
先日突如として日本でも開始された
iTunes Matchがセットアップトラブルで使い物にならないとのブログを書きましたがその後の
続報です。
長文になってしまいましたので興味ない方はスルーして下さい。
経過
5/2にサービススタートしてさっそく
Set Up作業開始も、まず
2万5,000曲制限に引っかかって登録できないため
iTunes Match用に新たなライブラリを作成し、とりあえず1万曲程度のライブラリを作成しSet Up開始。
スタート早々で
サーバーが混んでいるためなかなかステップ1のSet UpであるiTunesライブラリの情報収集が進まず。
何度もサインアウト、サインインのやり直しを繰り返してほぼ5/3は終了。
何とかステップ1終了もこんどは
ステップ2でのiTunes Storeとライブラリの曲のマッチング作業が進まず途中で停止。ここでも何度も
サインアウト、サインインを繰り返し、
5/4、5/5で何とか半分の5,000曲程度読み込む様になる
もそこからは一向に進まず。
5/6になって、あきらめて
Netで情報収集して、
iCloudダウンロード情報を確認してステータスアイコンが薄い雲マークになっている曲がエラーで待機中のままマッチングされていない状態になっていることが判明。
これをライブラリから削除してマッチング作業を一旦完了させステップ3のiTunes Storeにない曲のアップロードまで完了させる。1,000曲程度で一旦セットアップ完了。
私の場合は元のライブラリがあるのでiTunes Match用のライブラリから曲を削除しても問題は生じないものの、ライブラリが一つの人は、ゴミ箱から削除した曲をバックアップ様にフォルダに拾い上げて、そこから再度ライブラリに読み込み直す必要有り。
そこからエラーで待機中のままになっていた曲をライブラリに少しずつ読み込み直し、
「iTunes Matchをアップデート」の項目を選択してライブラリの曲をマッチングさせる作業を繰り返し。
この際に読み込みが停止した時には「iTunes Matchをオフ」を選択し、次に「iTunes Matchをオン」を選択しiTunes Storeに接続し直す作業を繰り返す。
だましだまし、読み込み停止したファイルを取り除き、再度残ったファイルを読み直す作業を繰り返し
5/9現在当初 iTunes Match用に追加作成したライブラリの1万曲分の読み込み完了。
最終的に
iTunes Storeの曲とマッチングしない曲を2万5.000曲までライブラリ登録可能なため更に
HDDの容量と相談しながら読み込みを続けます。気の遠くなる様な作業ですが、こまめに登録作業を継続しています。
で、実際
iTunes Matchを使用してみての利点、難点をまとめてみました。
【利点】
・
容量の限られたiPhone等でもPCに登録した膨大なライブラリを持ち出すことが可能になり、
これが大きなメリット(めったに聴かない曲は持ち出しても聞きませんが)。
・128kbpsでデコードされた曲もiTunes Storeとマッチングされた曲は256kbpsで再生され元のファイルも256kbpsのファイルと入れ替えが可能(以前3ヶ月ほどかけてほとんど128kbpsの曲をCDから256kbpsでデコードし直してあるので、私はほとんどメリットはありません)
【難点】
・
ストリーミング再生になるので、
再生開始に2秒前後タイムラグを生じる。また、
曲の再生品質が回線の状況に左右される。JRのターミナル駅等で
回線が混んでいる場合や、電波が弱い場合曲が途切れたり停止したりして使い物にならない。
・
ストリーミングで回線への接続が多くなるため電池の保ちが厳しくなり、バックアップ電源を持ち歩く必要が出て来ることも。
・Appleの問題ではなく日本のレコード会社とJASRACの問題と思われますが、
米国では年間登録料は$24.99ですが、日本では3,980円等海外に比べてかなり割高。ストリーミングサービスも増えて来ているため割高感は拭えない。
・多くの人には問題ない水準ながら、
登録曲数が2万5,000曲に制限されているため、
ライブラリの曲数が2万5,000曲を超えている場合登録すら開始出来ない。そのため
別途登録用にライブラリを作る必要があり、HDDの容量が圧迫される。(一旦登録してしまえばファイルは削除可能と思われますが)
・Appleロスレス形式や256kbps以上のレートの高音質でデコードしたファイルやAAC形式以外のファイルも全て258kbpsのAACファイルで登録される。
・DRMで保護されたファイルや200MBを超えるデータ、2時間を超えるデータ、96kbps以下のデータ等は登録されない。
何だか
難点の方が多い様な感じになってしまいましたが、やはりPCの膨大な楽曲データを手軽に外に持ち出せるのは大きなメリットと言えます。
JRのターミナル駅等で
電波の状況でまったくストリーミング再生が使い物にならない場合も出て来ますが、地下鉄や通常の街中では問題なく再生でき音質にもあまり問題はありません(256kbpsになっても元のファイルのデジタルリマスターの品質で音質に大きな差が出る状況には変わりはありません)。
iPhoneのiTunes MatchのストリーミングとiPodは一長一短があり、引き続き使い分けと言うことになりそうです。
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Posted at
2014/05/10 01:14:42