• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

kotaroのブログ一覧

2011年08月31日 イイね!

地方交付税不交付団体

地方交付税不交付団体






福岡県苅田町。
北九州市からクルマで30分、南に行った所にある町である。

ここに私の実家がある。
この春まで、人に貸していたが、現在は空き家になっている。
庭も広く、坪数も都会の家とは違って70坪以上ある。

父が亡くなり母が老齢で家から出て長いこと放置していた
ことがあった。
近年になって、この家を売って欲しいと言う、問い合わせが
急に増えてきた。
こんなオンボロ家と思っていたのだが、
暇つぶしにウイキを巡っていると、苅田町の財政指数をみて
納得がいった。

35年連続で地方交付税を交付されていない、健全財政なので
ある。
35年前はちょうどこの家を建てた頃だ。
その頃は日本中に景気の良い町は多くあり、そこから
高校まで地元で学んだ子どもたちが、東京や都会の大学
めざして夜行列車で上京した時代であった。

今はそれだけの経済力のある町はいくつあるのだろう。
リンク先を見ても原発関連の町が多いが、今後は急減することは
間違いない。



苅田町にはちょうど、その頃からNISSANの工場が座間から
移ってきた。トヨタも近年エンジン工場を同じ福岡の宮若市より
地盤の安定した苅田にシフトしている。
東陶もある。三菱セメント(現マテリアル)もある。

そして何より北九州空港が、小倉南区の旧空港を閉鎖し、
近年苅田町に移ってきた。

苅田町の何もが良いとは限らないが、隣の行橋市も
まだ泳げる海がある田舎なのに、人口が増えている。

私はいつの日にか九州に帰るのだろうか。
そんなことも少し頭にあるのであるが、亡き親爺と
この家の土地を買いに行った中学2年のこと、
昭和48年に近所でSLを写したことも憶えている。


小倉の高校に通うのに、遠い遠いとこぼしたが
田舎の環境は心身を病みかかったハイティーンの
心をすっかり明るく変えてくれた。

今思えば親爺が残してくれた唯一の資産である。
あと二日で父の命日である。
少しだけ、心が熱くなったのは、残暑のせいばかりで
ないのかもしれない。


Posted at 2011/08/31 12:59:20 | トラックバック(0) | うんちく | ニュース
2011年08月29日 イイね!

びわ湖バレイの夏が終わりました

びわ湖バレイの夏が終わりました












2011年8月最後の日曜、全部で5台のクルマが集まりました。

シトロエンBX、フィアット124スパイダー、アルファロメオ147、
ローバーP6セダン、それと私の850クーペでした。

この集まりがスタートしたのは1996年、震災の翌年夏からです。

最終日曜に総選挙が入って、仕事で休みが取れず見送った年
もありましたが、ほぼ毎年続けて来ました。

年々歳を取り、仲間も大半50歳台を過ぎて行きましたが、
私が元気な内は続けて行きたいと思います。


今年の話題は石川優子のシンデレラサマーの、
CMモデルは誰だったっけ?でした。




Posted at 2011/08/29 22:41:28 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ
2011年08月27日 イイね!

夏の終わりのプールサイド小景

夏の終わりのプールサイド小景その日は暑かったので、まずプールに行って涼もうという気になった。
家族が転居してから、軽自動車の置き場が無いので、一時借りにずっと置いているが
ここの一日400円というのが曲者である。
で、阪急曽根の駅から歩いて、叔母から譲ってもらったアルト「0万円」を動かそうかと
思ったら、写真のクルマが目に入った。

「おお」、ローバー114である。
まだ生きていたのかと、思わず嬉しくなった。



いいなあ、この大きさ。これなら旧ミニとつがいで飼っていたくなる
キュートさではないか。
僕は偏見や衝突安全性を考えない野蛮人と言われても、新ミニの
大きくなったのは、現代の人の多くが腹が出たのと同じに見えてしまう。
クルマ社会がみんなメタボで3ナンバーなら、1700mmの枠について
考え直すべきである。



アルトを久しぶりに転がして、空港線の下から176に入り、川西〜宝塚と走っていると
今度はこのクルマが目に入った。



いすゞのピアッツア・ネロであろう。GMの販売網でヤナセで販売された
スペシャリティカーである。
50万円というプライスは、ここからどれだけリフレッシュして乗るかという
落としどころの価格である。
1981年の時代の空気を懐かしいと感じるか、今の2010年代にこのクルマが
「クール」に思えるか。それ次第である。
ファッションについて考えてみると、今は車自体にファッション性が薄い。

遊びのセンスは自分の中に持つ、風合いのようなものである。
これから行くレトロな市民プールはすごく安い。
大人400円子ども100円。駐車料金は今は200円であるが
以前は100円で大人料金も200円であった。

子どもたくさん、ボロクルマたくさんの我家では、5万円で買ってきた
オペルカデットに子ども3匹+オヤジでこのプールに行くのが
数年前までの「日常」であった。
きちんとルールを守ったら、帰りにアイスクリームを買ってやる。

お金のある人はどこかのホテルのプールにキチンとした身なりで
レクサスでも新車の何かに乗って行けばよい。
ワンボックスカーは頑に乗らなかった私も、今は軽か。
しかしエアコンは入れずに窓全開。+ストローハット。
これでアツアツ言いながら、プールまでの我慢も良いではないか。

ピアッツアに戻って、1981年の270万円カーである。
BGMは阿川泰子の"Skin do lele"かな。
ほんとうは"Senior dream"がCMのバックに流れていた。
昨日、梅田・NU茶屋町のタワーレコードでこの2曲が入っていた
"Sungrow"がCDで無いか探してみたが、見つからなかった。
その代わり今は五十嵐はるみという女性が"Skin do lele"を歌っている。



夏の終わりのプール、平日の午後5時を過ぎるともう
シーンはこんなピクチャーになってしまう。

さあ水が冷たく感じられてきたなら、もう帰らなくては。
子どもたちの歓声も途切れ雨雲さえ広がってきた。

帰り道、一人でコンビニに寄り霙小豆を食べながら、
涼を採っていたら、940ボルボのワゴンに乗った母子が
飛び込んできた。

子どもを助手席に残したままエンジンも掛けっぱなしで
私の前を母親がコンビニに飛び込んでいった。

一瞬、子どもにせがまれて「冷たいもの」でも漁りに行ったのかと
期したが違っていたようであった。

佇まいのあるFR車を頭から突っ込んで、随分乱暴にも思えたが
大分古くなったワゴンに乗るのも、実家に帰った女性が
兄か父親のクルマを借りているようにも思えて、
一瞬、この子とボルボを巡るシーンを思い浮かべてしまった。

すべては夏の終わりの、宝塚の街角の白日夢である。
2011年の、夏ももうすぐ往く。














Posted at 2011/08/27 13:24:44 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | 日記
2011年08月23日 イイね!

natu no tsukare

natu no tsukare今日も仕事が終わってから、豊中の工場に
整備中の850スパイダーを見に行って来た。

大体の整備は終わり、あとは車検を受けるのと
名義変更と車庫証明をあげるくらいだ。

若い頃だったら、単純にウキウキワクワクの
ことだろう。

だけれどこの所、大したこともしていないのに
身体がしんどくてしようがない。
普通の人みたいなお盆休暇もなかったけれど
週に4日くらいしか働いていないのに。

きょうも行き来の10km程度のドライブで
猛烈に眠気が襲って来た。

最近、弱気になることの方が以前に比べたら多い。
クルマの運転も、あるときに自信を失ったら
もうそこから先は怖くて、運転できなくなるのでは
ないかという、脅迫心理が時限爆弾のように
つきまとう。
そしてそれは、1歳としを取るごとに、身体の中の
がん細胞のように大きくなって行くのではないか。

今年は1つの夢があった。
昨年、友人のクルマで連れて行ってもらった
上州水上でのフィアットフェスタの会場に
今年は修理の終わった愛車で3日間の旅行を企画して
往復道中をこなせないかと、計画していた。

友人と運転が変わるのが無理なら、土日の一部とか
誰を誘おうかとか、それとも往復1300kmくらい
全部ひとりで自走しようかとか。
その企画をひとり楽しみに温めていた。

その決行は、何の予約も要らないし、最低一人の決断で
旅行に行けるし、誰にも迷惑はかけずにすむ。
私が旅が好きなのは、また好きな旅はこういった
誰にもインターラプトされない自由が尊いからだ。

しかし6月の初旬は最悪の心理状態であった。

中途半端にみんからの関係で、人が関西に来る、
そのミッションを誰が引き受けるかで、お鉢がワタシに
回ってきそうだったからである。

友達といっても、ここで「関係がない」というと
男が廃る。ましてその前辺りから神戸に行って
そのへんのお子さんたちとも楽しく遊んだ
メモリーもあるから、いったいどうするの?と
気を揉んだり、病んだりしていた。

なんだかんだでそのミッションは最悪の結果になった。
表面的に“お調子者”を装っていた私の、不用意な
コメントで人の気分を著しく害し、私は自分を呪った。
「だから言ったじゃナイデスカ」
喪黒福造のようにみんからコメント投稿時には
こんなワーニングがでてくる。

あちゃーは取り返しがつかない時に言う言葉だ。

その後、抜け殻のような気分でこのみんからを続けている。
心が苦しくて苦しくて、何人かのリンクは
お断りさせてもらいもした。

そんな疲れがずっと続いて、この夏も終わる。

仁義も義理も、振り回されない性格の血液型なら
あの時に水上に行って、今頃は無神経に
「お前らだめじゃん、俺は1000km走っても、平気だぜ」
なんて、軽口を叩いてみたかった。

今年のリグレットな夏が終わる。
ついにしんどい思いを吐き出したので少しは
ましに変わるだろうか。
精神的には、大分疲れが溜まっているので
コメント欄には、あまり不用意なことは
書かないで下さい。

以上
Posted at 2011/08/23 04:25:32 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ
2011年08月21日 イイね!

子ども地車と花火大会

子ども地車と花火大会












町内会の行事が昨日行われ、
その後の夜は、生憎の雨になったが、
花火大会を
知り合いと見に行って来た。




夜空を染める花火を見に行こうと言う気になったのは
50才を過ぎた昨年からである。

「あんなもん、暇なヤツが見に行くもんだろう」と
若い頃の私は、妻に誘われても、富田林の花火も
一度も見に行かなかった。

一度なんかは、妻の実家の藤井寺市に待つ家族の
ところへ行きかけて、阿倍野で時間が早かったので
飲み始めたら、だんだん人が多いのに腹が立ってきて、
「もう行かん!」と電話し、梅田に戻って酒を飲んで家に帰ってしまった。

なんでこんな人生を台無しにするようなことばかりするのだろう。

夜勤明けで2.3時間しか寝てないのに、目がぐるぐる回る
ような暑さだったうえ、南大阪の雰囲気に呑まれるのが
死ぬほどイヤに感じてしまったのかもしれない。

これが北摂の池田の花火大会だったら、あんな妻の顔に
泥を塗るようなことは、おそらくしなかったのではないか。

とうとう私には家族から旅行に行こうなどと言う時に
全く声がかからなくなった。
今年のお盆には、妻は実家の祖先の地である徳島に
阿波踊りを子ども連れて見に行ってきた。
普通にお盆休みが土日にあったが、私は無関係で
暑い二日を、家で過ごした。


何と言われても仕方がない。

そんな私も角が取れて、飼い馴らしの綱がつけられて
「携帯電話」というものを持つようになったのは、ようやく
昨年からである。



夜空に広がる星のような光を見上げていると
一つ一つの灯りが、一つずつ人間の人生や
家庭に思えてくる。


「上を向いて歩こう」 「見上げてごらん夜空の星を」
まさにこんなシーンのときに、真っ先に思い出す歌を歌った
坂本九は、1985年8月12日の航空機事故で、本当に
夜空の星になってしまった。

私の住む町の近くに或る大阪空港に、降り立つ筈であった
510余名の人たちは、あの日、いつまで待っても
到着ゲートから、出て来なかった。

その年に社会人になったサークルの後輩も、一人である。

同じ大学の現役アイドルであった吹田明日香さんの
お母さんも、豊中の家に帰って来なかった。
あの年にこの花火を見た人たちは、きっと同じ思いを抱き
夜空を見上げたことであろう。

私の京都の下宿で、燃えて身を焦がすような暑さの中、
葬儀帰りの仲間たちと五山の送り火をテレビで見た。





物思う月、8月が去って行く。
朝からの瀟々たる雨に濡れ、古い甍も、黒い緑の
木々の葉も、雨に濡れて立っている。

「黒いオルフェ」のテーマがふと耳をよぎる。
そう、この曲の現題は「カーニバルの朝」(Manhã de Carnava)
といって、こんな雨の朝のために聞く曲なのである。


さらば、夏。
ろくでなしたちの人生に、やがて
雨の季節がやってくる。







Posted at 2011/08/21 13:58:21 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | 暮らし/家族

プロフィール

「AI構文と少子化の時代 http://cvw.jp/b/176891/48478480/
何シテル?   06/10 02:28
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/8 >>

  12 34 5 6
78 9 10 1112 13
14 1516 1718 19 20
2122 23242526 27
28 2930 31   

リンク・クリップ

趣味とかその対象はどうなっていくのか 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/01 18:15:22
タイ製L70ミラ・ピックアップのすべて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/02/22 10:52:34
春の1200kmツーリング・中国山地の尾根を抜けて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/05/11 05:49:46

愛車一覧

ホンダ スーパーカブ50 プロ ホンダ スーパーカブ50 プロ
中古のスーパーカブを買いました。 原付に乗るのは40年ぶりです。
フィアット 850 車の色は空のいろ。 (フィアット 850)
2016年10月、三年半かかった車体レストアが完了し戦列復帰、その後半年、また以前のよう ...
プジョー その他 26インチのスポルティーフ (プジョー その他)
高校の時から乗っているプジョーです。1975年購入。改造歴多数。数年前に自力でレストアし ...
シトロエン ベルランゴ ゴールデン林檎 (シトロエン ベルランゴ)
還暦過ぎて、最後の増車?!。 見たこともなかった人生初のRV車を、九州生活のレジャーのお ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation