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kotaroのブログ一覧

2018年03月20日 イイね!

日曜日

日曜日日曜日に久しぶりに下道を走り神戸に行ってみた。
今は2018年だし、昭和が終わって29年が経つ。
このクルマは昭和46年登録で、私は62年春から乗り続けている。




最近気持ちが耄碌しやすく、ちょっとのことで気持ちから先に挫ける。
それは生きて行くのに必要なお金が無くなったこととか、
親族の別れとか、よく孤独を感じる年齢になったことによる。



それを工夫して克服して、人は生きているのだが、何もかもがめんどうになると
生きるのが真っ先にしんどくなる。

どうしたらそうならずに済むのか。
そう言う時に私の場合はクルマがまだあったことを思い出す。

神戸には聴きたい講演会があったので、行ってみた。
いつもなら鉄道でいくのだが、今回は勘違いして、主催企業の流通基地に
行ってしまい、そこでとんちんかんに気がついた。

焦ったし、携帯電話は一瞬見失い、失くしたかと思い、パニックになりかけた。

ところが、遅れても良いやと、落ち着きを取り戻すのに、長年信頼している
愛車があることに気がつき、カーナビの行き先を変更して遅れて会場に着いた。



日曜日は、講演会で少し収穫があった。

講師の先生の話にも共感するところも多かったが、自分に足りないものや
その他の補足の講演も聞き、やはり何を目指すのか、考えてみようと思った。


帰りの足取りは決して重くなく、30キロ弱の道を再び、国道で戻った。




神戸市内を走っていると、着のママの姿で使われているちょっと前のジャガーが
道路脇に停まり、老夫婦が日曜の午後らしく、普段使いで乗っていた。

フロントのホイルのブレーキ粉は、私のフィアット同様構っていない。
高級車もこんな姿で使われているのは、緊張感がうんと少なく、好いなと思う。

この車と夫婦の過ごして来た長い時間は、よく似合っていると思うし
個人ユーザーのジャガーらしく、色も上品で個性的だ。
こういう人たちは見掛けと違った意味での「金持ち」かもしれない。
リセールバリューなんて、かけらも考えない昔からのこうべっコかもしれない。


私も長い時間、フィアットに乗り続けられたことは、何も計算せずに、
常にクルマを気持ち良く乗りたいだけの一心で乗って来た。


ホームタウンに夕方着いて、それから軽く飲み始めていると、
街バルに出演したバンドが店に入り、しゃべっているうちに興が乗り
即興のライブを再現してくれた。



こんな感じで日曜日が過ごせたのは、まだフィアットが私を乗せて走って
くれるからだと思った。

次に乗る時は、どんな物語が書けるのか。




Posted at 2018/03/20 16:01:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ
2018年03月16日 イイね!

終活へ

インターネットで、クルマの話題を書くと
「昔はよかった」ばかりになる。

あるSNSでは、やっぱりクルマの話題で盛り上がるのは
70年代中心の自動車の思い出である。

それを私は肯定もしないが、ある種の諦め感覚で見流すのがつらい。
そこでみんカラでは辛口の意見ばかり書いてきた。

実際、今後はどうなんだろう。
今出ている新車は、私の経済力が1/4くらいになったのでとても買えない。
それと欲しいと思うものがない。

昔の車の値段が暴騰するようになった。
中古車は100万以下で買えたのが、それは10年内外のクルマで、
30ー40年前の自動車は、とても良い値段がつく。

それからガソリンと、排ガスに関する世の中の眼は厳しい。
ハイブリッドでも電気自動車でも
やがて来る自動運転にしても、もう私のような老いぼれは、
無理に着いて行かなくてもいいのかな、と感じている。

そんなに長生きをしても、用がないだろうし、
「クルマは大昔、若者の楽しい友達であった」で
良いだろうと思う。

そこでいつまでも老人の思い出話だけで盛り上がるのも、
文化や芸術になれなかったので、止しておいた方がいいと思う。

ブログは復活してみたが、クルマの話はもう止そうかと思っている
昨今である。
Posted at 2018/03/22 08:23:43 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2018年02月26日 イイね!

川奈ホテル

川奈ホテル東京からの帰り道
立ち寄ってみた伊豆半島の、知る人ぞ知る名建築のホテル。











今回はちらりと見るだけでしたが、ここは来て見たいなあと
長年の夢を10分の1くらい果たせました。


次回はこのクルマで泊まってみたい。





Posted at 2018/02/26 06:21:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日々の旅 | 日記
2018年02月22日 イイね!

クルマ社会への遠望

クルマ社会への遠望普段社会と、自動車好き空間を、行ったり来たりして生きている。
これは面白いが危険な遊びでもある。

実際に、客観的に見ていると、自動車の趣味が楽しかったのはいつ頃までだろう。
判断材料を考えると、何でもありだったのは2000年頃までだろうか、と思ったりする。値段のこなれた面白い中古車の外車が豊富だったのが、その頃だ。

バブルが終わって、いろんなことが冷めても、現実的にはワクワクできることが、いっぱい残っていたように思える。
まだ紙媒体情報が元気だったから、そこから得る刺激が面白かった。

それからの20年弱は、必要な時間だったけれど、ネット世界が社会の合意を作るようになり、管理や監視が世間を覆うようになった。

やがては車なんて、運転しなくてもよくなり、伝統芸能みたいなドライビングを楽しむ時間は、残り少ない気がする。
ギターを弾いたりするような趣味と同じになるのか。

自動車好きの人が集まってくる場所や空間で、僕はひとり違う意見を言う。
浮かれちゃいけない。世間は好意的にみてくれない。
それでも自動車が好きなんだからどうしたらいい?

高い車や、珍しい車に乗るほどに、英国人のようなノーブレスオブリッジが要るのではないか。
そんな車が走行中に、トラブルで事故を起こせば蜂の巣をつついたみたいになる。

老人=高齢者が運転事故を起こし無辜の群衆に突っ込むと、もう許してもらえない。
高齢者が特権とは思わないが、働かなくて生きて行ける人は、今はご褒美の時代ではない。
一歩間違うと怨嗟の対象に舞い上がる。クルマ乗るなよって。
それにだんだん近くなっていることを僕は感じる。

若い世代の中から、車を持っていただけで「勝ち組」なんですねと言われたこともある。
それは違うと即答できなかった。
だから今、高級車の世界は、遮断、隔絶がキーワードだと感じる。

こんな社会風潮になったのは、2000年代の後半あたりからだろうと思う。
まだ多くの中高年が気がついていない感覚。

でも若い世代に偏見を持たない車好きが僅かだがいる。

自動車雑誌、自動車関係団体は、僕のこのような感覚を正面から受け止めて欲しいと思い、一筆書いてみた。
Posted at 2018/02/22 09:06:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 思うこと | 日記
2018年02月12日 イイね!

極端と放縦

極端と放縦中国人の観光客が大阪にたくさん押し寄せて
買い物に興じている風景をよく見る。

彼らの強みとはなんだろうか、ある時に考えたのは
層の厚い中間層の存在かと気がついた。










かつては日本も総中流時代と呼ばれて、生温いと批判はあったが
国民の多くは幸せに包まれていた。そんな気がするのは、まだ自己責任論が
これほど目立たず、そういう意見の主が少数派であったからだ。

若い人が自動車に乗らなくなった。
その裏返しを考えることにする。
何で若者は車を欲しがったのか。

車に乗ることの利便性や、憧れの充足度(現在でいう「リア充」と重なる)、
あとは物理的要因で、家が狭く、クーラーが無い、個室も少ない等、
異性との出会いや交遊目的、これは大きかった。



現代社会は車が無かっても生きて行けると言う文句はよく聞かれる。
確かにそうだが、論理とかロジックって、一方通行で考えるとよくない。
反対から見たら「クルマってこんなに面白いものか」という発見もあるだろう。

今回のタイトルを考えたときと、今書きかけている時間に、少し時差がある。
「極端」な社会は、皆んなが同じで何が悪いと言う切り方。
「放縦」とは自分勝手なときによく使われる。

中流社会の出現は、「よくできた民主主義」だった。あの時代に文句ばかり
言っているのは一部のひねくれた社会評論家と、時代からずれ落ちている
「活動家」くらいだったのではないか。

しかし私も中流の空気に浸かっていたのに、やや批判的な方であった。
自動車の世界は、どんどん便利になり、要らない機能もいっぱい着いて
コストも量産で下がり「皆んなが幸せ」な社会が続くようになった。

なのに今はどうなったのか。
自動車メーカーは、米国のビッグ3が資本提携から買い占めに移り、失敗し
一度破綻した。

そこからいろんなことがおかしくなった。




「生き残り」の時代がきた。
死に絶えた恐竜には誰もなりたくない。
残るためには「ブランド 力」と、プレミアム性(もしくは「感」)の方向を目ざさ
なければ大変だ。

これはクルマの世界だけではなくなって、会社で働くサラリーマンも、
本屋に並んでる雑誌の世界まで、「右にならえ」になった。

私は約10年前に、サラリーマンを辞めてしまった。
収入が無くなり、当初はクルマも最後の預金で複数維持したが、
昨年ついに一台体制に、思い切りバックして、今に至る。




さて、

21世紀も、そろそろ20年が過ぎる。
自動車とか、カメラというのは20世紀で「最も面白かった発明」ではないか。
実際の登場は18世紀の終わり近く、産業革命からそう遠くない時代である。

20世紀は「生活革命」の時代であった。だから皆んなで、大衆の単位で
生活の夢を見られた。
悲しき戦争が2度世界を覆い、1945年に終わった方は、日本もこてんぱんに
巻き込まれた。

産業革命が無かったら、世界大戦は起こらなかったであろう。
人類は大国の影響を受けたり、宇宙を目指したこともあった。

でも人間の生活単位は「家」という囲いのある空間に住むようになり、
それから何千年も、そう本質は変わっていない。
寝たり食べたり、セックスをして子孫を作ったり、である。

20世紀は走る空間であるクルマを持つようになれた人が、
最初は富貴な貴族から、最後は庶民にまで拡大できた。
選挙とか民権に近いようにも思える。

今後は僕らの好きな「自動車」はどうなっていくのだろう。
僕は「進化」にも抵抗するようになり、新しいクルマを乗らないようになった。

大衆の「車離れ」と似ていて違うのである。

あたかも産業革命の初期に、紡績機をぶっこわしたラッダイト運動に参じた
人に、通じるものがあるかもしれない(笑)。



(写真は「ニューイヤー」参加のため東京を目指した一日目、上りの風景です)
Posted at 2018/02/20 13:32:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「やっぱり。言わんこっちゃない。「トヨタ、センチュリーを独立ブランドに クーペ開発でラグジュアリー市場拡大」https://x.com/i/trending/1977788758218219921
何シテル?   10/14 09:32
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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