盆休みは、国内で最も売れる自動車雑誌 ベストカーを、久しぶりに隅々まで読んでみました。
ネット社会となり久しく、いろいろクルマサイトがありますが、やはり雑誌は良く出来ています。
そして紙が適度に薄く、ゴロゴロしながら見るのに最適。
新聞の普及キャンペーンか何かのキャッチコピーに「偶然の出会いがある」というのがありましたが、自動車雑誌も幅広く網羅しているので、情報との偶然の出会いがあります。
欲しい本はアマゾンで買うのが効率的ですが、本屋に行くと新たな本との出会いがある感じ。
何となく気になっていたけど、調べるに足らない記事を見つけました。
まずはサスペンション。
もと走り屋?として、最近のFF車のサスペンション構造の手抜きが、ちょっと気になっています。
新型ゴルフは5代目以降のリアマルチリンクを、廉価グレードはトーションビームにしています。
FF最速のルノーメガーヌRSほか、これから登場する500万円級のシビックRもトーションビーム。
昔四輪ダブルウイッシュボーンサスペンションを高らかに謳っていたホンダのこだわりはとうしたのでしょう?
今やフロントストラット、リア トーションビームという軽自動車のような簡易式。
記事ではアクセラとデミオを比較。アクセラはマルチリンクなので、その違いを検証するのですが、そもそもホイールベースも車重も違うクルマなので、ゴルフで比較すればいいのに、、と突っ込まずにはいられません。
まあ、マツダからの回答が得られたからと解釈してますが、、
トーションビームのメリットは部品点数が少ないので、軽量かつコンパクト、スペース効率に優れています。一方左右が繋がっているので、衝撃を片方だけで完結できません。けどシンプルかつ低コスト。ハンドリングも大切ながらスペース効率を考えるなら、トーションビームで十分となるのでしょう。
そう考えると、バブル期の国産車は贅沢でした。ホンダはダブルウイッシュボーンが主流。その他メーカーもカローラクラスでも四輪独立式サスペンションでした。
けど、構造云々よりも、ダンパーやブッシュの味付けで解決出来ることが多いので、欧州車の多くはトーションビームなのでしょう。
続いてはディーゼル。
マツダ車の販売の6割を占めているディーゼルは、そもそもヨーロッパが本場です。
日本でディーゼルは売れないというなか、スカイアクティブディーゼルで、その常識は覆りました。
ベンツ、BMW、ミニが積極導入をして、輸入新車販売に占めるディーゼルが1割を超えたそうです。
そこで動いたのがボルボ。
一気に4車重でディーゼルを展開。
本来メーンとなるエンジンを展開することになりました。
以前からベンツのCDIはカッコいいと思っていましたが、Cセグメントなどの小型にはディーゼルがありませんでした。V40などにディーゼルが乗ると、とても魅力的。
今後はゴルフやパサート、プジョー308にもディーゼルが入ってくるようです。
ヨーロッパでは半数以上がディーゼルとも聞きますし、受け入れの気運が出来た今こそ各社ディーゼルを入れればいいと思います。
ハイブリッドは、今後世界的には明るくないと聞きます。
渋滞や低速で有利なハイブリッドと比べ、全域で低燃費を実現出来るディーゼル。
V40はマルチリンクサスペンションとディーゼルと、何気に本格派。
各社どこをどう妥協するかあると思いますが、エンジンやサスペンションは自動車の要。
家電みたいに海外との価格競争に飲み込まれないよう、真面目に作って、違いのわかる人達にその良さを発信して欲しいと思います。
Posted at 2015/08/16 11:21:58 | |
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