
スバルのFRスポーツBRZです。
知り合いがいるので、決算期の忙しいときですが、快く貸してもらいました。
86を含めて初めてのりましたが、想像通りピュアスポーツカーです。
まず、予備知識としてNAエンジンのFRカーであることを踏まえて触れます。そして乗り込むと明らかに低い着座位置。運転すると、軽やかな応答性と伸びる加速感。このあとアバルト500に乗りましたが、BRZは素性の良さにあふれています。
2リッターNAで200ps。1.6のシビックSiRくらいの加速感です。5000回転以上でタイプRほどは弾けません。
ただ吸気にサウンドシュミレーターとやらの吸気音増幅装置があり、アクセルを踏むとかなり官能的な音がします。
トヨタの4AGやホンダのVTECに乗って来ましたが、それらに比べて多少ワザとらしいところもあるけど楽しいです。
こんなクルマを作ってくれてありがたいと思いながら、試乗しました。
足回りのしっかり感やハンドリングの正確性は、相当高いレベルです。
RX8に近い性格のクルマだと想像していましたが、もう少しトルクがあり、もう少し運転してて一体感があります。2枚ドアで欲張ってないので、実用性は諦めがつきます。
スバルの技術と生産ラインを基本に、トヨタの資本とプロデュース力、直噴技術を併せて出来たクルマ。だから250万円くらいで売れるのでしょうが、だとするとRX8は単独で開発して300万円だったのは、すごく格安だったと思います。
水平対抗エンジンって、耐久性や整備性など難しい面もあるらしいですが、低重心と独特のフィーリングには大きな優位性があります。
その価値はマニアにしか分からないから、他のほとんどのメーカーは作ろうとしません。
86とBRZは、トヨタとスバルという体質の異なる会社が、コラボしたから出来た素晴らしいスポーツカーです。
ロードスターも素晴らしいクルマですが、一応リアシートがあって、ハイチューンのエンジンが載っているFR車。両車コンパクトとは言えませんが、たまには目を三角にして、周りを黙らせる男の世界に没頭するのもいいかもしれません。実際に周囲がどう思うかは別とし、それをさせてしまうだけの性能を持ち合わせたクルマです。
20年以上前の価値観で生まれたクルマですが、今や新しいジャンルです。
ハイボールのように、古くて新しいと多くの人に指示されるとうれしいです。
Posted at 2013/03/10 20:24:49 | |
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