
社用車でデミオを買いました。
納車時の走行は何と6キロ。
さすが広島のマツダだと、変に感心しました。
まだ40キロも走ってないのですが、春頃買ったアクアと比較すると、同じコンパクトカーでも、その個性に歴然とした違いがあります。
自動車てあることを、是とするか否とするか。デミオはエンジンをかけた時のセルの音や排気音まで、自動車です。一方アクアはセルの音はなく一定の負荷がかかるまでモーターて走ります。いわば電化製品を連想させる新しい乗り物。
エンジン音の質やハンドルの操作感、またCVTの制御など、圧倒的にデミオが好みです。アクアはもはや自動車てあることを自ら否定しています。
マニアでなくても、運転して心地よいのはデミオのようで、他の社員もデミオがいいと言っていました。
わかりやすい燃費数値を追うあまり、アクアは売れはするけど、自らクルマ好きをなくして、結果低価格車しか売れない現実を作っている気がします。
昨日、広島出身のレーシングドライバー、桧井さんと話をしていて、雑誌の取材でマツダの開発者との話を聞かせてもらいました。現在のマツダの足回りに対する考え方は、ベンツのW124やルノーキャトルなど、相当幅広いクルマを研究しているようです。ボトルクラスのデミオでさえ、乗っていて安心感があり、ついウインカーレバーを左手で動かしそうになります。この勘違いはアクアでは決して起こりません。
新型のアクセラは、フォーカスやボルボV40とプラットホームなど共有していることもあり、相当ヨーロッパナイズされたクルマと思いますが、やはりフォードグループのなかで、多岐にわたり影響をうけたのだと想像します。
一説によると、フォードとの提携が薄れ、今後プラットホームの開発に苦しむのでは?と聞いたりします。
今マツダは業績絶好調のようですし、be a driver の路線を突き進み、クルマ好きをがっかりさせない日本車の星として、更なる進化を期待しています。
広島カープといいマツダといい、王道でなくても戦える実力。
広島の街がこんなきっかけから、元気になるといいと思います。
Posted at 2013/11/07 22:39:47 | |
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