
また音楽ねた、Liveレポートですm(_ _)m
2019年2月9日(土)に神保彰の還暦記念スペシャルライブで日本橋三井ホールまで行ってきました(^o^)/
慶応大学在学中に
1980年2月に櫻井哲夫に誘われて若手凄腕ドラマーとして
CASIOPEAに加わって以来40年、
日本を代表するスーパードラマーとなった
神保彰も、
2019年2月27日で還暦を迎えたということで、
キャリアを総括するスペシャルライブが企画されました。
【還暦仕様のドラムケース】
神保彰ソロと、
JIMSAKU with 伊東たけし、
CASIOPEA 3rdの共演。
JIMSAKUにGutarの鳥山雄司が加わっているので、
できれば和泉宏隆も呼んでPYRAMIDも演って欲しかったのですが、別途Blue NoteでPYRAMIDのレコ発ライブを行っているので、残念ながら今回は無し。
同じくJIMSAKUにPiano、Keyboardで扇谷研人が加わっているので、
Bassの箭島裕治、
Keyboardの林良も呼んで
野呂一生とともにISSEI NORO INSPIRITSまで網羅して欲しかったものの、さすがにそこまではスケジュール調整、ギャラの折り合いがつかなかったのでしょうか。
会場はCOREDO室町1号館にある日本橋三井ホール。T-SQUAREの年越しライブなどでも使われています。日本橋にホールがある事は知っていましたが、当日場所を確認するまでCORED室町の中にあるとは知りませんでした。
ローチケの事前抽選予約に外れ、一般販売でチケットぴあ、e+ともネットは繋がらず、電話予約もなかなか繋がらず、チケットぴあ、e+ともあっと言う間に販売終了。ローチケの電話予約がギリギリ繋がり、なんとかチケットを確保できました。
そのため、座席はかなり後ろの方でしたが、キャパは700弱と比較的こじんまりとしたホールで、後ろ半分が階段状に高くなっているので後ろでも比較的見やすい会場でした。音響もしっかりしていて、イスもゆったりと大きくクッションも厚くてじっくりと鑑賞することができました。
観客は家族連れや一部に若めの人もいましたが、還暦の神保彰同様で、FUSION系のコンサートでは一般的ですが、CASIOPEAの初期からのファンが多いと見られ、平均で60代に達しようかと言う感じでかなり高い感じでした。女性は3割前後の印象でプログレよりは多少多いかなとの印象。
コンサートは、ほぼ開演時間の18:00定刻にスタートし、まずは神保彰の還暦の挨拶。
そして初めに、1989年に新たに活動の幅を広げるために櫻井哲夫とともにCASIOPEAを脱退して結成したJIMSAKUからスタート。今回、櫻井哲夫とJIMSAKUとして共演するのは21年振りとの事で、1夜限りの復活との事でした。
JIMSAKUの曲は聴いた事がなく、櫻井哲夫を観るのはCASIOPEA以来なので、35年振りぐらいになると思います。同じくスラップ奏法の名手であるLevel 42のMark Kingと同様フレットにLEDを仕込んだBassを使用していたのが驚きでした。
初めは神保彰と櫻井哲夫の2人での演奏。
櫻井哲夫は、CASIOPEA時代のスラップ奏法による派手な早弾きが印象的でしたが、やや控えめな演奏ながらテクニックは更に進化、演奏には一層円熟味が増していて、特にタッピング奏法まで駆使する様になっていたのが印象的でした。2人だけで2曲演奏。
そして、Piano、Keyboardで扇谷研人、Gutarの鳥山雄司が加わって4人でJIMSAKU初期のラテン系の曲を4曲演奏。
そして、後期にT-SQUAREを脱退し活動をともにしたAlto Saxの伊東たけしも加わってFUSIONの曲を3 曲演奏。
ベテラン揃いなので、久しぶりの演奏にもかかわらずこなれた演奏を披露してくれました。Total
で50分程でした。
JIMSAKU with 伊東たけし Setlist
01.Fire Water「100%」1993年 神保彰+櫻井哲夫
02.Funky Punch「Wind Love Us」1993年
03.Muchacha Bonita「45℃」1991年 神保彰+櫻井哲夫+扇谷研人+鳥山雄司
04.Centro Habana「45℃」1991年
05.Rendezvous「NAVEL」1994年
06.261 Broad Way「Blaze Of Passion」1995年 神保彰+櫻井哲夫+扇谷研人+鳥山雄司+伊東たけし
07.Tokyo Strut「45℃」1991年
08.I'm Gonna Catch You「Wind Love Us」1993年
【Funky Punch JIMSAKU】
続いて神保彰ワンマンオーケストラ。もともとCASIOPEA在籍中の1996年に、今は無き六本木PIT-INNと言うライブハウスで、Drumsだけで何ができるかを追求したものだったとの事でしたが、徐々に変化してDrumsにMIDIを組み込む事により一人でメロディーから伴奏、リズムまでこなしてしまう、ワンマンオーケストラに発展した様です。
映画音楽3曲、お馴染みになったももクロ2曲、タンゴ、Earth Wind & Fire3曲、ドラムソロ、Mambo No.5と30分ほど叩き続けました。何をどう操作しているのか、遠目にはよくわかりませんが、とても一人で、シーケンサーの事前打ち込みなしに全て演奏しているが信じられない迫力のパフォーマンスでした。
神保彰ワンマンオーケストラ Setlist
01.We Will Rock You - QUEEN
02.Supermanのテーマ - John Wiliams
03.Mission Impossibleのテーマ - Lalo Schifrin
04.PRIDE Openingテーマ - ももいろクローバーZ
05.行くぜっ!怪盗少女 - ももいろクローバーZ
06.Tango Jealousy - Jacob Gade
07.Boogee Wonderland - Earth Wind & Fire
08.September - Earth Wind & Fire
09.Get Away - Earth Wind & Fire
11.Drum Solo
12.Mambo No.5
13.Tequilla
【神保彰 ドラムソロ】
【【LIVE(ワンマンオーケストラ)】サラバ、愛しき悲しみたちよ / 神保彰(from ももいろクリスマス 2017 ~完全無欠のElectric Wonderland~)】
そして最後はCASIOPEA 3rd。
CASIOPEAは1977年結成で1979年デビューで、神保彰は1980年に加入。
CASIOPEAは2006年に一旦解散するも、2012年にオルガンの大高清美を起用してCASIOPEA 3rdとして新たな活動を展開しています。
通常Setlistは野呂一生が決めている様ですが、今回は全て神保彰が決定。原点回帰ということで、CASIOPEA初期の難曲、有名曲ばかりでした。
CASIOPEA 3rdではオルガンの音色が欠かせない存在になっており、ライブでも毎回初期の1st、中期の2ndの曲も演奏するのである程度慣れてきましたが、やはり初期の曲は向谷実の軽快なKeyboardの方が合っていて、大高清美のオルガンはテクニック的には素晴らしいものの、音が重すぎて違和感の残る曲もありました。
しかし神保彰のDrumsは当然の事、4人のテクニックには確かなものがあり、特に初期の難曲でも衰えを見せない野呂一生のGuitarと鳴瀬喜博のBassの早弾き、ユニゾンが見ものでした。
観客も初期のCASIOPEAの曲ではスタンディングで大盛り上がりだったものの、最後に3rdの曲を1曲演奏した時には全員座るという、いつもながらの失礼な暴挙が繰り返されていました。
最後には全員登場してFightman、そしてアンコールは全員でお約束のASAYAKEでフィナーレとなりました。おおよそ1時間ほどの演奏でした。
神保彰は出ずっぱりでトータル2時間半、日本を代表するスーパードラマーのテクニックを十二分に堪能できました。
小規模のホールで1回限りでチケットは入手困難でしたが、なんとかギリギリチケットを入手でき貴重な時間を共有することができました。
CASIOPEA 3rd Setlist
01.Time Limit「CASIOPEA」1979年
02.Midnight Rendezvous「CASIOPEA」1979年
03.Black Joke「CASIOPEA」1979年
04.Take Me「Super Flight」1979年
05.Ripple Dance「Make Up City」1980年 神保彰作曲
06.Mid Manhattan「4×4」1982年
06.Galactic Funk「Cross Point」1981年
07.Days of Future「TA・MA・TE・BOX」2013年
ALL CAST
08.Fightman
Encore
09.ASAYAKE「Super Flight」1979年
公式HPより集合写真
公式写真
リンク先に公式写真が公開されています。
【Time Limit - Casiopea 3rd】
【Galactic Funk - Casiopea 3rd】
【Black Joke - Casiopea 3rd】
【CASIOPEA 3rd / DAYS OF FUTURE】
【Fightman - Casiopea 3rd】
【CASIOPEA 3rd ASAYAKE】