
この場所まで、同じようなフィアットのクーペで
自走して来ただけに、感想は尚更です。

こういう車に、手を出すことは、男の浪漫だと
深く感動しました。
他にもいろいろ座り、かなり楽しかったです。

最後に表に車を移して写真を撮っていると
学芸員の人に見つかり、しっかり記念に
撮られてしまいました。

別の場所に移してかなり詳細に写真を撮られて
「国産旧車や三輪は来るけど、外車のこういう
エグイヘンタイな車は貴重やからね。」

こんなところでも言われてしまいました。
Posted at 2011/04/04 01:32:30 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ

プロフィール

「「自動車趣味人」38号に取り上げていただきました。」
何シテル?   06/14 14:37
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/4 >>

      12
3 45 678 9
1011 12 1314 15 16
17181920 2122 23
24 25 262728 2930

リンク・クリップ

趣味とかその対象はどうなっていくのか 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/01 18:15:22
タイ製L70ミラ・ピックアップのすべて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/02/22 10:52:34
春の1200kmツーリング・中国山地の尾根を抜けて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/05/11 05:49:46

愛車一覧

ホンダ スーパーカブ50 プロ ホンダ スーパーカブ50 プロ
中古のスーパーカブを買いました。 原付に乗るのは40年ぶりです。
フィアット 850 車の色は空のいろ。 (フィアット 850)
2016年10月、三年半かかった車体レストアが完了し戦列復帰、その後半年、また以前のよう ...
プジョー その他 26インチのスポルティーフ (プジョー その他)
高校の時から乗っているプジョーです。1975年購入。改造歴多数。数年前に自力でレストアし ...
シトロエン ベルランゴ ゴールデン林檎 (シトロエン ベルランゴ)
還暦過ぎて、最後の増車?!。 見たこともなかった人生初のRV車を、九州生活のレジャーのお ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation