毎度懲りずにJAIAネタです(^_^)。
5月8日に
JAIA(日本自動車輸入組合)が、
2014年4月度の輸入車新規登録台数を発表しました。
Volvo車の登録台数は535台(前年同月比▲45.2%)でした
。
4月は年度末の3月キャンペーンの反動等から例年登録台数がかなり少なくなります。
Volvoの前年4月は3月のV40初期登録ラッシュの反動で見込み発注車の登録玉が無くなり登録が976台に留まっており、決して前年のハードルは高くなかったと見られますが、
前年同月比▲45.2%の大失速となってしまいました。あっちゃ〜(≧∇≦)。
下記の様に消費税引き上げの影響で競合各社も軒並み大幅な減少となっているものの、VolvoはCM攻勢も2〜3月の駆け込み需要があまり無かったにもかかわらず、4月に大幅な減少となってしまっており、
中でも減速が際立つ格好になってしまっています。販売力の弱さが露呈してしまったのでしょうか、ちょっと心配です。
V40は12月の値上げで値頃感が薄れ、Golf7、A-Serie等との競合も激しく、比較的安定して高水準の販売を続けた60シリーズよりも新車効果の剥落が早かった感じがあります。
マイナーチェンジ後の60シリーズも、デザインが大人しくなり過ぎて差別化できなくなり、Drive-EのT5エンジン投入等の性能向上も十分に訴求できずに伸び悩んでいる感があります。
プリクラッシュブレーキが広く普及して来たため、安全性能の違いを十分に訴求できていない感じもします。
昨年は輸入車シェア(国産メーカーの輸入車を含む)
でコンスタントに5%台をキープしていましたが、2014年3月の4.31%から4月は更に3.43%にまで低下してしまいました。
V40 Nordic、V40 T4 Sportsの特別限定車の投入、PPP無料インストールキャンペーンが早すぎる感じもしましたが、販売失速によるテコ入れだったのでしょうか。
60シリーズのPolestar Complete Model投入から、
MY2015導入、Ocean Race Edition
投入など今後のカンフル剤になるのでしょうか。
あまり同じ車が増え過ぎるのも嫌ですが、急激に失速しては先行き心配になって来てしまいます。もっと
販売力を高めながら安定的に販売を伸ばして行って欲しいものです。頑張れVolvo(^o^)/。
ちなみにVWは2,853台(同▲21.3%)、MBは2,352台(同▲15.8%)、Audi1,895台(同+1.7%)、BMW1,614台(同▲35.7%)、MINI1,033台(同▲10.6%)となっています。
AudiがA3 Sedan投入等から輸入車大手で唯一前年同月比微増を確保し、
BMWを抜いて輸入車シェア第3位に上がっています。また、New Modelを投入した
MINIも前年割れながら比較的減少幅が小さく、
Volvoを抜いて輸入車シェア第5位に戻っています。
【マーケット動向】
2014年4月
外国メーカー車 12,915台(前年同月比▲20.6%)
国内メーカー車 2,663台(同▲38.4%)
輸入車総計 15,578台(同▲24.4%)
国産登録車 188,864台(同▲11.4%)
国内軽自動車 156,362台(同+2.9%)
消費税引き上げ前の駆け込み需要の反動から外国メーカーの輸入車、国産登録車はいずれも大幅マイナスも、
軽自動車は微増を確保。
特にこれまで好調だった
輸入車の減少が大きく、
2012年6月以来1年10ヶ月振りの減少だそうです。
【輸入車シェアの推移】

(出所:JAIAデータより作成)
Posted at 2014/05/09 01:44:29 | |
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