さぁ 連載 3回目 『原チャの宿命』でございます
2014年8月14日
AM2:00 目覚ましで起きる!
『おー これが現実だ』
1日出遅れた、今日は取り返してやる(^^)
ソロツーリングですが
別行動の仲間とは、東北方面とだけ行き先を決めてある!
どこまで行ってるんだろう?
彼らは特に行き先は決めていないらしい。
ただ昨日昼前のメールに白河を通過中とある。
その後音信不通。
本日は最初から防寒でカッパを着る
調子良くなったエンジンで東京都内を抜ける
昨日は外堀通り皇居や丸の内のビルを眺めながら
日本橋に出て行ったが今日は品川から新橋
先を急ぐ
最初のS字地下道トンネルはバイク禁止だから
側道を通り右折
この立地ご存知だろうか
銀座のドンキホーテ本店を過ぎていく。
汐留方面からのパトラン、気にせず次の地下道へ入っていく、
原付は通行禁止、2種はok
トラックの後を追従、ちょっとスピードオーバーか
2本目のトンネルに入る前から追い上げてくるパトラン・・・
でもトラックのスピードから減速するわけにも行かない
流れっていうのがある!
何か聞こえないが止まれとアナウンスしてるようだ!
マジかよ(><)
まさかトラックは止めないで
原チャだけスピード違反かよ(><)
AM3時 昭和通り 路肩に寄せて止めた。
二人降りてきて 仕事ですか? 職質が始まる
どんなお仕事ですか? これからですか?・・・
仕事ですか? と言うから カッパ着て仕事です
休み中にしかできない工事です。
納得したようで、次に
おもむろにテールランプが切れているとな・・・
どうやらスピード違反じゃないらしい
テールランプが切れているとな!
馬鹿言え、これから未明の4号線を激走するんだぞ
原チャで危ないから蛍光ライン入のカッパ着て
テールも昨日の出発前に確認してるんだよ。
『エンジンを始動しないとテールは光りませんから』
エンジンを始動する、あれ切れてるし!
でもテールには明るいLEDが追加されていて
それが光っていると言う事で放免される。
正しく言えばナンバー灯が切れていると言う事だが
家に帰ったら直してくださいとの事。
LEDを追加しておいてよかったゎ
なんだか先が思いやられるが
家に帰るのはいつだろう(笑)
帰れるのかな・・・
ヘッドライトの球とテール球は用意してきているが
先を急いだ。
3時40分
第1回目の給油は草加市清門町4.38リットル
満タンではなかったから早めの給油となる。
4号バイパスを大型トラックのスリップに入って快走する
交通量は少なくかなりハイペースの流れに乗っていく
昨日押した側道もあっという間に、明るくなる前に通過(^^)雲泥の差である!
原チャが隼になった(笑)、少し明るくなったところで休憩
一気に清々しい朝となるも、相変わらずハイペース
東北は涼しい、カッパはまだ脱げない
完全に明るくなった5時20分
上三川インター店で2回目の給油4.36リッター
前回のように給油の後に不調になることなく宇都宮郊外を過ぎていく
道路は1車線になり那須を通過。
ツーリングのバイクも多くなってきて併走する
エンジン快調だしパワーも出てる、 とても気持ち良い走り。
福島県に入った
6時50分
白河インター ここで3回目の給油4.98リッター
完全に朝だ 帰省の車ばかり
それでも流れのハイペースは変わらない。
7時12分
コンビニでリアルゴールドレモン
安いエナジー飲料を呑む
おにぎり1個食す
バイクって腹が空かないから
時間を決めて飲んだりしないとね!
さぁ仲間は20時間前 白河からどこへ行ったのだろう・・・
もっと先を目指して驚かしてやろう。
その前に本格的に腹を満たしておこう
カッパを脱ぐタイミングでもある
福島県は本宮の吉野家
カルビ丼でパワーup
食べ終わると8時40分になっていた。
夏のメッシュのジャケット
インナーはタートルネックのフリース
それで丁度いい気温。
道路は2車線
早いペースの乗用車を追従するが早すぎて離れていく
遅い車追従では物足りない、追い越し車線。
バイパスは信号が少ないが、速い車も前で待っててくれるから
すり抜けて結局は原チャが早い(^^)
そんな事をしていると、いよいよ加速も本気を出し始めた乗用車(^^)
先行していったところ追従していく
伏せる スリップストリームも伏せるのも 燃費節約。
下りになったり上りになったり繰り返すバイパス
そこで事件が起きた(><)
コンビニの大きな駐車場を過ぎたところで一気にパワーダウン
これは! ・・・ やっちまった!
ハイペースの流れから左によって丁度歩道へ入れる切れ目があった。
変なところで止まると、路肩は広いがしばらく押して歩かなければならない!
それでなくとも惨めなのに 惨めでしょ!
夏休みで閉鎖している会社のゲートの為の切れ目の様だった。
人気もない 道路からも草木に隠されて 落ち着いて直すことができる。
状況の方は
急なパワーダウンそしてエンジン停止
今回のトラブルは、ここ数年発生していないトラブル
ピストンに穴が開くと言うものです。
キックをすれば圧縮がないからすぐ分かる。
これがその時の画像

虚しく通り過ぎていく車

楽しい夏休みの家族連れの目から逃れて

シリンダーを引き抜いて 想像通り 穴が明いてた
ボアupキットをワンセット持ってきてるから
大丈夫だろうけど、ポートが無加工だから
同じボアならピストンだけ交換出来ると
圧縮の問題も発生しないから良いのだけど!
梱包をほどいて内容を見ると
同じボアじゃなければヤバかった
排気ポートのタイミングが低くて
このセットで組むと高圧縮になりすぎる!
しかし同じボアなので、ピストンだけ交換する。
こんな時に信頼しているエンジンになんで穴が開くんだろう?
ちょっと不思議だったが、ツーリング中にその原因がわかってくる。
ここでおさらい
同じ回転数なら2ストロークは4ストロークの2倍点火している
2回に1回の4ストロークに比べてピストンを冷やす時間がない!
その分、排気量比で比べれば馬力が出る!
一方 爆発の熱を受けるピストンを冷やすのがガソリン
この混合気のガソリンの割合が少なくなると
理想的混合比に近づきパワーが出てくるが
気化熱がなくなり冷やせなくなる!
この状態でピストンが溶け出して穴があく
排気ポート側が溶けていく等
修理の方ですが
クランクに穴の残骸がかじり
パーツクリーナーを使ったり
燃料チューブの予備で息を吹き替えたり
目眩しながら残骸を出す
これは肝心で、無視すると残骸がいたずらをする!
さぁ 再始動出来たエンジン
残骸がまだあるだろうからアイドリングを続ける
新たなピストンとの慣らしも兼ねる。
もう予備はない
とりあえず福島市内まで15km
エンジン回転数のリミットを今までの8500rpmから
4500rpmまで落として、福島市内へ行ってみよう。
ピストンのアルミを被ったプラグもう使えないぐらいアルミが着いてる
代わりに入れたプラグは被り用で、番手がNGKで6番。
冬場も乗り越えてきたメインジェット
さらに大きいものは必要性を感じず
手持ちがない。
正直なところ 怖くてスロットルを開けられない。
それでも福島市内へ入っていけた。
バイク関連の店は見当たらない
ホームセンターがあったので入店
ワイヤーブラシを買って、プラグの掃除をする。
時刻は11時 このままプラグだけ戻して 同じ道帰るんじゃ
悲しいよね かと言って・・・峠を超えて、猪苗代湖-会津-山の中-日光
4500rpmで 乗り続けるのも辛い。
同じ道の旧道なら駅も近くを通るし一番安全だけど、一番つまらない
弱気な俺は迷っていた。
プラグを磨いて交換すると、プラグは使えるようだ。
よし! すこしやる気が出てきた。
秋田の宿をガラケーで探して、空きがあったので予約した
到着時刻は20時とした!!
ちょっと無謀だけど、夏休みだからチャレンジの道を選んだ。
恐る恐るの徐行です、ここで壊すわけには行かない
長いトンネル2本の栗子峠を超えて
次なるトラブルが待っているのも知らず(><)
次回は 秋田への道のりへ 続きます
Posted at 2014/08/28 07:36:21 | |
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