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8月6日にJAIA(日本自動車輸入組合)が、2014年7月度の輸入車新規登録台数を発表しました。

Volvo車の新車登録台数は770台で前年同月比▲47.5%と大幅な減少となってしまいました。7月は例年登録が比較的少ない月で前年はV40の本国発注車の入着、登録ラッシュがあったと思われますが、一昨年と比べても▲6.5%ですので同業他社に比べて完全に一人負けとなっており、依然低迷が続いている格好です。

6月に同▲28.3%と他の大手並みの減少となり底打ちの兆しが見えて来たかと思いましたが、やはりV40の限定車+PPP無料、20万円購入サポート等のキャンペーン効果で需要を先食いしてしまったのでしょうね。

V40のMY2015はSEモデルにもNew Drive-E T5エンジン+8速ATが搭載され、パドルシフト、DRLも付くと言う噂があります。値上がりをどこまで抑えられるかでしょうが、商品力はアップするでしょうし、Ocean Race Editionも投入されるでしょうから今後の復調を期待しましょう。

ちなみに、同業他社の状況ですがVWは4,186台(同▲16.5%)と低迷も、MBはGLA効果か3,861台(同+10.7%)と復調、BMW2,706台(同▲15.4%)も低迷継続、AudiはA3効果等から1,866台(同+1.5%)と健闘継続、MINI1,241台(同▲0.9%)と新車効果で復調となっています。

一方で、Volvo Car Groupのグローバル販売の方は7月も前年同期比+8.3%の3万6,438台と引き続き順調です。

米国は同▲17.1%と再び低迷を続けており、日本も減速が続いています。しかし、中国がXC60、S60Lを中心として同+47.8%と高成長を続けており、本国Swedenが同+25.8%の4,100台と好調で、その他欧州も同+8.6%の1万8,529台と回復が強まっています。

開発が遅れ気味の様ですが、来春までにはXC90も発売され、中国の一段の成長、米国の復調も期待されることから、グローバルでは問題ないのでしょう。

なおジーリーの販売動向ですが、7月の販売動向の発表まだ発表は先ですが、5月同▲26.3%、６月同▲9.5%と減少率は縮小も、依然低迷が続いています。

【マーケット動向】
2014年7月
外国メーカー車　18,464台(前年同月比▲7.4％)
国内メーカー車　 4,729台(同▲8.4%)
輸入車総計　　　23,193台(同▲9.9%)

国産登録車　　285,886台(同+0.6%)
国内軽自動車　174,374台(同▲7.1%)

　　　　　　　　　　【輸入車シェアの推移】

（出所：JAIAデータより作成）

グローバルの販売データ

（出所：Volvo Cars）


（出所：Volvo Cars）