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2016年11月02日

2日続けて元It BitesのFrancis Dunneryのコンサートに行ってきました(^^;;

2日続けて元It BitesのFrancis Dunneryのコンサートに行ってきました(^^;; NEOプログレねたですm(_ _)m

11月1日、2日と2日連続で渋谷のO-WESTまで元It BitesのFrancis Dunneryのコンサートに行ってきました(^^;;

It Bitesは1982年結成のNEOプログレグループで、YES、ASIAのManagerのBrian Laneが1986年に第2のASIAとしてメジャーデビューさせました。
プログレの枠には収まりきれないPops、Hard Rockを兼ね備えた実力派グループでしたが、既にプログレ衰退期でビジュアル系として扱われてしまった面もあり、実力が正当に評価されることはありませんでした。

Francis Dunneryは初代Vocal、Guitarの中心人物で、金髪の長髪のビジュアル系ルックスにもかかわらず、Allan Holdsworthばりの早弾きGuitarとPeter Gabriel的なハスキーなHigh Tone Voiceでひときわ目立っていました
そして、The Big Lad In The Windmill(1986年)、Once Around The World(1988年)、Eat Me In St. Louis(1989年)の3枚のOriginal Studio Albumをリリース。

しかし、Francis Dunneryは1990年に自らの音楽を追求するとして脱退。残るJohn Beck(Key.)、Dick Nolan(Bass)、Bob Dalton(Drums)の3人は新たなVocalとしてLee Knott を迎えIt Bitesの存続を図るも、メジャー契約を失い結局解散となってしまいました。

2003年にOriginalの4人で再結成に動きましたが、結局Francis Dunneryとその他の3人との折り合いがつかず断念
2006年にIt BitesのファンであったJohn MitchellをVocal、Guitarで迎え新生It BItesとして再結成しました。そして、2008年にOriginal Studio Albumとして「The Tall Ships」をリリース
その後、2009年にBassのDick Nolanが脱退しLee Pomeroyが加入。
2012年に「Map of the Past」をリリースしツアーを行うも、2014年以降は活動休止状態となっています。マネージメント・トラブルがあったようで、その後2015年11月末にJohn BeckがHotelの入り口の階段を踏み外し腕、手の複雑骨折を負ってしまい活動再開は難しい状況になっています。

そんな折、2014年にFrancis Dunneryは自らのBandでIt BItesの曲をOriginalに近い形で演奏するコンサートを行い、その実績を元に2015年末に掛けてIt BitesのSelf Cover Album「Vampires」を制作
そしてついに1989年のOriginal It BItesの来日公演から27年振りの来日公演、1991年に楽器フェアでJohn BeckとJointで演奏して以来25年振りぶりの来日が実現しました。

ちなみにprogre-fanは、1989年に浜松町にあった郵便貯金ホールに初期のIt Bitesの来日公演も見に行っています。マイナーながらもビジュアル系的な扱いを受けていたため、まわりは女子高生ばかりで、ひどく場近いな雰囲気でした。



今回の来日公演は"FRANCIS DUNNERY plays IT BITES"とされており、全曲It Bitesの曲を演奏する予定で、11/3のAcoustic NightIはSoloのFolk Rock的なナンバーになる予定でした。大阪、名古屋はプロモーターが付かず東京公演のみで、レーベル会社のマーキー・インコーポレーテッドが主催、招聘、制作、キングレコードが協賛の格好での実現となりました。日本はなかなかプロモーターが付かないんですね。



1日目の11/1日はO-Westのキャパ600人に対して6割ほどの入りで、後ろ半分は結構まばらながら何とか会場を埋めたぐらいの感じでした。4割ほどが女性で、初来日当時女子高生
であったであろうと思しき方々が中心
でした。年齢層はNEOプログレ世代なので、本家プログレ世代よりも10歳ほど若く30代から特に40代が多い感じで上は50代半ばぐらいまでという感じでした。

肝心のFrancis Dunneryですが、初期のIt Bitesのビジュアル系の華奢な美男子のイメージしか知らない人は驚愕する変貌ぶりで、巨漢ハゲおやじとなってしまっています。25年経ってすっかり胸板が厚くなって、髪の毛が無くなっちゃったと自虐ネタをかましていました。

【Webに写真を並べていた人がいたのでちょっと拝借】


そして歌声もさすがにハイトーンはきつくなっています。しかしながら、ファルセットで何とかハイトーンもこなせる感じでした。そして歌唱力は円熟味を増しており、やはりIt BitesのOriginalのVocalはFrancis Dunneryだと思わせるものがあり、全く違和感はありません。そして何より、所々ミスはあるものの、Allan Holdsworthばりの早弾きGuiterテクニックは健在で、Guitarワークは素晴らしいものがありました。

後任のJohn Mitchellも素晴らしいGuitaristで、見事に初期のIt Bitesの楽曲もコピーしていますが、やはりOriginalの音と微妙な指使いのニュアンスは、本人でなければ出せないものがあります。そして二人ともハスキーボイスですが、Francis Dunneryの方がやわらかさがあり、ハイトーンが出なくなってきていても音域は広い感じがあります。

そして何より、下手にSolo AlbumのFolk Rock的な演奏に近づけることなく、初期のIt BitesのLiveにかなり忠実に演奏していたことが印象的でした。洗練はされているものの、ややこじんまり、スッキリまとまってしまっているSelf Cover Album「Vampires」よりも、実際のLive演奏の方がかなりHardでした。

難を言えば、Album「Vampiers」もそうなのですが、やはりKeyboardが、John Beckに比べると音色に厚みがなく弱々しいと言わざるを得ません。また、初期のIt Bitesは4人全員が歌ってコーラスをとっていたのですが、今回のLiveではアメリカのNEOプログレグループのECHOLYNからの助っ人Brett KullがSide Guitar、Mac BookとMidi Keyboardを使った伴奏、Back Vocalと頑張ってはいましたが、あまり声が出ていませんでした。Bassも時々Back Vocalをとっていましたが、VocalはFrancis Dunneryの孤軍奮闘という感じでした。



初日は10分遅れぐらいでスタート。Setlistは以下の通りですが、It BitesのSelf Cover Album「Vampires」の15曲の中から10曲選りすぐりで、名曲のオンパレードでした。多少ミスが多いとはいえ、大作の「Old Man and the Angel」とアンコールで「Once Around The World」を演奏してくれたのは感動でした。



初日は計10曲、90分程で終了となりました。1曲「Feels Like Summertime」はIt BitesのOriginal Albumには収録されず、Soloになってから取り上げられ「Vampires」にも収録された曲ですが、これも含めて10曲全てIt Bitesの曲で、Soloの知らない曲は全くありませんでした。
あまり過度な期待はしていませんでしたが、予想以上に初期のIt BitesのLiveが再現されていて素晴らしい満足いくコンサートでした。オールスタンディングでジジイには辛いものの、ミッチリ120分は演奏して欲しい名残惜しさがありました。




そして2日目、当初6割Setlistを変えるとの話があったので、無理して2日間連続でチケットを取りました。しかし直前に関係者のTwitterで、「Vampires」の収録曲で演奏していない中から3〜4曲の入れ替えになりそうとの話になり、更にリハーサルの状況から2〜3曲の入れ替えになるかもとの情報が伝わってきました。



2日目は祝日前ということで初日よりは観客が多く、フルキャパに対して8割ぐらいは入っていました。そして増えた分はオヤジ軍団で女性比率が3割程度に低下し、年齢層が50代後半まで5歳ぐらい上がった感じでした。
そして定刻のスタートでした。初めの3曲ほどは初日と同じでしたが、1日目よりも演奏のボリュームが上がっていて、Drums、Bassの低音が鳴り響き、Guitarも高音が耳に痛いぐらいの迫力で、PAのバランスも良くなって、演奏のテンションも上がっている感じでした。



そして、結局曲順は変更されているものの、初日のSetlistに大幅な変更はなく、2曲追加になっていました。追加された曲は、バラードの名曲「The Ice Melts Into Water」とハードめな「Vampires」でした。
「Vampires」はSingle「Still Too Young to Remember」のB面で、Best盤にも収録されていましたが、Liveでは殆ど演奏していなかった名曲です。Album「Vampires」には当然収録されていましたが、Liveでの演奏はかなりHardに編曲されており、特に中間にHardな早弾きGuitar Soloを追加していて圧巻でした。



2日目もチョコチョコとミスはあり、初日のSetlistに2曲追加しただけで、2日間異なるSetlistとの歌い文句に偽り有りという状況でした。しかし、初日に比べるとかなりテンションを増しており、時間も110分弱に延長されていて文句は言えない内容でした。初日だけの人はやや残念、2日目だけ行かれた人は正解でした。

なお、2日間とも録音しており来春Live Albumとして発売を予定しているとのことです。

"FRANCIS DUNNERY plays IT BITES"
11/1(火)東京:TSUTAYA O-WEST


01.I Got You Eating Out Of My Hand (The Big Lad In The Windmill)
02.Yellow Christian (Once Around The World)
03.Underneath Your Pillow (Eat Me In St. Louis)
04.Old Man and the Angel (Once Around The World)
05.You'll Never Get To Heaven (The Big Lad In The Windmill)
06.Calling All The Heroes (The Big Lad In The Windmill)
07.Feels Like Summertime (Vampires)
08.Screaming On The Beaches (The Big Lad In The Windmill)
09.Still Too Young to Remember (Eat Me In St. Louis)

Encore
10.Once Around The World (Once Around The World)

11/2(水)東京:TSUTAYA O-WEST
01.I Got You Eating Out Of My Hand
02.Yellow Christian
03.Underneath Your Pillow
04.Feels Like Summertime
05.The Ice Melts Into Water(Eat Me In St. Louis)
06.Vampires(Vampires)
07.Calling All The Heroes
08.You'll Never Go To Heaven
09.Old Man And The Angel
10.Still Too Young To Remember
11.Screaming On The Beaches

Encore
12.Once Around The World

<来日メンバー>
FRANCIS DUNNERY(Vocal,Guitar)
JAMIE BISHOP(Bass) 
TONY BEARD(Drums) 
MIKE CASSEDY(Keyboard)
BRETT KULL(Guitar)from ECHOLYN

【Francis Dunnery - I Got You Eating Out of My Hand】2014年


【Yellow Christian】2014年


【Underneath Your Pillow】2016年 これ昨日か一昨日の映像です、関係者がUPしたみたいです


【Feels Like Summertime】2016年 これは一昨日の映像の様です、関係者がUPしたみたいです


【The Ice Melts Into Water】2014年


【Francis Dunnery - Vampires】2014年


【Calling All The Heroes】2014年


【Francis Dunnery You'll Never Go To Heaven Live Manchester Academy】2014年


【Old Man And The Angel 】2014年


【Still Too Young To Remember 】2014年


【Screaming On The Beaches】2014年


【Francis Dunnery, Once Around the World】2014年
ブログ一覧 | LIVE | 音楽/映画/テレビ
Posted at 2016/11/03 20:51:12

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この記事へのコメント

2016年11月4日 2:43
イングウェイに負けず劣らずな変貌ぶりですね。
コメントへの返答
2016年11月4日 6:41
imoimoさん、おはようございます。

イングヴェイの写真を見たことなかったので見てみましたが、確かに体格が激変していますね。

でも、金髪・長髪のやさ男のハゲオヤジ化のインパクトは相当なものかと思います。

現在の姿を知らずに行った人は愕然としていたと思います。

私も2014年にIt Bitesの楽曲を演奏した時の映像を始めて見た時に衝撃を受けました。

誰?誰?誰?(^^;;
2016年11月4日 22:27
腹が出てくると
ギタリスト達は
ギターボディで隠しますσ(^_^;)

leaving without you
は無しですか〜残念

やはり、
ジョンベックの
独特なキーボード音色と
クイーンのような厚いコーラス
肝ですね〜

バンパイヤ
ライブ音源聴けて羨ましいが、
あの頃に聞きたかったです。

メタル系で有名な
ハロウィン のボーカル
マイケル キスク も
ロン毛のスリムスタイルから
スキンヘッドのズングリムックリに
なってますσ(^_^;)

これ程
声 と ギタープレイ が
維持されていたとは嬉しいですね!

細やかな情報に感謝です
当時 メタル系仲間はいたのですが
イットバイツ なんて
語り合える人なんていなかったので
嬉しさ倍増です(⌒▽⌒)
コメントへの返答
2016年11月5日 0:08
ロッチナさん、こんばんは。

やはりギターは腹に乗っていましたね(^^;;
元々超早弾きなので高めに抱え込むポジションではありましたが。

Leaving Without YouはSelf Cover Albumの「Vampires」にも入っていないのでやりません。

「Vampires」は当時もLiveでは殆ど演奏していなかったので、今回聴けたのは貴重です。しかもAlbumよりも演奏がかなりハードで、2014年の演奏よりもGuitar Soloがよりハードに早弾きになっていて予想以上に良かったです。

Keyboardはやはり弱かったですね。如何ともしがたいものがありました。でもGuitarメインの曲が多いので許容範囲と言う感じでしたが。

Liveでキッチリとコーラスまでこなしてくるグループは少ないですね。再結成したUKもASIAもコーラスはチャンとやらずにJohn Wettonの孤軍奮闘になっていましたからね。

でも、あまり過度な期待をせずに行ったので、予想以上に良かったです。

本家It Bitesが活動停止している隙にSelf Coverして姑息なことをしているなと思っていましたが、やはりFrancis DunneryがOriginalだなと実感しました。

細かいミスはありましたが、YouTubeの2014年の演奏よりも、しっかりしていました。
見た目は如何ともし難いですが(笑)

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