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11月7日にJAIA(日本自動車輸入組合)が、2014年10月度の輸入車新車登録台数を発表していました。

Volvo車の10月の新車登録台数は815台で前年同月比▲41.0%と、残念ながら依然として大幅な減少が続いていました(>_<)。

10月は比較的登録が少ない月ながら、外国メーカー輸入車は前年同月比▲3.7%と、9月に消費税引き上げ後初めて前年同月比プラスに転じたのも束の間、再びマイナスに転じてしまいました。
その中でも、Volvoはもうそろそろ前年のV40の登録ラッシュの反動は薄れてきていると思われますがが依然、輸入車大手の中で一人負けの状況が続いています。一昨年と比べると漸く＋2.1%と、僅かながらもプラスに転じたのが明るい兆しでしょうか。

マイナーチェンジ後低迷していた60シリーズがMY2015の販売開始とINTELLISAFE10のCM効果もあり、少し動きが出てきたとの話もあるので、在庫消化で投入が遅れているV40のMY2015と合わせて今後の底打ち回復に期待したいところです。

同業他社の状況ですが、10月は3ヶ月振りにVWがPoloのマイナーチェンジ効果からか、4,620台(同▲1.1%)と首位に返り咲きも力強さには欠いた状況。
MBが4,281台(同+9.2%)と２位転落もC-Class効果等から好調。
3位BMWは2,899台(同▲15.9%)と4月以降苦戦継続。
Audiは引き続きA3効果等から1,987台(同+15.7%)と好調継続。
MINIは新型効果で1,461台(同+6.6%)と回復が進んできています。

一方で、Volvo Car Groupのグローバル販売の方は10月も好調で前年同期比+12.6%の4万680台の2桁増です。

日本は低迷していますが、低迷を続けていた米国が同+1.4%と底打ちしています。中国は引き続きXC60、S60Lを中心として同+36.0%と好調継続。本国Swedenも同+30.0%と大幅な伸びを確保し、その他欧州も同+13.8%と好調を維持しています。
V40も国内は停滞していますが、グローバルには中国、欧州の拡大等から同+5.2%と順調な成長を続けています。

XC90は来年早々には本格的に販売が開始され、中国の一段の成長、V60CC追加投入と合わせて米国の復調も期待されることから、グローバルには好調継続が期待されます。

なおジーリーの販売動向ですが、9月の販売は▲9.3%と減少幅は縮小も依然苦戦が続いています。

【マーケット動向】
2014年10月
外国メーカー車　19,486(前年同月比▲2.6％)
国内メーカー車　  3,078台(同▲26.0%)
輸入車総計　　　22,564台(同▲6.7%)

国産登録車　　240,511台(同▲9.1%)
国内軽自動車　155,997台(同▲0.7%)

　　　　　　　　　　【輸入車シェアの推移】

（出所：JAIAデータより作成）

グローバルの販売データ

（出所：Volvo Cars）


（出所：Volvo Cars）