こんばんは、千葉かずです!
さて、以前にブログアップしました、
『バランサーシャフトレスのインプレッション』で、
質問を受けましたので、回答させて頂きます。
①エンジンマウントについて。
まず、カール君2世の場合、エンジンマウントについて、
全4箇所ある中で、フロントメンバー前方側だけ、
強化ブッシュを挿入し、他は純正のままとしています。
まだ、組み込んだばかりなので、現状は問題ありませんが、
左右のマウントを固定しているナットが、緩み易くなるとの事で、
ダブルナット、或いは弱めの緩み止め剤を塗布するなどの対策が必要です。
振動伝達を抑える意味なら、すべてGSR用ブッシュでも良いと思いますが、
サーキットでフルブレーキすると、エンジンが『ガコン!』とずれるので、
ズレ防止目的で、強化ブッシュを入れているため、微振動を常に響くのは仕方ないです。
それに、エンジンの個体差や人それぞれの感じ方の違いによる所が大きく、
ウチの場合は、十分耐えられる振動具合ですが、
過去に仲間内で、同じくバランサーシャフトレス仕様を乗っていましたが、
とても普段乗りには耐えられないと、再びバランサーシャフトを組んだと言う人もいます。
こればかりは、やってみないと解りません。
②タイミングベルトのコマ余りについて。
バランサーシャフトは2本有る事をお伝えしていますが、
実は…どちらもタイミングベルトとは、直接繋がっていません。
まずは、後側のバランサーシャフトについて。
こちらのバランサーシャフト、クランクシャフトの倍の回転力を持たせるため、
『バランサーベルト』が別に存在して、このベルトがクランクと繋がっています。
↑写真の紫色したベルトが、バランサーベルト。
これは、2010年に予備エンジンで2.3L化を製作した時のもので、
紫色しているのは、HKS製バランサーベルトを装着しているためであり、
タイミングベルトよりも内側に存在します。
↑CAPSでみると、水色で囲っている部分。
クランクプーリーに、直接関わるパーツ以外を撤去しています。
なので、単純に駆動ロスを減らす方法の一つに、
バランサーベルトを外すだけでも効果はあります。
ただ、写真を見ての通りで…単純に外すことが出来ず、
一度分解して外すか、バランサーベルトを切断するか…
ウチは、軽量化も目的にあるので、完全に取り払いました。
そして、前方側のバランサーシャフト…
↑赤色で囲っている部分が、もう一本のバランサーシャフト。
CAPSの通り、こちらはバランサーベルトに掛かっていません。
んじゃ、何処にあるのかというと…
↑緑色に囲っているギアが関係します。
ココ、オイルポンプと関わりがありまして、
フロントケース裏側に、このギアが有りまして、
このギアに、上記のバランサーシャフトが繋がります。
ただ…これらをどうやってバランサーシャフトレス化したのかについては、
すみません…ショップさんのノウハウに関わるため、明かす事はできません。
ご覧の通り、タイミングベルトは、特別な事をする必要はありません。
ちなみに、エアコンコンプレッサーを外す場合は、
コンプレッサーがなくなる分、Vベルトを短くする必要があるため、
RSエアコンレス用のVベルトへ交換します。
いかがでしょうか?
Posted at 2016/05/12 20:42:04 | |
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