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2019年10月22日

日産 スカイライン 400R/GT Type SP(HYBRID)試乗記

日産 スカイライン 400R/GT Type SP(HYBRID)試乗記 7月16日にマイナーチェンジが発表され、9月より発売が開始された日産スカイラインに試乗しました。試乗グレードは405PSを発生する3,000CCV6ターボエンジンを搭載する400R(5,625,400円/7AT)と3,500CCハイブリッドを搭載するGT Type SP(6,160,000円/7AT)になります。


【エクステリア】

400Rフロント ボディカラーはオーロラフレアブルーパール


GT Type SP フロント ボディカラーはカーマインレッド


400R サイド・リヤ


GT Type SP サイド

GT-Rと丸目4灯のリヤテールランプの採用により、以前より「スカイライン」を知っている方ならばマイナーチェンジ前のモデルよりも「スカイライン」らしさが増したと感じられるエクステリアになったかと思います。
私はフロントグリルのCIマークがインフィニティマークからNISSANに切り替わったのが特に良かったかなと感じています。

【インテリア】

400R ダッシュボード


GT Type SP ダッシュボード

インテリアのクオリティについては個人的には価格から考えると納得のクオリティが確保されているのかなと。ただ、ガソリンターボモデルとハイブリッドモデルの装備差が顕著に出てくるのがこのインテリアでありまして、私の想像ではハイブリッドモデルがプロパイロット2.0(ハンズオフ機能付き)でガソリンターボモデルがプロパイロット(ハンズオフ機能無し)かと思っていたら、ガソリンボモデルは日産ではノートと同じインテリジェントクルーズコントロール(つまり、停止保持機能なし)まで「格下げ」になっていました、よって、ハイブリッドモデルは電子制御のパーキングブレーキが装着されるのですが、ガソリンターボ車は足踏み式パーキングブレーキになってしまいます。
正直言って、この「造り分け」に意味があるんでしょうかね。ハンズオフ機能が無くても停止保持機能が付くプロパイロットが標準装備されていたら、ガソリンターボ車のコストパフォーマンスもグッと上がるはずなのですが…。このチグハグとしか感じられない装備差が、個人的には大変残念に思います。

【シート】

400Rのフロントシート


GT Type SPのフロントシート

400Rはサイドサポートが少し張り出している本革スポーツシートが、GT Type SPは本革シートが装着されています。どちらの革シートも価格相応のクオリティが確保されていますが、実は400Rのシートの方が革が柔らかく、掛け心地は400Rのほうが「包み込まれる」ような掛け心地になります。

【エンジン・トランスミッション】

ガソリンターボもハイブリッドも7速ATのみの設定

400Rは3,000CCV型6気筒DOHC直噴ツインターボエンジン(405PS/48.4kgf.m)と7速ATの組み合わせで、GT Type SP(ハイブリッド)は3.500CCV型6気筒DOHC直噴エンジン+モーターのハイブリッドシステム(総合出力364PS)と7速ATの組み合わせになります。
今回は双方市街地にての試乗でしたが、「速さ」を感じるのはハイブリッドのほうで、ドライブモードを「SPORT」の位置にしてアクセルを踏み込めばシートに押し付けられるほどの加速感を味わえます。
400Rはと言えば、街中での加速感はWRX S4とそれほど差は感じられず、正直言ってサーキット走行でもしない限りは本領は発揮できないのかなと感じました。スカイラインはこのほかに通常のガソリンターボモデル(304PS/40.8kgf.m)がありますが、街中では通常のガソリンターボエンジンとの差も感じにくいのではと思いました。
組み合わされる7速ATですが、これは少し古さを感じます。発進時におけるトルクンバーターの介入時間が長く、直結感が薄いため特にガソリンターボモデルでは加速のキレを奪ってしまっているような感さえあります。早く最新のオートマチックに切り替えていくよう希望したいですね。

【サスペンション・ト乗り心地】

400R


GT Type SP ともに装着されていたタイヤは245/40RF19 ダンロップ スポーツマックス ランフラット

フロント・ダブルウィッシュボーン式/リヤ マルチリンク式で構成されるサスペンションは、ハッキリ言ってしまえばインテリジェント ダイナミックサスペンション(電子制御ショックアブソーバー)が標準装備される400Rのほうが乗り心地がいいです。
操縦安定性はどちらのモデルに乗っても印象はあまり変わらない印象ですが、乗り心地については「全然ちがう」というレベルで違いがあります。
メカサス仕様のGT Type SPはランフラットタイヤの反発力がサスペンションでは吸収しきれず、路面の荒れた道路を走行すると「ゴツゴツ」の手前の「コツコツ」が結構伝わってくる乗り心地になっています。
一方インテリジェント ダイナミックサスペンション(電子制御ショックアブソーバー)が装着されている400Rはショックアブソーバーの動きがスムースで、ランフラットタイヤの「硬さ」が見事に消えていたんですね。本当、乗り出し価格が500万円超のクルマならこのインテリジェントダイナミックサスペンションが標準装備されていてもいいんじゃないかと思いましたが、この装備は400Rに標準装備でガソリンターボのGT Type SPのみがオプションと、先ほどのプロパイロットじゃないのですが、本当に装備設定がチグハグで残念なんです。本当、今後の改良で全モデルにこのインテリジェント ダイナミックサスペンションが装着できるように装備設定を見直してもらいたいです。

【総括】




日産マークの付いたグリルと丸目4灯のテールランプを身にまとい、より自動運転に近づいたプロパイロット2.0の搭載など、かなり力の入ったマイナーチェンジであると感じました。一方装備設定は先述のとおりかなりチグハグな面が散見され、「スカイラインでおすすめのグレードは何」って聞かれると正直答えに窮してしまいます。
現状では停止保持機能のプロパイロットは諦めて、3,000CCV6ターボエンジンを搭載したGT Type SPで400Rの足回りを持つスポーティパッケージ装着車(5.051,200円)が1番コストパフォーマンスが高いですね。インテリジェント ダイナミックサスペンションの乗り心地を知ってしまうと、19インチタイヤ仕様ではメカサスには戻れないです。
今後は早急に装備設定の見直しを行い、せめてガソリンターボ車にもセレナ同様のプロパイロット(ハンズオフ機能なし)を装着して、より魅力を高めてもらいたいですね。

このブログの撮影機材
カメラ Panasonic LUMIX G99(400R)
レンズ Panasonic LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25㎜/F1.7 ASPH.(400R)
カメラ Panasonic LUMIX LX100M2(GT Type SP)
正直カメラの写りの差にもビックリ。特に室内や本革シートの写りの差は一眼とコンデジの差がハッキリと出てしまったな…

ブログ一覧 | 試乗 | クルマ
Posted at 2019/10/22 11:19:40

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この記事へのコメント

2019年10月22日 22:06
こんばんは。
400も試乗ですか。羨ましいです。
しかしハイブリッドに7速オートマを仕込んでくるのはあっぱれです。仕組みはよく知りませんが、ワクワクします。
一度探して乗ってみます。
コメントへの返答
2019年10月23日 8:12
おはようございます☀

400Rはたまたま浜松に試乗車があったので試乗してきました。感想は試乗記のとおりですが、400Rを検討している方は試乗されたほうがいいかと思いました。

ハイブリッドは私もよく仕組みはわかりませんが、7速ATとの組み合わせにより、トヨタのハイブリッドとは違う、スポーティな加速を味わえます。
ぜひ試乗してみてください。

プロフィール

「@FLAT4 さんこんにちは。室生寺はまだシャクナゲが咲いていて五重塔とコラボしていい写真が撮れました👍」
何シテル?   04/29 14:32
やまちゃん@8148です。 フリードハイブリッドModulo XとカローラアクシオハイブリッドW×Bに乗っています。
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