
世界の自動車メーカーが合併し始めたのはいつ頃からでしょう?
日本では日産がルノーと資本提携、というか傘下に入ったのは、確かワタクシが社会人になって間も無くの1998年頃だったと記憶しています。
早くにはマツダとフォードの提携も。
その関係から、今でも広島にはフォードジャパンリミテッドの事務所があります。
しかも開発を手掛けるエリート集団。
会社からフォードの新車を与えられる高待遇の人たちです。
かつて自動車メーカーが世界規模で合併することは、大きなニュースかつ印象的なことでした。
ところが最近は技術提携など、もはやどこでもしている感じで、あまり印象に残らないものもあります。
今日見つけたニュースは、フィアットがPSAとの合併を検討しているというもの。
これはちょっと興味深いです。
日本ではイタフラといって、イタリア車とフランス車を、クルマ趣味人たちが愛でていますが、資源があり、楽天的でオシャレなイタリアとフランスは、真面目マジメのドイツとはお国柄が異なります。
フィアットとプジョーが組めば、面白いクルマが期待できそうです。
どこまで進んでいる話かわかりませんが、クルマづくりに関しては相性が良さそう。
メーカーの流れで、ディーラーのあり方も影響を受けます。
マツダ、ボルボ、フォードは、以前のメーカー資本の関係から、ディーラーもマツダ括りのところがあります。
広島ではフィアットとクライスラーを同じディーラーが扱い始めてています。
当然、メーカーとディーラーのなかで、同一ブランドを扱うのが、信頼関係上いいと思います。
一方、必ずしもそうでないケースも多々あります。
フィアットとPSAを買う客層は、かなり近いと思いますので、相乗効果があるでしょう。
何より、フランス車には官能性があまりありません。
イタリア車にはさりげなさと言うか奥行きがない。
一緒になれば相互補完で、日本車、ドイツ車、イタフラ車の面白い相関図ができそう。
新しい動力源に最新のカメラや制御技術、また通信技術など、自動車の発展には車体開発以外にも莫大なお金がかかります。
NGCCで新しい客層に訴求して、元気いっぱいのメルセデスに対して、より趣味性の高いエンジン音やデザインなどで、世界の高感度な人々を捕まえて欲しいと思います。
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2015/06/13 10:58:02