• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

kotaroのブログ一覧

2019年10月13日 イイね!

社会の先に見えぬもの

社会の先に見えぬもの









日本に消費税が入ったのは30年前の1989(平成元)年4月1日だった。
その時は3%
バブル景気は、この年の最後の株価、3万9000円台目前で終わる。

それから日本は長い不況に入る。

1997年、阪神大震災の2年後に、消費税は5%になる。
この8年間は、まだ自動車好きの中流層は「NAVI」なんか読んでいたし
まだオシャレでクールな外車乗りのような、小洒落た生き方を目指すのも
自由であった。

が、97年はバブルの後で、オウム事件と震災の95年を別とすれば
象徴的な年であった。大型倒産が相次いだからである。

山一証券、北海道拓殖銀行、この一部上場の誰でも知る企業の倒産は
11月に連続し、更生法を使っても復活できず、2社とも完全に歴史から消えた。

翌年は長銀と日債銀という、もう名前も覚えていないが国策でマネー運用を
行っていた一般向きでないが、エリート大企業が相次いで行き詰まった。


消費税を触ることは、経済にパニックを起こすのではという、神話がおきつつ
あった。だから次は2014年まで何度も先送りになる。

2008年にはリーマンショックが起こり、30代クラスでも非正規層は
雇い止めで失業すると、生活困窮に陥り、緊急で生活保護が認められる最初の
例となった。

しかし民主党の政権は2009年に誕生したが、11年の東日本大震災と福島の原発
事故が不運にも起きて、12年末に事実上政権を手放した。

この時の経緯で一番覚えていることは、株価がずーっと低迷して政権の
アキレス腱になったことを、知っているだろうか。
最後の首相野田幹彦が、「総選挙をやる」と言った途端に株価がすーっと
上がり始めた。

あれは魔法を見ているようで、機関投資家の心理や風向きが変わったと言うよりも
アメリカが株価を操作しているのか?と一瞬陰謀のような考えに陥ったことがある。

そこからの長い今の安倍政権になるが、この人物像を語るほどのタイプでない。
民主党時代を「悪夢の時代」と呼び続けるのを見て、さすがに私もオツムのレベルの
ことは、想像がつく。トランプも似たようなものだが商売人の機略はある。

2014年に消費税を早速上げたが、これは野田が民主党時代に公約した
事実を踏襲しただけで、プランは民主党時代だ。

安倍のアイデアでも何でもない。

政権担当が自民党になってから1万円以下だった株価は回復して今は2万円に
戻っている。しかし株価は「どこかの誰かが支えている」と思われるようになった。
それが黒田総裁の日銀か、政府か、今のアメリカ経済との強い結びつきで
米国のユダヤマネーなのか、ジョージソロスやウオーレンバフェットなのか。
とにかく実態経済の力では、1万ちょっとくらいでないのか。

国の内外の指数や、報告にまで今は、手心が加えられていると言うし
国営放送はずっと日本は大丈夫と言い続けている。
だから、今度は大蔵じゃなく財務省の言いなりで、安倍政権は5年経ち
税率をまた上げることができた。


しかし、実際の景気の局面は、下降傾向に入っていると思われるが、オリンピック
などの建設需要で、上向き基調にあるように演出もしている。
演出は大事でもある。

天皇を交代させて、元号を令和にしたり、今の日本が行っているのは撤退戦ばかり。
根本的にこれから景気が良くなり、社会が昭和後半のような、給料の増加で
多彩な社会実現が進むとは到底思われない。

なのに、国内消費の意欲を4回も引き下げ続けて来た。

これが平成の30年間の壮大な社会実験だと、気がつかないといけない。
ロシア革命のソ連だって、70年で「失敗」を認めたのであるから。

これからの世の中で、2つ道がある。
このまま進んで行くのと、もう一つは来た道を一回最初まで戻って
新たな方法(進路)を探ることが不可能か検討をする。

高齢化は現象に近いが、若い人が、特に出産率が下がったことは、
私は消費税が入ったことも、大きな理由の一つと考えるからだ。

経済の話は普段しないが、私は80年代のような自動車を買うことに
若者が夢中だったような時代が、ある程度の社会の理想モデルだったと
思っている。
だってあの頃は、石油ショックとかもあったが、公害問題もあったけれど
社会は前向きに成長していたし、僕ら当時の若者にも夢がたくさんあった。

生き方だって無限に自由だった。
正社員になることや身分の保証は、空気のように存在したとは思われないが
社会が実にうまく回っていたからだと思う。

僕は60歳に達したが、今はまだこんなことを考えている。






Posted at 2019/10/13 03:42:42 | トラックバック(0) | 思うこと | 日記
2019年10月07日 イイね!

再び丹波

再び丹波










75に乗って居た頃、借りていた畑のある農家に
最近戻りました。
また「別荘」ライフに戻ったのかは疑問ですが、
時々アップできるネタが増えました。

雑誌は買わなくなり長いのですが、近所の本屋の兄さんが
余った付録を、私の行く立ち飲みに、よく「捨てに」来ます。
その中から、「オプション」のDVDをもらい
丹波の農家にはテレビが無いのですが、DVDは見られるので、
試しに見てみました。

フジツボと、柿本レーシング、HKSの最新マフラーの比較を
飯田アキラとシャークなんとかという人がやっていました。

走り屋はとうに卒業したのですが、良いですねえ。
シャークという人の「マフラーはこうだろう。
低音は『ヴォオオオオン』、高音は『クォーーーン』」の
例えに笑ってしまいました。

確かにそうで、私の850にも大音量のスポーツマフラーが着いており
五月蝿いことをいつも気にしていたのですが、
高速で長距離トンネルを駆け抜ける時の音は気持ち良く、
「マフラーは楽器だ」という文章を書こうと思いました。

私の場合、フェラーリと一緒で、背中の後ろにエンジンがあり、
その先からダイレクトに音がします。

それはマエストロの気分に似て、さすがにイタリア人は
判ってらっしゃると、思ったりもします。
Posted at 2019/10/07 03:58:21 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ
2019年09月21日 イイね!

北陸旅行の思い出

北陸旅行の思い出













久々に北陸を回る旅をしてきました。
福井・富山は、20年弱として、能登半島に行ったのは
40年ぶりです。
今回は息子と一緒に運転しながら。それと先週までは暑かったので
アルトで回りました。


Posted at 2019/10/07 04:00:05 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ
2019年08月31日 イイね!

さらば九州

さらば九州大雨で九州に被害の出た28日に
新幹線に乗り、九州まで行っていた。

実家の家閉いをするためである。



昨年の夏まで実家は、人に貸していて、私が管理していた。
もうこの家を出てから、今年でちょうど40年になる。

その間に関西で働いていた父と母が姉を伴って、九州に戻り、
一家で住んだ頃は、私も年に2回帰省していた。

私は大学を出てそのまま関西で就職した。

平成に入り私が結婚し、帰省は少し誇らしい行事になった。
しかし禍福は重なるもので、長男が出産する直前に、父が難病になり、
緊急の帰省は年末に気の重いものになった。

阪神大震災の前年、父が闘病数年で帰らぬ人になった。その時に
葬儀用に、フィアット131のセダンを神戸からフェリーで無人航送、
私は新幹線で急帰している。

それから家の子どもが増えたり、穏やかな日々が戻るも、
母は父の死後に、少しずつ心の病になり、それが少し早い認知症に現れる。
2000年頃のことだったと思う。



母を見舞いに、といっても日常生活は出来るが、どうしても金銭管理と
私の名前が思い出せない。
一緒にいて怒り出すような、そんなことは無いのだが、記憶を失くした
母を帰る度に車に乗せては、思い出の地を何度も旅をした。
2003年まで続いた。

しかし業を煮やした姉一家が、2004年に母を身一つで広島に連れて行き
家の中は食品も片付けないで、空家になる。
私の一家が片付けに行くと、黴だらけの食品が出たままで、私の妻は怒り
心頭であった。

私は2009年までに数年かけて、家を整理して、リノベーションも軽くして
2010年から人に貸し出して、家を維持した。
姉には何度も「売れ」と言われ続けたが、いつかは自分が九州に戻ると
腹に決めていたから。それと賃貸中を理由に肯定しなかった。

2005年に施設にいた母が脳梗塞を起こして、手当てが遅れて半身不随になる。

姉は母を家で引き取り、自宅介護することになる。
それからの長い時間の苦しさは、思い出したくない。
私の人生も変わったし、何より姉は2014年に母より先に亡くなった。

母が死んで4年が過ぎた。
色々頑張ったが、もうこの家に人が住めないと言う判定が出て、
私はかなり生活も困窮したが、やっと1年かかって、家を処分することに
した。



水曜日は、その最終の調印と受け渡しである。

もう私が、九州に帰省したりする縁は完全になくなった。
これで良かったのか、自分で言い聞かすしかない。
しかし、この40年間に、九州と関西を、いろいろな交通機関で行き来して
たくさんの数え切れない思い出に逢えたことは事実だ。

私は母と姉を見送り、その前に父も見送り、
そして3人の子どもたちは、いよいよ来春最後の一人が社会に出る。
その前に妻から離婚を言い出されて、それも受け入れた。

何も残らなかった60歳の夏、最後の日に今日の日記を書いて
明日からの新しい生き方を探すことにしよう。


Posted at 2019/08/31 12:17:38 | トラックバック(0) | 日々の旅 | 日記
2019年08月22日 イイね!

8月の匂い

8月の匂い










8月お盆が過ぎて、晩夏になった。

最近の話題は、ポルシェのカイエンやBMWのRVの代車に乗って
全国であおり運転を繰り返していた人間の、実態と
高級輸入車に乗っていても、中身はKUZUみたいな人間が、実際にいたこと。
これ以上は私も不快なニュースだったので、実際に動画を拝見せずに
世間の会話を聞いて書いているだけである。


なんであんな人間がいるのかは、理由は不明だが、やっぱり大阪だったのか、
という呆れた感想と、
高級外車を売るディーラーの姿勢に問題があると、私は個人的に思う。
前に当該、カイエンを売っている所の裏方で、仕事をしていた。

1000万以上のクルマを買ってくれる客は、普通の人間以上、
それこそ滑稽な言葉で「神」対応するのが流儀だったからだ。

どんな人間も傲慢になったり慢心することがある。
仮にそのクルマに乗れる資格(キーを持てる喜びetc)が自分の長年働いた
報酬でなくても、親から受け継いだ資産で乗れる人もいるだろう。


そういう時に、上へ下への対応、チヤホヤで、きっと間違えた感覚の人間が
出てくる。
今回ディーラーは被害者でなく、加害者の一部、
クルマを売っている側も反省してはというようなことを、
一部のSNSに書いたら、超高級車に乗られている人から、反論もあった。

でも私はベンツがW140のSクラスで世界に起こした影響、
「望ましくない人がオーナーの一部になり、イメージが悪くなっている」
という分析と、
あれ以降、あのクルマの出現以降、ぶつかった時に自分さえ助かれば良い。
衝突安全性が、俺様だけを守れば良い、に一斉に反応して
それ以降の小型車全部が大きくなって、たしかに衝突安全性は高まったが
道路と言う有効範囲の限られた地上資源の活用が、多いに狭くなったことを
覚えている。



だから私は今回の事件と問題性について、輸入車の日本法人がきちんと
本国に上げるべきだという意見だ。
このような人物を生み出した、現状の売り方には、反社会的なキャラクターを
生み出しかねない。
ひいては、それは本体の首を絞めかねないと言うことである。

今回の事件で、どれだけマイナスイメージが付いたことか。
宣伝広告に費やした何千万のお金が、パーになったということなのである。


この話はもうやめておく。





今度はこのニュースと言うか、記事が気になった。
正確な記事ではないが、私なりの読んでの意見と見方である。

ざっと概要を紹介すると、トヨタが2兆円企業になって長い。

その間に上げた利益は国の力や、社会にどれだけ役に立ったかと言うのが
表向きの表題で、実際はもっと社員の給料を上げることが可能。

それは日本の財界や経団連トップ企業が、可能なら1万円くらい毎年給料を
上げていたなら、いま、先進国で一番尻の方にいて、毎日暗い事件が起きて
いる日本はもっと、変われたのではないかという仮説である。



要は、トヨタは株主対策は満点でも、本来はもっと社員に厚遇をすべきであった。
この記事の大事な所は、過去に遡って、そういうイフをしていたならば、
トップ企業に追随し、影響力も大きいから、日本人社会全体のゆとり、
贅沢が可能になり、経済成長も達成できていたのではという、結構慧眼な意見
なのである。

だからあえて紹介することにしたのである。

国と政府にとり、今秋上げる予定の消費税のような楽な取り方は無い。

誰も反対闘争を起こさないからである。

しかし、今回の4度目の消費税改訂は、大きな波紋が起きている。
日本経済を冷えさせて、駄目にした最大の要因が、この消費税と言うことが、
私も持論では一緒だが、かなりのボリウムになってきている。

そんな中での、儲けすぎトヨタが、もしも社員に還元出来ていたならば
21世紀の日本地図が、変わっていたかもしれないのである。


それは何と言う皮肉だろう。
乾いた雑巾をまだ絞るような企業が、いつの間にか日本と世界を代表する
企業になったのである。
ケチンボトヨタがトップでは、日本は右に倣えでどの会社も春闘はしないか
建前程度。ベアも数十円で良い になる。
こんな日本では昭和の時代はなかったが、いろんな企業の主役が交替して行って
今のような時代が来てしまっただけである。


それと、やっと政治批判しても良いくらいになったが、
今の自民政権には、多様な考えが無い。
派閥政治を廃して、安倍(官邸)主導になって、安倍首相個人の裁量ひとつが
すごく重いからである。

だから皆んな向く方向が同じになり、忖度なんて言葉が、表に出てしまった。





元の記事に戻るが、何度読んでも面白い。
荒い記事なので、検証の必要性は高いが、今の税収はバブル時超えらしい。
どうして給料は上がらずに税金ばかり上がり、全ては少子高齢化で日本の
経済が先細りと言うニュースばかり連日流れて来るのであろう。

私は「騙されていた」とか、陰謀説は信じない。
だけれど、企業がもっと民衆である社員にお金を渡して、それと税制の柱から
消費税を後の方にすれば、もうちょっと、もしかしたらもっと、
日本には活力が戻ると思った。

以上が8月の話題で、健全性が社会に普通に存在していたら、
こんなことは口にするようなニュースでもないのである。
Posted at 2019/08/22 03:15:05 | トラックバック(0) | 思うこと | 日記

プロフィール

「トヨタの夢 http://cvw.jp/b/176891/48620683/
何シテル?   08/26 05:18
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
345 6789
10111213141516
17181920212223
2425 2627282930
31      

リンク・クリップ

趣味とかその対象はどうなっていくのか 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/01 18:15:22
タイ製L70ミラ・ピックアップのすべて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/02/22 10:52:34
春の1200kmツーリング・中国山地の尾根を抜けて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/05/11 05:49:46

愛車一覧

ホンダ スーパーカブ50 プロ ホンダ スーパーカブ50 プロ
中古のスーパーカブを買いました。 原付に乗るのは40年ぶりです。
フィアット 850 車の色は空のいろ。 (フィアット 850)
2016年10月、三年半かかった車体レストアが完了し戦列復帰、その後半年、また以前のよう ...
プジョー その他 26インチのスポルティーフ (プジョー その他)
高校の時から乗っているプジョーです。1975年購入。改造歴多数。数年前に自力でレストアし ...
シトロエン ベルランゴ ゴールデン林檎 (シトロエン ベルランゴ)
還暦過ぎて、最後の増車?!。 見たこともなかった人生初のRV車を、九州生活のレジャーのお ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation