
エアバッグのタカタ問題が、大変なことになっています。
沈静化するどころか、事は大きくなるばかり。
アメリカに端を発し、相当のクルマがリコール対象となっています。
問題は訴訟となり、1000万台以上を保証修理すると、タカタは企業として存続できないでしょう。
だから、ホンダやマツダなど、自動車メーカーがリコールすることになって来ています。
こうなると、タカタは今後大きな取引先を失う事でしょう。
リコールの対象車種はほとんど2000年前半のクルマ。10年以上ほったらかしだったということです。
初期段階で対応しておけばいいのに、時すでに遅しです。
タカタと言えば、モータースポーツの緑の4点式シートベルトで、存在感がありました。
ホンダとの関係が深かったようです。
最近のホンダは、新型フィットやヴェゼルで何度もリコール続き。生き残りをかけて下請けを叩き、そのツケがきているとも聞きます。
タカタ問題がこれと直結するのかはわかりませんが、ディーラーにしてもベルノ、クリオ、プリモの3チャンネルあったのを一つにまとめ、人を整理しています。
考えてみれば、メーカーの都合で車種を増やし、ディーラーも増やしたのに、クルマを整理して併売にし、存在意義をなくして殺すのもヒドイ話。
この手の話は山ほどあると思いますが、結局周り回って切り捨てたり買い叩いた者も泣かされているということです。
話は変わり、親父のフォーカスのヘッドライトが曇るので交換してもらいました。
聞けば片側20万円くらいするそう。
もちろんメーカー保証で交換。
近頃のクルマのヘッドライトは、HIDやらLEDで明るく、デザインも凝っているためとても高価。
だからなのか、事故での交換など中古需要が多く、ヘッドライト盗難って結構あるそうです。
盗難するのも、一時期のカーナビよりも手軽。単価も同じく10万円以上。
盗る人にとってもやりがいがあるのでしょう。
話は戻り、そもそも車検でライトの光軸やサイドスリップなどを診るよりも、シートベルトやエアバッグの試験をした方がいいとずっと思っています。
古いクルマに乗って、シートベルトを締めても、ゆるゆるなクルマが結構あるから。
シートベルトは義務で、しないと捕まります。だから10万キロ20万キロのクルマをテストすべきと思ってきました。本来の目的は安全性向上、被害の軽減のはず。なのに、キマリは決まりで取り締まるくせに機能は問わない思考停止状態。そもそもサイドスリップ調整よりも大事な気がします。
もちろんエアバッグも点検すべき。さらにはABSの正式作動テストもすべきだし、自動ブレーキもテストしないと作動するのかわかりません。
ユーザーはABSやエアバッグ、自動ブレーキに、安全性を期待してお金を払ったり、さらにはそれをきっかけに買い替えをしています。
なのに、個々の作動テストなし。
こんな車検制度の義務ってどうなのでしょう?
整備士も今やユニット交換屋と聞きます。
選挙も国民一人一人が関心を持ち、知識を持たないと、政治家や官僚のやりたい放題になり、その結果がこの有り様です。
クルマもみんな知識を持たないと、国やメーカーのやりたい放題。
知識持って、関心を寄せても変わらないともいいますが、、、
タカタ問題は大きな問題ですが、タカタ単独犯なのでしょうか?
すき家やワタミにしてもそうですが、行き過ぎたコスト削減に問題の根源があると思えてなりません。
Posted at 2014/12/08 22:50:00 | |
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