子どものころからの愛読書、間違いだらけのクルマ選びの98年版。97年に発売されたものです。
自分が社会人になった年に買った本で、たまたま本棚で見つけて読んでいます。
寝る前にクルマの本を開いて、読んだり眺めたりする時間が昔から大好きです。
読み返してみると、この時代は自分自身にとっても変化の年でしたが、自動車も大きく近代化した年でした。
まずプリウスが発売されています。世界初の夢のハイブリッドカーでした。
一方世界では、高級車の代表メルセデスが、コンパクトなAクラスを発表しています。
クルマの価値観がスピードから省燃費になった象徴的な二台は、同じ時代に生まれていました。
またゴルフ4も発売されています。排気量が2リッターから最新の1.8リッターになり、内外装が高級になったゴルフです。ボディのパネルごとの隙間、いわゆるチリが詰められ、品質がグッと上がっています。
以前乗っていたゴルフ5からプジョー307に乗っていたため、フランス車のチリの酷さには閉口していました。
最新のDS4は、このチリが詰められていて感心しましたが、ドイツ車とは10年以上の遅れがあるのでしょう。
けど、製品の良し悪しだけで選ぶなら、フランス車には乗りません。
インターネットや携帯が、一般に普及したのもこの時代。
価値観の多様化が本格化した時代だったと思います。それは品質や性能では、セダンやクーペに明らかに劣るミニバンが流行したことに、象徴されていました。
Posted at 2013/05/23 20:44:35 | |
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