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kotaroのブログ一覧

2018年02月09日 イイね!

ニューイヤーの後のこと

ニューイヤーの後のこと










東京は寒かった。
収穫ももちろんあったのですが、今後の旧車趣味を考えると、
なんとも不安定な気分になる。
日本の場合、デフレの15年から20年間に、階層分離が進み、
上はラフェスタ・ミッレミリアのような芸能人とお金持ちのデビュッタント(社交界)
みたいな世界から、今回のニューイヤー会場に詰めかけて
隣の駐車場で気炎をあげている「改造車」ファンまでに分かれてしまった。

そもそも個人エントリーが減ったのは、主催者JCCAが来たい人の気持ちを
汲み取れずに、クラブスタンド、マーケットブースに、分散させてしまったことが
背景にあると思う。

関係者駐車場スペースに「出たらいいのに」と思われる車が多数停まっている。
この人たちは、出たいという気持ちよりも、出たらお金を1万円とられるという
抵抗感と、あとクラブスタンドの重複車輛とかだと、理由を推理する。

また隣の改造車展示会は、勝手に集まっているだけなのだが、
「こっちの方が盛り上がっている」と思った。
ガイジンが、カメラ片手に日本に来て、「オー、イッツクール。ジャパニーズ
カイゾウシャ!」とプラウズするのは、こちらじゃねえかと私は思った。

それは一種の民俗学の要素で、ここには今の自動車はいない。
70年代の日産車は、奇抜なデザインが多いので、改造のモチーフに手頃に
昇華している。
これに気がつかないJCCAは「族車」の締め出しをやっているが、
そろそろ「第2会場」を設けて、族車のコーナーや、入場券を共通券と、
カイゾウシャだけ見られる、美術館の「平常展示券」みたいにすれば
よいのにと思ってしまう。



盛り上がらない会場に、コンクール審査員の毎回おなじみの
モータージャーナリスト氏が数名来ている。

安いギャランティの仕事なんだろうけれど、有名雑誌の元編集者氏らも
一体何しにきているのだろう。提言とかしたらいいのにといつも思う。
私はいつも辛口だが、現状を憂えて無言の抗議に、大阪から雪道を
500キロ走って参加している。
だからこれくらいの意見は、言わせてもらっても構わないだろうと思う。



まあ、雑誌に書いているモータージャーナリストと、JCCAが良くないと言っている
のではなく、見ている、参加している側にも、原因はあると思う。

ここに来ると、いつもの関西のような狭いサークルで会っている30年来の
仲間ばかりではないし、今回も新鮮な出会いも結構あったことは、書いておく。

でも私の師と思う亀岡の先生らは、フランスのレトロモービルなどは面白いという。
私は長くヨーロッパには行っていないが、Facebook等で海外の情報は見ている。

例えば、「70年代の日産車」とか、自動車だけでない生活文化みたいなコーナーが
ある。
そんなのが見られたら、1000円の一般入場券は高くなくなる。

お台場に来る以前、横浜でパシフィコでやっていた当時は、屋内展示もあり
面白かった。
そこから日本は不景気になったという理由だけで、良いのだろうか。
90年代前半から、25年以上この行事を楽しみにしている、私は個人の
旧車ファンである。


Posted at 2018/02/09 13:53:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2018年02月03日 イイね!

2018ニューイヤーミーティング

2018ニューイヤーミーティング今年も1月27日から29日まで、東京方面に旅行しました。
全走行距離は1231キロでした。


今回はこの大寒波で旅行がすごく危ぶまれました。
また私の身辺状況も、金銭的な余裕がなく、今はアルバイト程度の身分。
どうしよう。止めておこうかと。
年が明けて、「やっぱり出ようか」と新年にエントリーしました。



今回の感想より先に、会場でお会い出来た方。ありがとうございました。
お台場では、古い友人と再会出来たり、参加して良かったと思いました。



行事の方は、衰退の一途かもしれません。
しかし、その表面的な現象は、分析の対象と言うよりも、あくまで事実。
それより、このイベントならではの、参加者層、客層は今も良いと思います。



複雑な思いで参加して、いくつもの感想を持ち帰った行事でした。

内容については、時間を取り次第に書いて行きます。


Posted at 2018/02/04 07:04:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ
2018年01月24日 イイね!

自動車雑誌の意味

自動車雑誌の意味20年くらい前は本当に元気だった。
私も、自動車社会も、自動車の雑誌も含めてである。






今でも、1990年代くらいの楽しさが、残っていたら、
社会の中で、楽しいことがいろいろと出来るだろうと思う。

何が変わったのかというと、情報の入口と出口、それに伴う人間の受け取り方だと
思っている。

自動車雑誌の新車記事は要るのか?という問い掛けが、最近の「ベストカー」に
載っていて、論議をちょっと呼んでいるらしい。


しかしそれとても、「だからどうなんだ」という、影響力の少なさと思う。



私は、イベント社会の方は一定の役割を満たして、社会(インフラ)的に
消長、成功失敗はあれど、定着したと思っている。

でも、この20年間、自動車雑誌の方は、活路を見出せないままに、先細りと
新機軸が出せないままに到っていると思う。

一時期「CGクラブ」のような「お高くとまっていた」雑誌が、直接、読者層に
アプローチをかけて、ファンクラブを作ろうと努力したことも、知っている。

DM(ダイレクトマーケティング)に挑戦したカーグラフィックの試みは、
評価すべきだろうか。あまりにもレジェンドと化した小林彰太郎の編集長時代
から、今や時代は遠くなった。

小林が活躍したのが1962年から80年代である。
その後2代目編集長が短期間で辞したり、混乱もあり小林の「神通力」に
ずいぶん頼っていたと思う。
90年代に、安定があれば小林はもっと落ち着いた老後を送り、日本のモーター
ジャーナリズムも、御意見番として、発展に活躍出来たのではないかと思う。


自動車産業の方も、そんなに悪くはなかったのが、90年代だが、実際の日本は
97年以降に長いトンネルに入ってしまった。

今、雑誌や、ジャーナリズム、そして趣味のあり方と言うものは、
インターネット社会が、基盤を作り上げてしまってから、その上で踊り、
何とか生き残る方法論に、終始しているのではないか。

いわんや、個人レベルの趣味においてさえ、である。




そろそろ、ポストデフレ期の社会に、取り組まないと、20年間をいつまでも
lost in time (失われた)と呼び続けるだけである。

自動車雑誌は、幸いなことに絶滅はしていない。

編集者も2、3代入れ替わってきている。
今こそ、新しい時代の趣味やカーライフ。それと、固定や先入観の払拭に務め
新しい役割や活路を作り出していかなければ、いけないと思う。


軸のひとつに考えて欲しいのが、旧車を漠然とした趣味として見るより、
アーカイブの縦軸を構築して、この時代のそのクルマの意味とか、
何が新しかったのか。この時代に何を産み出したのかということを、
整理して、並べ揚げて行って欲しいと思う。


でないと、新車記事がなぜ要らないのか。新車がデフォルトで、完成度が
高くなったから、インプレッション記事は、必要がないという結論しか
出てこない。


確かに、これまでの書き方で新車記事を読んで、クルマを買おうという
発想は、かなり影響がないと思う。
活字媒体に、人びとが就職や、仕事を求めていた時代は、そこに人間を
呼んでくる何かがあった。


それが情報の入口の先端だったことが最も大きい。


いま、情報の先端が違うのならば、出口的なあり方について、もう一度
考えたら良い。
出口は加工も出来るし、これまでとは違う可能性が残されていると考える。
きょうはここまでにしておく。










Posted at 2018/01/24 14:47:37 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2018年01月22日 イイね!

日曜日の過ごし方

日曜日の過ごし方また天保山のミュージアム主催の、朝走行会に行って来ました。

朝そんなに早くはないのですが、高速を使わないと、間に合いません。
池田から、朝の阪神高速に乗り、天保山まで30分くらいです。

都会に住むことのメリットは、使わせて頂いていると言えるでしょう。



こちらの行事に参加させてもらうようになり、2回目です。
まだ皆さんと特に親しい仲でもなく、今後はどんなふうになるのかは、
未定です。

しかし、しばらく私もクルマも、居場所がありませんでした。
京都の高雄は、悪くはないのですが、ベストとも言えません。
毎年、「敷居」が高くなるように感じているし、10年続いて
それなりの権威にも成長しました。





そうやって考えると、アマチュアぽい行事ですが、今の私はカー行事
リハビリの最中と言っても良いかもしれません。
あんまり身構えた行事に行って、もみくちゃにされても、うまく立ち回れないと
思います。





今は何せ余裕がありません。
これ1台を維持することが汲々の状態ですから。
しかし、850一台、あると無いとでは、その差は大きいなあと思います。

この年で、定年間近になって、やっとご褒美で「エンスー車」に入って
こられる人もありますが、こんなオールマニュアルの機械式車なんて、
60前になり、初めて乗るなら、私は根性が無いので、やらなかったでしょう。




私は少し親しくなったミュージアムの職員らと、会話をするようになり、
若い彼らの、クルマ好きな思いも理解しながら、
ああ、こんなことも、知らないのが今は普通なんだなと、そういう落差にも
驚きつつ、アプローチもいるんだなと、再度理解していきました。


高雄は悪くないけど、
すべて判り切ったこと、というのが大前提で、ミーティングがスタートしています。

朝遅れて来るのも、場違いだし、空気を読めないという判断になります。





私は、最近twitterで若い車好きらの人びとの集まりと、接近が始まりました。

彼らはビジュアルから、もちろん知識と運転能力はありますが、
私らとは違う感覚で、旧いクルマが好きになり、20代、30代が集まってきて
いるようです。

そういう人びとの、盛り上がり方は、私が若い頃にも似ていますが、
少し違うし、2018年という制限された時代の中で、80年代から90年代を
楽しもうと、しているようです。

だから60くらいのおじさんたちは、もう少し、胸を開かないと
10年後には嫌われていかないか。




家に帰ってから、カーナビを付けました。

これで今週末は、今年も東京に行って来ることに、いたします。


Posted at 2018/01/22 07:18:47 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2018年01月16日 イイね!

震災と自動車

震災と自動車23年も前に、私は住んでいた街で大きな地震に遭遇した。
戦後の自動車が、ある程度以上普及するまでの時代に
大きな地震は少なかった。
なので、この時は2011の東日本震災とは違って、初めての取り組みや
環境の問題とか、考えさせられることは多かった。

またネットも殆ど無く、ましてiモードや携帯の使用も未発達の時代であった。



近所の小学校は、長らく避難所になり、たくさんの人びとが生存情報や
安否確認の連絡場所になっていた。

カラー写真の方がまだ寒い時期で、震災から1ヶ月以内だろうか。

寒いので自動車の中で暖を取る人が多かった。
まだエコノミー症候群の恐ろしさは、それほど言われていなかったと思う。

私は自分のことを書くとまずいことはないが、850が保管場所で無事だったので
瓦礫を踏み越え移動手段に、頻繁に使用している。


そんな避難生活の最中に崩れたガレージの下になった古い車をみつけて
嗚呼と思った。

ところが夏くらいになり、小学校に行ってみると、その車は生きていた。
屋根は少し凹んでいる。



おそらくワンオーナーの個体であったのだろう。

それから10年が経ち、住んでいた町を離れることになるのだが、
その間にこの国産車と再会することは、なかった。

でもこの奇跡的な生命力を持った車は、その後どうなったのだろうと
今頃になると、ときどき思い出す。


震災の時に、感じることは、大き過ぎて今でも判らない。
自然の猛威に敬虔になれとも、いえない。

個人的な些末なメモリーは、いくつかの断片である。

それでこんな記事を書いてみた。
美談なんてどこにもなかったし、マスコミに取り上げられるのも、不自然だった。

でもこのニッサン・チェリーが、矍鑠として生きていたことは、ちょっと
嬉しかった。

旧いクルマに乗るもの同士というより、カーズの会話が聞こえたなら
それで良いではないか。

あれから20年以上が経ち、古いクルマは増税の対象になったり、
あんまり気持ちよく乗れない時代になっていった。



素の、ワンオーナーカーが、肩身を狭く感じずに生き残れた最後の時代。
それが震災というレクイエムであったのではと、いま思っている。




Posted at 2018/01/16 13:20:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「やっぱり。言わんこっちゃない。「トヨタ、センチュリーを独立ブランドに クーペ開発でラグジュアリー市場拡大」https://x.com/i/trending/1977788758218219921
何シテル?   10/14 09:32
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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