こんにちは、千葉かずです!
昨日のブログで、ちょっとした手間を省いたが故に…
大きな代償を払う事になると言う、教訓を書きました。
皆様も、サーキット走行する前には、
いろんな機関のオイルチェックを忘れずに!
さて、今回のお題『オイルキャッチタンクを考える』。
色んなメーカーから発売されているし、自作する方もいますが、
本来の目的は、エンジン内に発生するブローバイガスから、
水分やオイルミストを取り除いたり、万が一…エンジンブローした際、
コース上へオイルを撒き散らさない様に、オイルを貯める役割があります。
ストリート用からレース用まで、容量や構造が様々で、
ストリート用だと、大方0.6Lタイプが主流で、
タンクの中身はほぼ空っぽが多く、その分安価。
レース用だと、2〜3Lと容量が大きく、タンク内にセパレーターなどを設け、
ブローバイガスを濾過させたりする機能があり、
構造が複雑なゆえに、ストリート用より高価です。
ここで議題にするのは、オイルキャッチタンクの設置場所。
ウチの場合、カムカバーのカムポジセンサー付近から出ている所から、
サクションパイプ側との間に、ストリート用を付けていました。
エンジンバラした時のブログにも書きましたが、
インマニ内部に、大量のオイルが流れていたのですが、
サクションパイプ側に付けた、オイルキャッチタンクには、
一切オイルが溜まっていなかった。
(タンクまでのホースには、オイルの付着はありましたが…)
そこで、エンジンの構造を勉強してみたところ…
↑4G63エンジンのカムカバーに、2箇所のブローバイ配管があり、
オイルフィラーキャップ付近から、インマニへ向かっている配管と、
カムポジセンサー付近から、サクションパイプへ向かう配管とあります。
基本的には、サクションパイプ側からカムカバーに向かって、エアーを吸い込み、
インマニ側に、ブローバイガスが吹き出る仕組みになっています。
これによって、ブローバイガスを吐かせつつ、新鮮な空気を取り入れる事で、
エンジンオイルの劣化を抑えるという役目もあります。
↑キャップ付近側に、PCVバルブと呼ばれる、紫色したバルブがあり、
インマニとクランクケースとの間で、大気圧と均衡が取れている場合だけ、
バルブが閉じる仕組みで、つまり…エンジン停止している場合に限る。
アイドリング状態などの、インマニ側で負圧が発生している時でも、
微々たるものですが、バルブは開いている状態になり、
クランクケース内の圧が高いと、更に開いてブローバイガスを吐き出します。
この流れに基づいて考えると、
実は…インマニ側に、オイルキャッチタンクをつけるのが効果的ではないかと!
ただ…サクションパイプ側も、少なからずブローバイが吹き出るので、
有るに越した事ないとも考えています。
っという事は…
レース用オイルキャッチタンクを、2箇所設置するのが望ましいのではないか⁉︎
(とりあえず…スペース云々は除いてね!)
そして…ブローバイホースを、半透明なオイルホースに替えて、
常に、ブローバイガスの状態を見れる様にする事で、
エンジンコンディションも確認出来るし、
それに、PCVバルブを止めて…太線化させた上でニップル化して、
クランクケース圧を、常に逃がせる様にすれば、
クランクケース内の熱膨張による、ピストンスピードのロスが減り、
レスポンスが上がるのではないか…っと考えてみました。
思い付きな部分もあって、もっと熟慮する必要がありますが、
十分検討する時間があるので、もっと詳しく検証してみようと思います♪
Posted at 2016/01/07 13:15:25 | |
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