
新年になり、9日となりました。
しばらく更新できてなかったのですが、新年ということで、クルマ関連の時事に触れてみたいと思います。
まず2014年、国内新車販売に占める軽自動車の割合が4割をこえました。
広島など地方では5割いってるんじゃないでしょうか?
税制面など維持費の面で優遇されている軽自動車の成長は今に始まったことでなく、このトレンドに真面目に向き合ったのがホンダです。
プラットホームから一新したNシリーズを投入。大きく販売を伸ばしました。
Nボックスは地方のヤンキーを徹底的に調査研究し、ある意味ツボを押さえたクルマとなっています。
90年代中後半に20歳そこそこだったワタクシから見ると、経済のシュリンクにより、当時レビンだシビックなどと言ってた層が、今ムーブだワゴンRだとより小さなクルマで言っていると映ります。
中でも先日出た新型ムーブは、見掛け倒しの燃費競争は卒業し、走りの質を高めたクルマだそう。
ボディを新しく作り変え、乗り味にこだわっているようです。
一時期、スズキがスイフトをモデルチェンジして走りを一新し、技術革命がおきたように、ダイハツムーブは本気のモデルチェンジを遂げ、軽自動車の乗り味を底上げしていくのでしょう。
そもそも必要以上の燃費競争は、ユーザーも望んでないように思います。
内装をペラペラにしてグリップしないタイヤで燃費を稼ぐなんてどうなん?と思ってましたが、挙句の果てにはガソリンタンクを小さくしてまでコンマいくつの数値を追っていたアルトなど、誰のためにもならず全く共感できませんでした。
燃費といえば原油価格が急落しています。
消費者としてはありがたいことですが、ここまで急落するのは異常かも。
つまり世界需要が落ちているとも言え、世界経済が停滞しつつあるともとれます。
レギュラー170円くらいしてたのに130円くらいに。
エコカーにしなくてもランニングコストを節約出来ている状態。
また、トヨタが燃料電池自動車の技術特許の多くを解放するとのニュースが出ていました。
これにはなかなか驚きました。
ハイブリッド技術で世界を先行し、多くの特許をトヨタが持っていたので、ホンダはパラレルハイブリッドとか特許に触れない範囲で苦しいハイブリッドを開発したり、日産はハナからハイブリッドに旨味はないと判断して電気自動車にシフトしたのに。さらなる未来技術の燃料電池は技術を解放するのです。
これはなんと素晴らしいことでしょう。
もちろん肝の部分やインフラなど、トヨタに旨味があるようになっているとは思いますが、すごいお金と時間を投資して実用化した技術を解放するって凄すぎます。
おそらく電気自動車の失敗から学んだのでしょう。
日産だけの力では電気スタンドが普及しません。
またロータリーエンジンのように単独技術だと、技術発展が上手くいきません。
ライバルがいて切磋琢磨して発展するってのができないので。
そもそも技術特許は20年だと思うので、単独で抱えて水素スタンドの普及に10年以上かかるなら、みんなに解放してインフラが整備されたり、量産効果が出ることを取ったのでしょう。
そして、解放しない技術に、開発者トヨタだけのスペシャルノウハウがあるのだと思います。
カメラのキャノンなど、海外の工場を日本に戻していくようです。
日本人の労働の質は世界一高いそうです。
おそらく技術も世界一のものが多いのでしょう。
それても輸入車のシェアは伸びています。
舶来品コンプレックなのか、ブランド戦略に弱いのか。
いくら技術を磨いてもすぐに変わらないのが、ブランドなのでしょう。
レクサスからもわかるように時間がかかるのです。
今年も様々な新型車や技術がたくさん出てくると思います。
小さいのから大きいのまで、いつもクルマから目が離せません。
Posted at 2015/01/09 20:03:12 | |
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