
11月末から、間違いだらけのクルマ選び2014年版を書店で探していました。
昨日やっと見つけました。
ちよっと発行が遅過ぎ。年末年始で忙しく、売れるものも売れないのではないかと心配になります。
実は83年版から、この本を読んでいます。
小学校2年か3年から、辞書を片手に徳大寺さんの評論を読んできました。
自分のクルマ観と国語力は、この本が礎になっています。
年末と言えば、間違いだらけのクルマ選びとカーオブザイヤーが楽しみな小学生でした。
普通はクリスマスとか紅白だと思いますが。
なぜ、スカイラインやプレリュードを褒めず、ゴルフやBMWがいいと言うのか。子どもながらに疑問を持っていました。
この年末の風物詩も、昨年まで何年間か発行が止まっていました。
確か徳大寺さんと出版社の問題だったように記憶しています。
昨年からは、自分世代の自動車評論化の島下泰久さんの共同執筆になっています。
良くも悪くも毒がなくなりました。
かつて、欧州車と日本車に大きな性能差があった時代には、書くべきことが多々あったものの、現在はその論点がブレており、読んでいて不完全燃焼な印象です。文章量も少なく1400円か1500円出して買うものではありません。しかし自分は、昔からのファンなので、ちよっとでもなるほどと思える箇所があれば、また買ってしまうのです。
往年のベストセラー本も、すっかり役目を終えたというとが率直な印象。
残念でなりません。
もう、走行性能のちよっとした違いの良し悪しを論ずる時代ではないのでしょう。
しかし、ゴルフ7については終始べた褒め。
クルマの性能云々より、そこは雑誌に任せて、巨匠が伝えるメーカーの歴史、世界観を読みたい人は少なくないでしょう。
とはいえ、間違いだらけの大ファン、出る限りいつまでも応援して行きます。
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Posted at
2013/12/28 20:29:43