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kotaroのブログ一覧

2012年05月10日 イイね!

二日酔い

二日酔い写真はこの前早速走っているところを見掛けた
トヨタスバルBR-Z、本文とは特に関係ありません。


前回の記事で、こんなにたくさんの人から感想や
「いいね」が新記録でいただけるとは、思いませんでした。
これを励みに、というところを、昨夜は嬉しくてつい飲み過ぎ。
調子に乗って、たまたま持ち合わせていた、ギターをじゃんじゃか弾いて
立ち寄ったスタンドバーで、フォークの「流し」状態。
おかげで、昨夜は風呂に入れず、バタンキューで、朝になりました。

50歳過ぎの人生って、本当にウツになりやすいのです。
僕は若い日に、イタリア車に出会って、それで今のヨメさんくどいて、
3人子供作って、今に至っているようなものです。
ひょっとしたら、結婚もしてなかったら、本当にくらーいままの人生
だったかもしれません(笑)。。

今は時間を自分で取れるようにしました。
そうやって、自分と向き合いながら、次は何をして遊ぼうか。
それが大人の男の生き方かと思います。
友が居るからまた嬉し。

最近「書きたいことが有るから、どんどん書く」
「読んでくれる人が自由に引用して、トラックバックでもコピーでも
してくれたらよし」有名な人です。コピーライトも著作権も
一切構わないという人の文章を読んで、流石だなあとおもいました。
まあ、自分の言ってないことを名前を使って言ったみたいに表現するのは
カンベンね、と書いてありましたが、シロートのホームページでも
無断不許可謹製というのはよくわからんです。

私も基本的にこの人に感覚は近いです。街中を走っているクルマの
ナンバーは恥物に近いのだろうか。あれを隠さなけりゃいけないというのは、
プロ野球の中継でカメラが遊んで、スタンドの観客を写した時に
たまたま不倫中のカップルがそこに座っていて、それでバレた二人がのちに
心中したという「都市伝説」に基づいているのでしょうか、と考えるのですが
そんなに露出してはイケナイものならば、隠して走ったらいいのに。
ICカードのタグみたいにしたらどうなのでしょう。
私は悪いことしていませんから「京55」ナンバーの青いフィアットの
こんなクルマは他には無いだろうと、いつも思っているのです。

20年前の白いマーク2とか、合コンのときに女性に「どこにでもある顔」
と言われた男がいましたが、そういう存在なら悪いことをしても、すぐには
ばれないとか、うまく逃げられるとでも思っているのでしょうか。

個人情報、ムズカシイですよね。


でも写真に目線やぼかしを入れるのは、犯罪者とか、犯罪被害者の感覚に近いです。
クルマのイベントの周囲に写っている人間を消すのは、デジタルだから可能に
なったのと、アナログの時は切り取ったり、軽いぼかしは、被写体を浮き上がらせるために
やっていましたが、個人のホームページでやりすぎるのはどうも好きになれません。
この人(管理人)の執拗な性格かしら、と思ってしまうのは、警戒心はお互い抱いてしまう
からです。

そんなに疑り深いのなら、ネット世界に出て来ずに、ずっと個人の宇宙に引き蘢って
いたら良いのにと思うのは、僭越ありがた迷惑なのでしょうか。

ライトってなんでしょう。
ライトは明るい方がいい?。日本人はRとLの区別がつきませんが、そういう日本人だから
こそ、曖昧なままの方がやりやすいという、そんな社会の空気もありました。

二日酔いのおやじのぼやき、この辺で、やめておきます。




Posted at 2012/05/10 06:08:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | つれづれ日記 | 暮らし/家族
2012年05月07日 イイね!

テンロク・エンジンという美学

テンロク・エンジンという美学日本人はよく、モノマネ技術が上手い国民と言われる。

今はそれは過去形で、だったという方が、正しい。
なぜかというと、日本は経済と技術力で、一時世界のトップクラスに位置しかけたことがあり、もう諸外国に学ぶものは無いという発言も聞かれた。
しかし、本当は少し違うと思う。
きょうはそれを書くことで説明する。

おそらく昔の日本人は、もの事の本質を見抜く力に今より長けており、外国の技術と文化まで理解し、良いところは積極的に取り入れた。
明治維新後の蒸気機関車や戦艦の建艦技術がそうであり、盲目的なコピーでなく、「なぜ、それが良いのか」という、本質的な意味を含めたところまで、短期間に理解する能力を兼ね備えていた。
それがいま、どうなったかということを含めて、書いていってみよう。

1.6リッター=1600ccという排気量のエンジンに思い入れのある人は、最近かなり減って来たのではないか。
私が子供の頃は、セリカ1600GT、カローラレビン、スプリンタートレノ、
三菱ギャランGTO、ランサー1600GSR、ブルーバード1600SSS(P510型)、
ベレットGT(前期)、同GT-R、117クーペ(ハンドメイド時代前半)など高性能スポーツカーの代名詞は「1600cc」であることであった。

子供の頃には家に自動車が無く、税金も払ったことが無いのに、なぜ1500cc以下と、それを超えた上のクラスで1600が持て囃されるかの意味が半分くらいしか判らなかった。
当時1500以下はマイナーツーリングカー(レース)と呼ばれ、そのクラスのチャンピオンは110サニーとパブリカ(2代目)スポーツ、トヨタは後を受け継いだKP47スターレットがずっと2強であった。

1600の往年のスポーツカーというと、今の日本人はたぶん、アルファロメオ・ジュリアスプリントのエンジンと、ロータスエランの熟期のエンジンを思うであろう。コルチナにも積まれた1600である。

日本の1600エンジンの名機が出揃った理由も、実はヨーロッパのツーリングカーレースに対する「憧れ」からきている。1500や1400のエンジンをボアアップして「良く研いだ刃物」を作るように、1.6リッターエンジンを完成させて行ったのである。
まずトヨタの2T-Gは、T型1400が基本形で、これはカローラに積まれて人口に膾炙した。
20系カローラは1400のツインキャブ、SRとSLが兎に角良かった。ツインキャブは形式にBがつくのでT−Bである。この時代は基本形に1が付かなかったので1Tとはならなかった。1が付いたのはクレスタ(1980年)の1Gエンジンからである。

このT-Bをベースに2T(1600)が作られた。そしてトヨタは「お家の事情」で高性能エンジンはヤマハに技術を頼らざるを得ない貸し借りがあった。日産が伸び伸びと技術志向だったのに対し、トヨタは「より売れる車」作りが使命だったのである。
ちょうど買って来た「オールドタイマー」124号171頁のブルコロ戦争の記事に、トヨタ技術者の屈折について載っているので、お持ちの方は読んで欲しい。

ヤマハはT型OHVの技術に「屋根を貸す」形で見事なツインカムを作り上げた。
R型でも1600GTとマーク2GSSで9Rを作って、2000の18R-Gという完成型を見事に作り上げた。それは後にセリカLBに積まれたが、1600の2T-Gの方がエンジンとしては、夢や広がりがある。
このエンジンは最初セリカ1600GTとシャーシが共通のカリーナ2ドアGTに積まれ、セリカは人気を博す強力な武器となった。

同時期に三菱は、サターンOHCエンジンの名機4G32型を作った。
セリカと真っ向勝負したギャランGTOは当初1600で、シングルキャブ、ツインキャブ、ツインカムの3段仕掛けのエンジンバージョンで対抗した。
MRのDOHCは三菱としては「早過ぎた背伸び」で、三菱が実力を付けたのは普通のSOHCのツインキャブである。ランサーはラリーフィールドで大いに暴れ、GTOの不名誉を雪辱した。

快進撃ランサーGSR(1600)に「ちょっと待て!」と凄みを利かせたのが1400SR(デラックス仕様はSL)が最上級であったカローラに2T-Gを積んだレビンと、スプリンターの兄弟車トレノである。
本当のことを言うと順番はレビトレは47年9月の発売だから、ランサーの48年初頭より早い。しかし売れなかったので、人気が出たのはカローラ20系マイナーチェンジ後の48年後半からであろう。
国内ラリーはブルーバードが610(ブルーバードU)で、車体が大きくなり、まだ510の人気が長かった。510は昭和43年に登場の車だから、そろそろ古くさい印象も有り、捻った人は三菱ギャランのA2GSでもラリーをしていた。
ランサーは基本が1200と1400(実際は1450cc程度)なので、1600を積むとそれは速い車に変身する。ツインキャブのグロス110PSでも、800kgちょっと、全長4m弱なら、これは面白かろうと今でも想像出来るであろう。

実はカローラ20系の方が、ちょっと重いのである。1600ccでも、4m強ではツインキャブのままでは対抗できない。(実際にレビンジュニアという1600の非DOHCモデルも一時期存在した)
だから、2T-Gが要ったのである。セリカGTでもラリーは走ったのだが、当時の三菱の「じゃじゃ馬ぶり」には歯が立たなかった。だから「レビン」「トレノ」なのである。

ここまで長い文を読んでいただくと、「じゃ、なぜ『テンロク』エンジンがそれほど良いの?」と素朴な疑問が、半分理解出来ていただいたと思う。そう、当時の車は、エンジンの出力アップも命題だが、エンジン本体はできるだけコンパクトに。プラス車体の軽さが命だったのである。
そのギリギリのかけ算引き算で出て来た答えが、1600cc、今で言う「コンパクト」スポーツなのである。自重は700〜900kg台。全長は4mまで。エンジンは100PS〜120PS、ただしグロスである。

この「千六百」にこだわったレスペクトは、1983年のカローラ86や1989年のユーノス・ロードスターまでは、なんとか続くことが出来た。CRーXやファミリア4WD-GTまでそうだったかな。
なぜテンロクスポーツは省みられなくなったか。
ご想像の通り、車体の大形化と安全基準の際限なき引き上げの繰り返しである。
スカイラインが3500や3700でGTという時代に、苦々しさを感じている人も、きっとかなり居るだろうと思う。あれでは、GTでなくただの「ファットカー」だろうと。


日本人は、ジュリアスプリントや、ロータスコルチナあたりをみて、1600の良さに開眼した。
より小さなクルマにギリギリの排気量を積めば、大きな2000ccクラスをカモれる「イーター」が作れるのである。その走りっぷりをみて、きっと「すばらしい」と思ったに違いない。
テンロクは税制上はメリットが少ない。
なのになぜテンロクのスポーツカーはカッコ良かったのか。
それは「テンロクで十分」という禁欲さが、日本人の心情にフィットしたからである。

私も初めて乗った車は、ランサーの1600、シングルキャブである。
360ccの軽自動車の中古でも良いと言ったが、親がもうちょっと大きなのにしなさいといい、もちろんカッタルイ大きなセダンにする訳が無く、迷うこと無く1600の2ドアセダンとした。
その後2000年頃に、オペルカデットの1.6、自重1トン以下、全長4mというのにも乗った。
今でもふと思うのだが、クルマに乗ると言うことで、一番大切なのは、余分なスペースは持たないという、必要最小限の「思想」ではないだろうか。






Posted at 2012/05/07 00:15:13 | コメント(7) | トラックバック(0) | 思うこと | クルマ
2012年05月05日 イイね!

CROMAとREGATA

6月3日のフィアットフェスタに向けて
気持ちを高めて行きたいと思う。

今日はフィアットの中庸なベルリーナ(セダン)の中から
比較的レアと思われる、クロマとレガータをお目にかける。



フィアットクロマ2000ターボ、5MT
グリルから見て、前期モデルである。
2009年伊那にて

車格は、知られている通り、アルファロメオ164、サーブ9000、
ランチアテーマと兄弟なので、ミドルのアッパークラスであるが
エンジンは2000ターボまでで、6気筒は積んでいない。



同じくフィアットクロマ2000 後期モデルの方である。
リアにウイングが無いので、2000のノンターボの方か。
2010年水上にて

こうやってみると、4姉妹のうち、クロマだけが大型5ドア
ハッチバックであることが判る。
これだけ大きなハッチバックは、この上にルノーの25が
あるくらいだろう。ルノーには昔、20と30という大型5ドアハッチが
あったので違和感は少ないが、フィアットではこのクルマだけが冒険である。




フィアットレガータ100
5MTの1.6リッターDOHCエンジンを積んだモデルである。
2002年伊那にて

85Sという大人しいSOHCのモデルも日本には入った。
知り合いのリトモ130TC乗りの蘭陵王君が、カルトカーと言って
喜んでいるが、リトモにトランクルームをつけた、平凡だが80年代
デザインの、見ように寄っては好感の持てるイタリアンセダンである。

日本では売れなかったが、比較対象として時代の近いイタリアのセダン
ランチアプリズマも載せておこう。



2009年伊那にて
こうやって比べてみると、レガータの庶民的な雰囲気は値段を安く抑えるため。
プリズマの上質さは、ランチアのブランドを保つための工夫と言うことが
よくわかる。リヤのタイヤフェンダー回りの処理など。
1987年の英国価格でランチアプリズマ1600ieで7400ポンド、LXで8295ポンド、
フィアットレガータ70コンフォートが6196ポンド、でも100Sieは8350ポンドもする。


ついでにリトモ130TCも載せておこう。
2009年伊那



この車はイタリアと日本以外では、ストラダーレと呼ばれて売られた。
ちなみにアバルト130TCは同時期英国価格は8391ポンドだった。
日本でのジャックスが付けた価格は297万円。レガッタ(笑)100Sは265万円。
売れなかったレガータは大幅に値引きしていたのではないか。
ガレージ伊太利屋のプリズマ1600は279万円。うーんビミョー(笑)。

この辺で我らポン友の珍車遍歴の恥ずかしい過去を載せておこうか。
まずは私のリトモ125TCから、

2009年伊那にて



ポン友と言えばこの人、このクルマ。
長い付き合いになる紺の豚氏がファンキーな受けを狙ったイッパツ。
テーマタクシー“ジアッラ”である。



2002年伊那にて。
彼がこれでイッパツ屋で終わらなかったことに、われらFIA党の真骨頂がある。
長い交友と特別出演に深く感謝する。



関連ページ

1999年フィアットフェスタ

2004年フィアットフェスタ
Posted at 2012/05/05 14:01:23 | コメント(6) | トラックバック(0) | うんちく | クルマ
2012年05月04日 イイね!

貴方と夜と、カセットテープと。

貴方と夜と、カセットテープと。

久しぶりにパンチの効いた
ジャズの生演を聴いた。
面白かった。




歩いて数分の駅前広場である。
この街には社会人ジャズオーケストラを
育てて行こうという気風があるらしい。
偶然の通りかかった幸運だが、なかなかノビも有り
上手い演奏だった。
それも結成して初の、本番だという。
しかも駅前広場に、春の交通渋滞で、何名か遅刻。演奏開始が遅れるという
そのアクシデントを吹き飛ばす、素晴らしいプレイであった。




ご覧になって、気が付くと思うが、半分近く、いや以上が
女性である。「スウィング・ガールズ」を見て育った「樹里ちゃん世代」が
大学を出て、社会人になって、それでも本気(マジ)で彼女らは
ジャズっているのである。バンマスは男だったけれど、ここからたくさん
恋愛が生まれるのだろうなあ。いや何よりも、知り合いのトウの立った
ミュージシャンの刺激の無い演奏ばかり聴いていた最近のワタクシは、
ピリピリきちまった。  やっぱり若さだよ!!!





ということで、きょうはジャズのハナシになる。
まずジャズを聴かない人、判らない人でも、この文を読んでいるかも
しれないので、そこからはじめてみよう。
ジャズと言うのは、テーマがあって、それをジャズ風に演奏する
音楽のことなのである。何を以てジャズ風というか。そこがオモシロイのである。

ジャズは「崩しの美」なのである。
えっ、積み木を「崩し」て「ハンパしちゃって」
いきなり裸になった誰かさんもいてましたが(笑)、崩れ方には元々、味があるのだ。
ジャズ用語には、大切な秘伝の篭薬「アドリブ」という成分がある。
お、アドリブが利いているねえ、と心地よく聴く音楽に体がゆらりゆらり、くること
がありますね。あれをもって、「スウィングする」というのだけれど、
スウィングは体だけではイケナイ。それでは路上の酔っぱらいと同じだ。
スウィングは体と心でするものなのである。魂のスウィングなどと、俗に言いますが。

で、アドリブとは自由演奏の定義なのだけれど、ここが難しい。
基本ベース(低音)、ルート(音の通り方)などは、守らなきゃいけない。
最初のテーマフレーズは何だって良い。ディズニーの「いつか王子様が」だって
「Someday my prince will come」といって、ビル・エヴァンスが
至高の芸術品に磨き上げて、聴けるようにしてくれている。



これは晩年ね。序盤の演奏と、中盤の「自由な」遊び方にエヴァンス一流の品と
炎のようなパッションを感じてみて、ください。

アドリブは「いざ、演れ」と言われて、これはムズカシイ。
今どきのテレビでは、台本無し、ぶっつけ本番の意味に転用されるようになった。
そこで少し、アドリブの解釈が出来るような人が増えたとも思われる。
例えば、アドリブは「空気が読めない」とイケナイ世界の典型ともいえる。
ぶちこわしと味のある崩し書きは、似て全く異なるからである。

ただぶちこわしスレスレでも、セーフの時がある。これを面白がるヒトもいる。
しょっ中ぶちこわしていては、誰も面白がってくれない。

ジャズ用語にもう一つ、最近は使われなくなったが、インプロビゼーション=即興演奏
というのがある。くどくど書くより、一曲聴いてみましょう。
これはオーネット・コールマンね。



聴くのは5分くらいでいいけど(笑)、解説はこのチャンネルでね。
興味があればユーチューブの枝をいくらでも辿って行くと良い。
2、3曲でこういうのを掛けると、後戻りする人もいるだろうから、このあたりで
やめておく。フリージャズはむずかしい。難解だと取られては元も子もない。

今回どうしてこのような話題を書こうかという気になったのは、先日ある人が書かれて
短時間で消された、ジャズ=芸術論を読んだからである。
その中に書かれていたことを読んでから私は、自分の中にある思いに付いて考えていた。
消されるより、むしろ私は肯定したい、私観がそこにはあったのであるが、
世間的にはジャズは今は、マイナーな世界の芸術になっている。

なぜそうなったのかについて、解説はしない。だが反証を書く。
先日ここでも取り上げた森博嗣さんが、「作家という生き方」という別の著書で
どのような読者を想定し、ある程度の手応えを探りながら人気作家になった経緯を
系列的に分析しながら書いている。
中でも元々小説家の世界とは門外漢であったこと。いわゆる一発屋が多いことの
理由と後が続かないことの観察は意義に富み面白い。
だが、森さんはある程度の資産も出来た、家作りなどの夢も実現出来た、等の理由で
ライトノベルを書くことは、一旦止めたという。

私はこの新書が、たまたま妻の本棚に置いてあり、「読め」と言わんばかりの内容
であったので、するすると短時間で読破した。もうちょっと頑張らないといけないの
かもしれない。(苦笑)
ただ9割5部納得出来た内容であったのに、何%かの引っかかりも読後に残った。
ライトノベルなる範疇に普段全く接することがなかったのと、ほんとうにそれでいいの?
森さんが好きな世界は、架空の戦士たちが、架空の次元で闘うことが、ゲームのような
世界に叙事詩として繰り広げられるとしてもである。

この違和感がやっと某氏のジャズ藝術論を読んだ時に氷解した。
マーケティング的な考え方、それをどうあしらうかである。
森さんはまたまた反対に、文章や書籍の世界に後から参入し、一般社会の「常識」が
全く通じないことを、批評的に書いている。
そして作家と金と言うのは後から着いて来るものなのか、と書き残している。
さあどう取るかである。

できれば人間は、お膳立てされたものに感動はしたくない。だが実際にテレビから
ベストセラーまで世の中は「感動した」に充ち溢れている。
私はかなり捻くれたものの見方をする方である。その私でも森さんの世界は面白いと
思った。本格なのであろう。
ジャズの演(や)り方の中でもかなり高度に完成された即興と言うのは高い技術に
裏付けられている。
ウエザーリポートのジョー・ザヴィヌルとウェイン・ショーターの双頭コンボに
後半、NYの暴れん坊、ジャコ・パストリウスが絡んだ時代のリハーサルなどは
火の出るような真剣勝負であったらしい。



僕はくりかえすが、ジャズが好きだ。成人してジャズの世界が判った時に
初めて大人になれたと思った。
クルマの話題を書くブログに何故ジャズのことを書いてみようと思ったのか。
それは出番にメンバーが集まらなくて遅れたフルバンドの演奏が、とても光る
プレイでそれを取り戻したからである。
人生にはアクシデントはつきものである。その時に遅れを取り戻そうと
焦って運転したり演奏することでなく、結果に満足出来るプレイが伴ったら
それでいいのではないか。

10年前の軽自動車の中に付いているカセットオーディオで、今夜も僕は
きっと昔のテープを聴いていることだと思う。
録音媒体は古くても、聴いている人間はいつも新しい耳を持ち続けて
おれば、何の不満もないからである。

















Posted at 2012/05/04 08:19:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | 思うこと | 日記
2012年05月03日 イイね!

BLUESKY

例年空が晴れ渡ることが多いフィアットフェスタ。



今年のゴールデンウイークはなんとなく曇り空が多そう。




6月最初の日曜日は、気持ちよく晴れて欲しいなあ。






Posted at 2012/05/03 15:38:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ

プロフィール

「やっぱり。言わんこっちゃない。「トヨタ、センチュリーを独立ブランドに クーペ開発でラグジュアリー市場拡大」https://x.com/i/trending/1977788758218219921
何シテル?   10/14 09:32
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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愛車一覧

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中古のスーパーカブを買いました。 原付に乗るのは40年ぶりです。
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2016年10月、三年半かかった車体レストアが完了し戦列復帰、その後半年、また以前のよう ...
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