プログレねたです。
かなりマニアックな領域で、自らの備忘録でまとめてみましたので無視してください(^^;;。
現代のプログレ界で世界的に高く評価されているものの、日本ではあまり知られていないグループにPorcupine Tree があります。
Porcupine Treeは
1987年にSteven WilsonのSolo Projectから発展したグループ で、
1993年に元JapanのRichard Barbieri等を加えてグループとしての体裁を整え ました。
Pink Froydに通じる様なAmbient MusicやDarkでProgre-hard的な曲調が多い ものの、
Popな曲やSentimentalな曲等、様々な要素を取り込んだバラエティ豊富なAlbumが多く、なかなかとらえ辛いグループ です。どちらかと言うとジャンルにとらわれない
Alternative Rockと言った方が近い感じ で、一般的に
Progressive Rockの代表と言われる5大グループ(King Crimson、YES、Pink Floyd、ELP、Genesis)とは異なり、プログレの枠に収まりきらない ため、
形式主義的なこだわりの強い保守的な日本のプログレおやじからはプログレとは認識してもらえず、全くと言って良いほど支持を得られていない のが現状です。
しかし、世界的には 枠組みにはあまりとらわれず
高く評価されています 。また、
往年のプログレグループのKing Crimson、Yes等からも一目置かれ ており、リーダーの
Steven Wilsonは、Producer、Recording Engineerとしての才能も高く評価されています 。
King Crimsonのリーダーの気難しいRobert Frippから近年再発されたAlbumのRemastering作業を全て任される等、全幅の信頼を得ており、Progre TitleのRemasteringには欠かせない人物 になっています。
他にもYes「The Yes Album」「Close to the Edge」「Relayer」、ELP「Emerson, Lake & Palmer」「Tarkus」、Jethro Tull「A Passion Play (An Extended Performance)」「Minstrel In The Gallery」「War Child」、Gentle Giant「The Power and the Glory」、Caravan「In the Land of Grey and Pink」Hawk Wind「Warrior on the Edge of Time」等
名盤の数々のRemasteringを手がけています 。
プログレ以外でもRoxy Music、XTC、Tears for Fears等の5.1ch MIX等のRemasteringも手掛けています。
Porcupine Treeは2010年以降活動休止状態 で、
Steven WilsonはSolo活動を中心 に行っています。
そして、Album「Hand. Cannot. Erase」を発売 しました。日本で2月25日、ドイツで2月27日、英国で3月2日、米国で3月3日に発売されています。
2013年の「The Raven That Refused to Sing (And Other Stories)』以来4枚目のSolo Albumになります。
前作はプログレの名盤の数々をRemasterした影響が顕著に見られ、オーソドックスなプログレ然としたAlbum で、
結構評判が良かった のですが、
今作も高く評価されているので、遅ればせながら購入して聴いてみました 。
ストレートなPOP SONG、Electro Music、Pink Floyd的な要素が感じられる曲、Yesのコーラス的な曲、ELPのKeith Emersonに通じる曲、Porcupine TreeそのもののDarkでHeavyな曲等々 、本人も
これまでの全てのキャリヤの断片が含まれている集大成と言える作品 と言っているようで、まさにその通りの感じで良作でした。
【ティザー映像】
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【Perfect Life】
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●『Hand. Cannot. Erase』
01 First Regret
02 3 Years Older
03 Hand Cannot Erase
04 Perfect Life
05 Routine
06 Home Invasion
07 Regret #9
08 Transience
09 Ancestral
10 Happy Returns
11 Ascendant Here On…
【Member】
Steven Wilson - Vocals, Mellotron, Keyboards, Guitar, Bass, Banjo
Guthrie Govan - Lead Guitar
Nick Beggs - Bass, Chapman Stick
Adam Holzman - Piano, Hammond Organ, Moog Synthesizer
Marco Minnemann - Drums
そして、Steven Willsonグループは、3/12〜18までのUKツアー6公演に続いて3/20〜4/23までEUツアー25公演を行っていました。
その後5/8〜6/30までUSツアー36公演が予定されていますが、あまり人気が無いためか日本に来る予定は入っていません(>_<)。
また、
活動休止状態のPorcupine Treeからは、2010年にCD、DVDが発売されたLive盤「Anesthetize」がCD+DVDのSETで4月28日に再発 されます。
加えて、同じく
Porcupine TreeのDrumsで、現行King CrimsonのTriple Drumsの一画を担うGavin Harrison ですが、こちらも
Solo Album「Cheating the Polygraph」を発売 しました。米国で4月14日、英国で4月13日に発売しました。日本盤も5月20日に発売されるそうです。
でも日本盤は、5.1ch DVD-Audio盤付きで¥3,800ほどで、輸入盤¥1,900の2倍近い価格でiTunesは¥1,500なのでiTunesでDownloadしました。
全編Horn SessionをフューチャーしたJazz Rock、Brass Rock、Modern Jazz、Classic的になっていて、好き嫌いは分かれそうですが、なかなか渋くて格好良い と思いました。
【ティザー音源】
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【Hatesong/Halo】
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●『Cheating the Polygraph』
01. What Happens Now?
02. The Sound Of Muzak/So Called Friend
03. Start Of Something Beautiful
04. Heart Attack In A Layby
05. The Pills I’m Taking (from Anesthetize)
06. Hatesong/Halo
07. Cheating The Polygraph/Mother & Child Divided
08. Futile
Posted at 2015/04/17 00:37:15 | |
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