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2016年10月23日

元KajagoogooのBassistのNick Beggsがプログレ周辺で実に良い仕事をしています(^^;;

元KajagoogooのBassistのNick Beggsがプログレ周辺で実に良い仕事をしています(^^;; プログレねたで、個人的な趣味の備忘録です(^^;;

元KajagoogooのBassistのNick Beggsが、プログレ周辺で実に良い仕事をしています(^^;;

ここ数年プログレ周辺のAlbumでBassistにNick Beggsの名前を良く見掛けるようになり、昨年NEOプログレ・グループのIt BitesのVocal、GuitaristのJohn MitchelのSolo ProjectであるLonely RobotのAlbum「Please Come Home」にも参加していたので、ちょっと気になって調べてみました。

そうしたら元KajagoogooのBassistと出て来ました。
何?、あのKajagoogoo?、本当に同じ人?、何でKajagoogooからプログレ?という感じでした。
でもよく考えると確かにKajagoogooの大ヒット曲のToo ShyのBass Lineはかなり独特で、非常に目立っていた記憶が蘇ってきました。
演奏テクニックは確りしていて、能力を買われてプログレ畑で仕事をするようになったんだなと納得しましていました。

そして、2016年5月にSteve Hackett Bandの一員として来日し、スコットランドのキルトを履いた金髪の大男が、にこやかにBass、Stick、Double Neck Bass、Back VocalでSteve HackettのSoloの代表曲、最新Album、Genesis初期の名曲と大活躍して目立っていました

当初EU Tourと同様に、SwedenのNeoプログレグループのThe Flower KingsのGuitaristのRoine StoltがBassistを務める予定で、それはそれで楽しみでしたが、来日時のスケジュールが合わなくなり、急遽Steve Hackett BandでBassistを務めていたNick Beggsが代役で参加することになりました。
Steve Hackett BandのTour Bassistは比較的流動的で、前回来日時はIt BitesのLee Pomeroyが務めており、前回単発で参加していたRoine Stoltが今回はフルに参加する予定でした。Nick Beggsの方が馴染みがある感じがして、かえって良かったかなと思っていましたが、実際ステージでの活躍を見て十分力量を堪能することができました。

Nick Beggsは1961年12月生まれで現在54歳
苦労人で幼い頃両親が離婚し妹と母方に引き取られ育てられてきたものの、18歳の時に母親をガンで亡くし、デビュー前は15歳の妹を学校に通わせるために美術専門学校をやめてゴミ収集人として働いていたそうです。

1978年美術専門学校に通っていた際にArt Nouveauと言うバンドを結成1980年にVocalとしてLimahlをスカウトしバンド名をKajagoogooに変更1981年にLimahlのガールフレンドがDURAN DURANのSimon Le Bonと知り合いで、そのつてでNick Rhodesがプロデューサーを務めることになりEMIと契約
1982年12月にデビューSingleとして元々Art Nouveauの曲を編曲して「Too Shy」としてリリース1983年1月には一躍全英No.1を獲得し脚光を浴びました。

そして4月に当初から予定していた2nd Single「Ooh To Be Ah」と、1st Album「White Feathers」をリリース6月に3rd Single「Hang On Now」をリリース
しかし、Hitに気を良くしたLimahlがギャラの50%を要求して他のメンバーとの間で確執が生じ、結局7月にグループを解雇されることになりSoloに転向
Kajagoogooはレコード会社の意向もあり残る4人でグループを継続し、Nick BeggsがVocalを任されることになりました。

しかし、Nick BeggsがVocalを任されたことから、Nick BeggsがわがままでLimahlを追い出したと事実と全く異なる情報が出回りKajagoogooは人気が下降1984年5月に2nd Album「Islands」 、1985年9月に3rd Album「Crazy Peoples Right to Speak」をリリースするも年末にバンドは解散の憂き目にあいました。

一方Limahlの方もGiorgio Moroderと知り合い、1984年に映画「Never Ending Story」の主題歌をリリースして大ヒットするも、その後が続かず鳴かず飛ばずとなり、結局共倒れの結果となってしまいました。

Limahlは過去の栄光にすがり、Kajagoogooの再結成を探り一時的に実現するも長続きはせず、細々とSoloとして活動を継続
2016年4月にはBillboard Liveで「Back to 80’s」の企画で来日していました。若々しく元気に歌っていたようですが、自身の曲、Kajagoogooの有名曲だけでは70分そこそこのコンサートも尺が足らずに、Joe Jackson、Duran Duran等のカバーで埋めるという悲しい状況であった様です。

一方、Nick BeggsはKing CrimsonのTony Levinの演奏を見てChapman Stickに興味を持ち、独学で演奏を身につけ、Bassistとしての実力を高めて行きました。そして、多くのMusician、グループのSession、Recordingに参加して、自らのSolo、Band活動と忙しく活動しています。昨今ではプログレ畑での活躍が目立っており、実に良い仕事をしています

自らのグループとしては、1987年3月にSimon Ellis(Key.)、Austin Howard(Vo.)と3人で「Ellis, Beggs & Howard」を結成し1992年まで活動。
1989年から1990年にはCeltic RockのIONAのAlbum「The Book Of Kells」と「Beyond These Shores」の2枚に参加

その後様々なアーチスト、グループのAlbumやLiveで共演を行っています。主なところを上げてみても以下の通りです。

Belinda Carlisle、Emma Bunton(元Spice Girls、album Life in Mono) 、Fish on Friday、John Paul Jones(元Led Zeppelin)Howard JonesABCCliff Richard、Gary Numan、Go West、Kim Wilde、Lonely Robot、Magenta、Midge Ure(元Ultravox)、Nena、Nick Heyward、Nik Kershaw、Rick Wakeman(元YES)、Seal、Steve Hackett(元Genesis)Steve Howe(YES)Tina Turner、Tony Hadley(Spandau Ballet)、Warren Cuccurullo(元Missing Persons、元Duran Duran)等

特に1996年頃から元Led ZeppelinのBassistのJohn Pole JonesやHowerd JonesのTourに参加。2000年にはHowerd JonesのSelf-Remake Album「Perform.00"(※日本盤タイトルは"Metamorphosis")にBassistとしてRecordingとツアーに参加。

そして、2009年からはSteve Hackett Bandの準メンバーとしてRecordingとツアーに参加。
参加Album:「Out of the Tunnel's Mouth」(2009年)、「Beyond the Shrouded Horizon」(2011年)、「Live Rails」(2011年)、「Genesis Revisited II」(2012年)、Wolflight(2015年)


更にSteven Wilson Bandのメンバーとして「Grace For Drowning」(2011年)、「Catalog / Preserve / Amass (live)」(2012年)、「Get All You Deserve (live)」(2012年)、「The Raven that Refused to Sing」(2013年)、「Drive Home」(2013年)、「Hand. Cannot. Erase.」(2015年)に参加。ツアーにも同行。

また、It BitesのJone MitchellのSolo ProjectのLonely Robotの「Please Come Home」(2015年)にも参加しています。

自らのBandとしては、2013年2月に一時期John Wetton BandやASIA、Green Sladeにも参加していたJohn Young(Key.)元Cutting CrewのMartin Beedle(Drums)らと「Lifesigns」を結成しSelf TitleのAlbumをリリース
Nick BecksはSteve Hackettとのツアー等で忙しく2014年に脱退していましましたが、素晴らしいAlbumでした。NEOプログレのIt BitesやFrost*に通じるメロディアスさUKに通じる様なテクニカルな面もあり、ドラマチックな展開の曲が多く、ASIAに通じるコーラスワークも秀逸でした。
更にゲストとしてSteve Hackett(元Genesis)、 Jakko Jakszyk(現King Crimson)、Thijs Van Leer(Focus)等の大物も参加していました。

そして、2016年1月には、新たなプロジェクトとして、Roger King(Stenve Hackett Band、Key.)、Marco Minnemann(Steven Wilson Band、The Aristocrats、Drums)とThe Mute Godsを結成
1st Album「Do Nothing Till You Hear From Me」をリリース3人とも凄腕のMusicianで、非常に忙しく活動していますが、片やSteve Hackett Band、片やSteven Willson BandでNick Beggsと一緒に活動しているため比較的一緒に活動しやすいものと見られます。現在2nd Allbumの制作も進めている様です

なお、Kajagoogooの活動の方ですが、2003年10月26日に、アメリカのケーブルTV「VH1」の「Band Reunited」の企画で、1日限定で「Kajagoogoo Together Again」として20年ぶりに5人揃ったライブをLondonで実施。「Hang On Now」、「Too Shy」、「The Never Ending Story」の3曲を演奏し、2004年1月にこのLiveを含めた再結成の特番が放映されたとのことです。

これをきっかけに非常に多くのオファーがあった様ですが、Limahl脱退時の確執が残っており、Nick Beggsは自らのわがままでLimahlを追い出したとのデマに嫌気がさしていて再結成を望みませんでした。Limahlが再び過去に遡っての高額なギャラを要求を出したことも再結成を阻んだ要因だったようです。

その後Nick Beggsは、一部のメンバーとKajagoogooとして断片的に活動を再開しましたが、レコード会社との契約はまとまらず、過去の作品の権利の問題等もあり、思うように活動できなかったようです。
しかし、2008年から2011年に掛けて再びKajagoogooとしての活動を本格化2008年のRetrofestでは主催者の強い要望で5人でのLiveが実現したそうです。
その他何度か5人でLiveを行なった様ですが、根本的にメンバー間でのわだかまりは解消されておらず、2012年以降はKajagoogooとしての活動は全く無くなっています。

【Kajagoogoo - Too Shy】


【Kajagoogoo - Too Shy (2008年)】


【Kajagoogoo - Never Ending Story】



【Nick Beggs Studio Session - Chapman Stick - Two-Handed Tapping】Magentaと共演した演奏のDemo



【nick beggs with Steve Hackett Band】



【Steven Wilson - Luminol (from the Get All You Deserve Blu-Ray & DVD)】


【Steven Wilson - Perfect Life live】


【Nick Beggs performing Tava】





【Lifesigns Album トレーラー映像】


【Lifesigns - Lighthouse】


【Lifesigns - Telephone】


【Lifesigns - Fridge Full of Stars】


【Lifesigns - At the End of the World】


【Lifesigns - Carousel Preview】





【THE MUTE GODS - Do Nothing Till You Hear From Me (OFFICIAL VIDEO)】


【THE MUTE GODS - Praying To A Mute God (OFFICIAL VIDEO)】


【THE MUTE GODS - Feed The Troll (OFFICIAL VIDEO)】


【THE MUTE GODS - Father Daughter (OFFICIAL VIDEO)】歌手になったNick Beggsの娘も参加しています。
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Posted at 2016/10/25 06:19:09

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