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2012年04月11日 イイね!

関西アズーリと この1週間

関西アズーリと この1週間









4月7日に参加したイベントの報告である。

まず最初に、みんからのライバルでカークルという世界があり
そこはどちらかというと「イタ・フラ」系のイベントが多い。
今回の主催者、チンクェチェント博物館がポータルのサイトを
持っており、そことの完全連動企画である。
また、今回参加して知ったのであるが、ボンジョルノ西川氏
(西川りゅうじんでなく西川淳さん)らが立ち上げた、ペーパー外
メディアの「カージー」というのがあり、そこも思い切りタイアップした
企画をこれから打ち出して行くそうである。

カー爺?、いや笑いそうになったが、カークレイジーの略だそうである。
カークルというのもカー狂ともとれるし、昔はカーキチって、普通に
使いましたよね。いまはキチガイと言うと本物の人に「失礼」だから
使っちゃいけないそうですが、ちょっとエッジの立った文章を書くと
いろんな人が突っかかってくるが、今日はこの辺で許しといて下さい(笑)。



こんな感じで、六甲山の西側、山の街にある弓削牧場というところから
スタートして、428の小部峠から六甲を縦走し、山上から次に三宮方面へ
降りて行きます。



桜が綺麗です。



エエ感じでしょ。
何で写真が大きくならないのか、その理由は判りますよね(笑)。



おっと、鯨クラウンと一瞬遭遇しました。



メリケン波止場からモザイク方面へ。このくらいの写真ならナンバーが見えない
から大きくいってみよう。



これ、遅れてしまったが、真ん中に古いマスタングが写っています。

旧居留地付近。栄町通を通っています。



大林組支社跡(元毎日新聞)



元住友銀行神戸支店(中之島の本店と同じ肌色の凝灰岩で造られています)



大丸神戸店



今度は北野の坂を登って異人館街方面へ。





北野では、チャイナの観光客に「珍しいクルマ!」と喜ばれました。

この後は「再び」から裏六甲の急峻を駆け上り、反対側まで下りて
お昼過ぎに牧場に戻りました。





ご覧の通りの一日でした。
戻った後は食事を牧場でいただき、午後は割合ゆったりしたタイム。
親交を深めたりと、そういうところです。

参加台数は30台程度。
直前までエントリーが少なかったのですが、蓋を開ければ
ちょうど良いくらいだったのでは、ないでしょうか。

今回の企画は、久しぶりの有料、クイズゲーム式のタイムラリーでした。
これは速過ぎてもポイント減になるのですが、抑えめに走ったつもりの
私でも、6分くらい早着しました。

裏六甲からの上り道あたりになると「片山伝説」やロータリーの
片山、従野兄弟が、腕を磨いたのはこのあたりかと、運転に力が入ります。
フェラーリや、マセラッティを煽りまくっていた生意気な850ccフィアットには
ちょっと顰蹙だったかもしれませんね(お詫び)。

今回のイベントは、同じフィアットの124スパイダーに乗られる古い友人
からのお誘いでした。
無料のオフ会が流行りのこのご時勢に、1万円級のイベントはどうかなあ
という挑戦が肝だったと思います。
僕は満足しました。食事も良かったし、神戸というエキゾチィックな街を
ほぼ主要観光ポイントを網羅して走れたという醍醐味、達成感はあったのでは
ないでしょうか。

思い起こせば1985−89の5年間、この街だけを舞台に「モンテ・ミリア」という
日本が贅沢ゾーンに突入するきっかけになった、旧車(ヴィンテージ)イベントが
ありました。
それは、ある年突然消えてしまい、大震災があり、その後で復興を願った後続の
ポンテペルレという版図を広げたイベントもありましたが、これも終わりました。

今の神戸には、バブルはありません。慎ましやかな元の港町に戻りましたし
それでも明るい観光資源はたくさん残っています。
こういう観光地ラリーって、いいんじゃないでしょうか。

みんからについてですが、ここはゾーンが広過ぎて、その割には過熱気味な
マス(集団)もいくつかあると思います。
私も少し疲れを感じているところがあります。
その空気が伝染せねば良いかと、しばらく鳴りを潜めたいと数日間思いました。

ポータルを提供しているサイト側からみれば、大したことはないのでしょうが、
人間の感情が磁場のエネルギーになっていたとしても、それで踊ったり
攻撃的にムキになっても、所詮は空回りのような気がしてなりません。
自分自身が言説っぽい投稿をよくすることが有りますが、一応はある程度の
影響や反応は計算して書いております。

それでも時折、びっくりするような文章や文字を読んで、かなり減退感に
襲われることがあります。それは何故かというと、同じ土俵の上に上がって
しまっているというショック、落差をひどく感じるからでしょうか。
この数週間は、ここを継続するのにかなりのためらいがありました。
それでも気を取り直して、新しい投稿を、ご覧にいれることにいたしました。






Posted at 2012/04/11 02:32:52 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ
2012年04月08日 イイね!

5ナンバー考

5ナンバー考ゴルフ2である。
久しぶりに見掛けた。
それもRABITTというエンブレムが粋であった。
このところ、5ナンバーの定義も意味も曖昧になり
なんのための普通車なのかとよく思う。
3ナンバーでも排気量が2000ccを下回れば、税金が
同じと言うのは、新車をもっと売るためのアイデアと
「頭の良い」官僚と自動車メーカーがおそらく考えついた
のであろう。

しかしそれならなんで、3ナンバー、5ナンバーの意味が
あるのか。
形骸化した社会の諸制度が、今の日本をどんどんスポイルして
いるような気がしてならない。

お小言はこのあたりにしておいて、やはり5ナンバー車を
膨らみ上がった最近のクルマを見慣れた眼で見ると、美しい。
すがすがしい。本来の意味で、普通の人(庶民)が乗るのは
これでいい、ということではないか。
それすらに気が付かない自動車メーカーは大馬鹿である。

道は勝手に幅が広がるわけでないのに。

それにしても、この質素なドイツ車(西ドイツ時代)の
持ち味は、より贅沢な暮らしが当たり前と思っている
今の人々にとり、頂門の一針ではないか。

久しぶりに、ああ、いいなあ、クルマって
思ってしまった、瞬間であった。

2012年04月05日 イイね!

創るセンス、工作の思考

創るセンス、工作の思考











いま、森博嗣さんの「創るセンス、工作の思考」という本を読んでいる。
私は最近まで知らなかった書き手であるが、すごく面白い。
どう面白いのかというと、考え方の独創性と、人が見失っている
ものの見方について気づかせてくれる。

それはあたかも、いつか私が書いた過去の日記
「面白さが判らなくなった日本人」について、これほど
論理的に説明してくれた文はないというものでもある。

森さんはずっと高等なことを言っているが、繰り返すと
面白さは、自分が発見するものであり、ひとに教えられるような
もの(本質)ではないということである。

やはりこの世代の方は、子供の頃に「模型少年」だったのであるが
その前に、モデルの部品を組み立てることより、良い工具を
持ち、自由な発想で原材料から自分の造りたい物を作っていく
真性のモデラー(スクラッチビルダー)だったのである。

私も高校を出て大学に入るまでは、完全にこのタイプの少年であった。
人付き合いに時間を取られるのは無駄と思い、ひたすら手先を
動かして工作をしたり、いろんな遊びの創造にエネルギーを使った。

反対に大学入学の直前に麻雀に誘われた時に、最低の遊び、時間の
取られ方と唾棄した。
これは羹に懲りての感もあるが、未だにモットーとして麻雀はしない。
文系学生の人生としてその後新聞社に入ったり、人付き合いは大切と
営業の世界に配属もされたが、やはりくだらないことに時間を割かれる
のは、持たない。
馬鹿みたいな人間に頭を下げる必要は今でも無いと思う。
そんな人間を、長いサラリーマン時代は“矯正”させられようとして
ゴルフも覚えさせられかけたが、一切断った。
自分がゴルフを発明したり、麻雀を発明していたら、ことは違っていただろう。

久しぶりにすっきりしたなの読後感であるが、森さんは完全な理系で
それも机上の理論学でないタイプの人だ。
この人が危機を唱える現代の盲点は非常に多い。
ただすごくシンプルな考え方なので、判り易い。
一番言いたいのは、理系脳の欠如。文系と体育系(精神論者や汗と涙強調系)
の弊害について、さらりと語っている。

それはくどくど説明しない。できれば新書を買って読んで欲しい。
そして、この人もクルマが好きそうである。
形式やヒストリーマニアでなく純粋工学者の眼である。
そして、危機管理や不安感。経験則と予想判断力。
最後に非常事態(エマージェンシー)の応用力について述べている。
これって、
旧車に乗る者については、バイブルではないか。
私はことごとく、難壁を乗り越えられてきたのは、ここだと強調したい。

今は情報収集力ばかりが強調されているが、実に足元危うい。
旧車でツーリングに行って、トラブル発生。
そこで対応するにも、クルマの下に潜り込むのから、救援を呼ぶまで
様々な展開が想定出来る。
実は、そこが旧車に乗る者に取り、安っぽい浪漫より一番大切な
エッセンスではないか。

もちろん手先と、技術力、経験などがあれば越したことはない。
しかし大切なのは、さらなる予測力と決断力である。
昨年秋のフィアット仲間らといったロングツーリングでも、
仲間らと数台、帰路に不安を抱えながらも、無事に帰れたのは
ラストランの先頭を切ったのは、私の肚が座っていたこともある。

今日は夜明けの一筆なので、ここまで。
今週末からあちこちのイベントに出撃する予定である。
健筆再開、こう御期待。

Posted at 2012/04/05 04:59:16 | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「「自動車趣味人」38号に取り上げていただきました。」
何シテル?   06/14 14:37
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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