
DS4を車検に出しています。
代車はプジョー207
7年落ちの8万キロ。
久しぶりのプジョーライフですが、世代もクラスも違うとは言え、以前乗っていた307ccといろんな共通点があります。これぞブランドの約束。
メーターはホワイトの大型のスピードとタコ。イルミはオレンジに光り、昼夜問わずとても視認性に優れています。
ステアリングも、奇をてらわないスタンダードな3本スポーク。
そして猫足のサスペンション。
8万キロ走っているので、ダンパーは本来の性能を維持していませんが、ストロークが長くしなやかな一面を多々感じることができます。
プジョーは足が長い
自動車ジャーナリストの故徳大寺さんが何かに書かれていましたが、今でもその片鱗を見ることができます。
あと、特筆すべきは、フロントシートのヘッドレスト。
ちょうど後頭部を支えてくれる形状をしており、長距離で頭を保持してくれて疲れません。
悪い点も、ちょっと古いプジョーのお約束。
4ATは、ロックアップの範囲が広くダイレクトなのですが、1つのギアの守備範囲が広く、一般道では2速多用で3速ではトルク不足になることが多く、高速では3と4速を行き来するし、3速では相当回転が上がってしまいます。
また、1.6のNAは、一般道では必要十分ですが、高速ではトルク不足。
中国自動車の登りでは、ちょっと物足りない場面に出くわします。
とは言え、サスペンションのセッティングはさすがプジョーです。
シトロエンとも違い、プジョーの世界があるのです。
これはある程度距離を走ったクルマにも共通する 味 のようなもの。
短期間の試乗ではわからない、ちょっとした味付けです。
最近のプジョーは、ステアリングも変形になり、メーターも新しい試みをしていますが、乗り味はプジョーしています。
この味という部分は、いろんなクルマを乗り継いでこないと、差異を感じ取り難いと思います。
速くもない普通のクルマですが、ちょっといいのです。
いわゆる平凡のなかにある非凡。
そんなところが魅力のクルマ。
実は玄人向けのクルマなのだと、最近思い始めています。
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Posted at
2015/06/23 15:11:55