車は体を表すのブログ一覧

ヒストリックカー展で、子どもながらに憧れたハコスカをパシャリ。
ただこれはホントにGT-Rなんだろうか？
2ドアはオーバーフェンダーがついてたはずだけど、4ドアはどうだったっけ？
けど、ワタナベのホイールでツラまで出てるし、状態もキレイで、買えるなら是非乗りたいクルマです。
昭和53年の排ガス規制で、クルマが面白くなくなったと言われたみたいですが、90年代の安全ボディにエアバッグ、ABSブームがトドメを刺したように思います。エンジン出力が上がっても重量で相殺され、結局この時代の動力性能から、あまり進化してないんだと思います。これぞいたちごっこです。
けど毎年1万人を超えていた交通事故の死者数、近年半分以下になっているのは、これらの技術のおかげです。
スピードが正義の20世紀は過ぎてしまいました。
アメリカで、スポーツカーは事故率が高いので高額な保険料を課し、そのブームは終わりました。ヨーロッパではエンジン出力に比例して課税し、馬力競争が終焉。
安全で低公害なクルマの席巻は、周辺事情から起こったようです。
低燃費が正義の21世紀へ。
実は昔のクルマは軽いので、思いのほか低燃費。ミニバンのハイブリッドなど自己矛盾だらけ。やはりシンプルイズベストです。

テスラロードスター。電気自動車です。
テスラモータースの日本法人が広島の尾道で試乗会をするとのことで、その時の一枚。
パッケージは、ベースのロータスのまま。低いシートに後輪駆動の2シーター。試乗すると、大型バッテリーに強力なモーターで、無音なのにすごい加速。ラジコン同様瞬時に最大トルクで走り始めます。速度調整はアクセルを緩めると、強烈な回生で減速。ブレーキは緊急時と停止するときに使うくらいで、コーナー前の減速くらいは、少しアクセルを緩めるだけで十分。相当繊細なアクセル操作を求められ、乗りこなすにはちょっと慣れがいると思います。
40kgを超えるトルクが瞬時に出るので、、加速し始めはホントに強烈なGがかかります。
ただバッテリーなどで重量が増えている分、ハンドリングにロータスならではの軽快感は感じませんでした。サスペンションのリセッティングをしてないのか、上手く出来てないのか、乗り味にいい印象は持ちませんでした。
航続距離は300キロ以上らしいので、ほとんどの使われ方に対応出来ると思います。
全く新しい動力源を持ったスポーツカー。もちろんミッションはなく、ひたすらモーターが回転します。1200万円のクルマなど買えるはずもありませんが、静かで排ガスも出さないスーパースポーツって、いかにもシリコンバレーのエリートが作りそうなクールなクルマです。
ただ改めて、エンジンの音と回転とともに増す加速感の魅力に気付かされました。