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2019年01月25日 イイね!

みんなクルマが好きだった。

みんなクルマが好きだった。正月も過ぎて、震災の日も
母の命日も終わり、スタートしよう。










今週末はいよいよニューイヤーミーティングだが、
年末までに資金が出来ずに断念した。

25年以上、関西から苦労して通ったが、あっけないものである。
でもそれも諦め時だと思う。



ところで今年は、昨年以上に自動車にとり、悩ましい年になり
曲がり角を感じる新年になるかもしれない。

昨年は日産のゴーン会長の私的流用が、大きな事件となった。

それからトヨタの会長が、自動車税制の見直しを、提言して国が動き始める
原因になった。

それにしても、日本はいつの間にか、自動車大国の影響が小さくなり
世間でも関心が持たれないテーマになってきた。


筆者のように、1970年から自動車に興味を持ち、60年代を遡って知った
少年時代のある人間には、これは衝撃的な時代の変化である。


今年は日本の元号が変わり、新天皇が即位する。
新しい時代には、自動車産業は、社会の中心ではないと思う。

これは私が元働いていた、新聞産業が、完全に落日のビジネスになりつつあるのと
似ているところもある。

そしてこれからの時代は、自動車をどう包摂していくのかという、
コモディティと、受容社会になるのではないか。





話は戻るが、トヨタの章男会長が、日本の自動車の置かれた社会の中の位置が
現実的でないと、ようやく業界のトップが語って、新聞と経産省が追い掛けている。


一方日産のゴーン会長(元)が、会社の金を私的に流用した問題で、
国内市場の日産車が、ほぼ「終わった」状態であることを明るみにする結果と
なった。
これも日本車で気を吐いているのは、マツダとホンダ、あとはトヨタくらいで
軽自動車といったガラパゴス的な存在理由のものは、いつもどうなんだろうと
考えてしまう。

平成が終わると、次の時代におそらく社会様相が変わる。
その頃は内需といったものが、さらに一段と細ることは、簡単に考えてしまい
がちだが、そこにちょっとでも釘を刺さないと日本の底が抜けて、
なんでもありの世の中になる。

生きたいヤツは生きて、死にたいヤツは死ね、みたいな。それがこわい。



ところでE.トッドを今読んでいると、
英国の70年代は暗くて重い時代で、勉学を学ぶのに、教養は得られても
明るい空気が少なく、苦労したことが書いてある。


今の日本は、25年くらい続いた空気の支配が、いろんな数字の結果に
現れている。

それが日本の国益、(私は保守だが右寄りでないので、滅多に使わないが)
の損になっているように感じる。


もうダメ出し社会の時代は終わった方が良い。
そして、社会の潮流を変えないと、少子化と人口減は、Wのスパイラルだが、
前者はまだ、きっかけで上向くこともあり得るので、諦めない方がよい。


よい発想や時代の上昇気流が出てくると、せめて80年代成長は無理でも、
75年から79年の、石油ショック時代の日本に近づけないかと、私は
着地点を探っている。




私はその時代、高校生と浪人期間中であったのだが、日本社会に矯めを作った
踊り場=ステップの時代であったと思っている。

後の時代に出てくる人物、音楽の例が判りやすいが、山下達郎、坂本龍一らの
戦後の団塊より後の、才能が出やすい状態になり、彼らの実質プロデビューは
70年代後半で、80年代に花が咲いたり開く。


団塊世代は数は多いが、GSブームなどのように表面的現象で、音楽を深く
掘り下げたのは、団塊の下の世代である。

彼らは兄貴たちの背中を見て、芸能プロダクションに浅くもて遊ばれることを
避けた。だから後々の音楽的成功は、よく考えて、慎重に自分らの道を行動し、
今も多数のミュージシャン、音楽家が生き残っている。



まあ、そろそろ代替わりした方が良いことも真実である。



こんなふうに、時代を俯瞰したり、達観というと哲学が入るが少し「飛ばし」て
みることが、実は非常に重要なことである。


自動車の時代は、今は曲がり角より後になってしまったが、
まだまだ地上から消えることがなく、ではどうしたらと、オリジナルな考えを
持つことが、大事なのではないか。

多分豊田章男の主張が通り、1000cc以下の自動車税は安くなるだろう。
それが2000ccクラスに波及すれば、セダンとクーペが復活するか、判らないが、
自動車は本来的な、「まともで魅力あるものつくり」に戻るかもしれない。

この妥協の産物である、ワンボックスから進化か退化かもしれない、RVだらけの
路上は、もう少し「見やすい」風景になると信じたい。




時代が変わるということを、悲観的に考えては、もったいない。
そこで矯められたエネルギーが80年代にどのように現れたか。

75−79年、日本車は「灰色の時代」であったが、排ガス対策と燃費の向上技術
はその時に磨かれた。

ちょうどその頃、山下達郎は何をしたかとか、日本のジャズシーンはどうだったとか、
私は「なぜ80年代は輝いたか」を考える時に、ヒントはプレ時代にあったと考える。


日本は今国内にいるより、海外に出た方が仕事を肯定的に捉えやすい。

そんな日本の自動車は、諦めの産業でもあるが、また何か新しいトレンドが
一気には出ないが、その手前くらいが見えるだろう。

私は今年から60代に入る。
20上の世代が80代で、団塊の10歳ちょっと上の世代も、まだ多いし厄介だが、
今年20代前半は1990年代後半生まれである。

この辺に才能がある人を見出して育てて行けるような社会情勢を醸成しないと
いけないのではないかと、考えている。

好きだったクルマの時代が、再現できるよう、今年も文を書いて行こう。






Posted at 2019/01/27 18:30:54 | トラックバック(0) | 思うこと | 日記

プロフィール

「AI構文と少子化の時代 http://cvw.jp/b/176891/48478480/
何シテル?   06/10 02:28
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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