
半年点検ついでに、新型C4グランドピカソを試乗して来ました。
輸入車には比較的珍しい7人乗り。
マツダプレマシーサイズ。
エスティマやオデッセイよりちょっと小さめ。
好みもあると思いますが、割と普通のエクステリアになりました。
ヘッドライトは、ジープグランドチェロキーのような2段型のもの。
けど、全体のシルエットは、先代の方が個性的かと思います。
それで終わらないのがシトロエン。
インテリアはとても個性的。
何と大きな液晶に針式のスピード計や回転計があり、空調などの操作も全てタッチパネルで行います。
ルーフは十八番の全面ガラス。
さらにAピラーというか、フロントサイドの三角窓がとても大きく、フロントウィンドウもルーフまで続く大きなものなので、開放感は抜群。秘密の多い方には向かないほどオープンな室内です。
走りは極めて普通。
DS4とも同じ1.6のターボエンジン。
プラットホームは新しいものとなっているようですが、足回りはフランス車伝統のフロントストラット、リアトーションビーム式。石畳にはこのシンプルさが適しているのでしょうか?部品点数が少ないので、耐久性は高いと思います。
ちょっと驚きなのは遂にアイドリングストップが付いたこと。
そしてハンドル操作を自動でしてくれるパーキングアシストがついたことです。
まあ精度は???でしたが、随分近代化しました。
世界が繋がるグローバル社会は、平準化も意味しています。
日本車もドイツ車もフランス車も、だんだん近づいてきています。
シトロエンといえど、エンジンはBMW製、ATはアイシン精機製です。
デザインや足回りの味付けに個性がありますが、機能面ではますます世界標準になるでしょう。
デサイナーって感覚的な世界だけに評価が難しいのでしょうが、クルマも時計も服も圧倒的な機能の差異がない以上、付加価値はデザインとも言います。
大衆商品とニッチ商品でその考えは違いますが、フランスではこのくらい個性的なクルマを大衆が受け入れるということ。
フランス車シトロエンには、どこまでも先鋭的であってほしいと思います。
プジョーのハンドルの上から視認するメーターや、この変なデジタルメーターなど、誰もしない意地のような挑戦に敬意を表します。
Posted at 2014/12/21 16:22:54 | |
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