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2015年10月06日 イイね!

2015年9月のVolvo車の新車登録台数はディーゼル効果現れず伸び悩み(- -;;

10月6日にJAIA(日本自動車輸入組合)が、2015年9月度の輸入新車登録台数を発表しました。

前年4月以降が消費税引き上げの影響と、直前3月までの駆け込み需要の反動で前年同月比で販売が大きく落ち込んでいたため、今年の4月以降は2桁増が続いていました。

しかし、7月から回復の勢いが鈍っており9月はボリュームが大きい重要な月でしたが、前年の水準が比較的持ち直していたこともあり、前年同月比▲1.8%と減少に転じてしまいました。6ヶ月ぶりのマイナスです。日系メーカーの逆輸入車の不振は続いているものの、海外メーカーの輸入車についても同▲1.6%とマイナスに転じてしまいました。

ただ、一昨年と比較すると4月で▲13.2%、5月で▲12.1%、6月、7月とも▲5.0%、8月▲6.7%、9月▲3.9%とまだ十分な回復水準とは言えないものの、徐々に持ち直してはいるとは言えます。

その中で、Volvo車の2015年9月の新車登録台数は前年同月比+2.5%の1,523台と微増に留まってしまいました。ディーゼル搭載車の一斉投入で攻勢を掛けたものの、まだまだ登録の本格化はこれからなのか、輸入車大手と同様横ばい圏に留まってしまいました

4月に前年同月比+21.5%と13ヶ月ぶりのプラス転換したものの、5月は同▲4.5%と再びマイナス、6月はプラスには転じたものの微増、7月は前年同期の販売水準がかなり低かった反動で同+40.0%、8月は▲1.8%、9月は+2.5%と一進一退の状況が続いています

V40発売直後の一昨年と比較するとまだ▲30.5%の水準で、V40発売前の3年前水準と比べても▲9.9%とまだまだ低迷状態を脱し切れていません。7月に一時的に健闘したのは前年の水準が悪すぎたことに加えて、ディーゼル投入を前に相次ぎ特別限定車投入、MY2015在庫処分セールを行ったためではないかと見られます。

7月23日にD4搭載車が5車種一斉発表され、MY2016の販売も開始されました。CM投入効果で客足が伸び、足元ディーゼルの販売比率が75%に達しているとも言われていますので、9月の登録にはそれなりに貢献して来ているのではないかと見られますしかし、値引き圧縮によるガソリン車の販売減少が影響しているのか、全体としてはまだ本格回復とはなっていないようです

せっかくディーゼル車を一斉投入し攻勢を掛け始めた矢先にVWのディーゼル車不正プログラム問題でディーゼル車全体の環境イメージ悪化に繋がっている可能性があり、水をさされた格好になっている危険性があります。

VOLVOの最新ディーゼルはDENSOの最新のインジェクション技術を活かして排ガス処理に尿素水を利用するアドブルーを使わずに排ガス規制をクリアしている事を売りにしています。しかし、EURO6対応のD4でも通常走行のNOx排出量が規制水準よりもかなり多いとのデータも出てきています。VWの様な不正プログラムを利用しているようなメーカーは無いでしょうが、実走行データが相対的に悪いと言うことになると先行きが心配されます。VWの落ち込みだけで収まるのか、ディーゼル全体にまで波及してしまうのか、今後の推移が注目されます。

なお、同業他社の状況ですが、MBが8,032台(前年同月比+0.3%)と8月に続いて9月も横バイ圏ながら、7ヶ月連続で首位をキープ

一方VWは、依然2位ながらも5,989台(同▲9.1%)と一人負けの状態になっています。まだ、ディーゼル不正プログラムの影響は殆ど関係なく、日本にはディーゼルは入ってきていませんでしたが、信頼性の低下は拭い去れず今後イメージ悪化の影響がどの程度出てくるのか心配されます。

3位のBMWは、2Series投入、1Series Bigマイナーチェンジ効果一巡か、4〜6月の急速な持ち直しが一巡し5,317台(同▲2.5%)と微減

A3効果一巡等から息切れして来ていた4位Audiは3,628台(同+1.3%)。VWほどダイレクトに信頼低下の影響は出ないでしょうが、こちらもディーゼル不正プログラムの影響が出てくるのか注視されます。

5位のMINIは2,021台(同+5.3%)と、モデルチェンジによる一頃の勢いは一巡しつつあるものの、ラインナップ拡充効果から依然堅調な推移を続けています。


Volvo Car Groupのグローバル販売の方は5月に前年同月比▲1.3%マイナスとなったものの、6月同+7.9%、7月同+4.6%、8月同+3.2%、9月同+2.4%と着実な伸びが続いています

苦戦を続けていた米国は、昨年12月以降相底ばい状態となり、XC90販売本格化の効果からか7月に前年同期比+14.7%となったのに続いて、8月同+18.3%、9月同+18.4%と回復が進んできています

一方で、高成長を続け最大の市場に成長していた中国が6月の同▲4.2%から、7月同▲15.0%、8月同▲9.4%、9月同▲5.2%と、マイナス幅は縮小してきているものの失速気味です。

しかし、一時停滞していた欧州が、本国Swedenが6月同+13.0%に続き、7月同+16.6%、8月同+19.2%、9月同+15.4%と好調Sweden以外の欧州地域も9月は同▲1.0%と若干減少したものの、6月同+18.7%、7月同+10.5%、8月+6.5%と順調に推移しています。

米国の回復、好調な欧州から、中国の反動減をカバーして世界全体としては安定成長が続いている状況です。

今後も順調な回復が期待される一方で、VWのディーゼル不正プログラム問題の影響で、世界各国で排ガス検査方法の変更が検討されており、影響がどうなってくるのか注視されます。

なお、V40についは発売後4年目に入りグローバル販売が頭打ちとなっています。2月同▲4.0%、3月同▲2.9%の小幅マイナス。4月は同+1.1%とやや持ち直しましたが、5月には再び同▲2.1%とマイナスに転じ、更に6月同▲6.5%、7月同▲21.2%と縮小均衡に入っています。8月は前年の水準が低かったこともあり同+2.9%の微増となりましたが、9月は同▲7.8%のマイナスでした。

引き続きXC60が15,126台(前年同月比+16.6%)と牽引役ですが、XC90の新型がようやく本格的に販売開始されてきています。8月は6月の4,638台、7月4,533台に比べると初期出荷一巡で2,787台に留まりましたが、9月は4,183台と順調に販売を伸ばしてきています

V60CCは1,233台に達し、S60CCも7月から販売開始され、9月は106台となっていますが、いずれもV60、S60とカニバリとなっていて押し上げにまでは繋がっていません。

中国の景気減速の影響が出ており、欧州も先行き楽観できませんが、新型XC90が本格的にデリバリーが開始されてきましたので、中国の再成長も期待されます。特にXC90の本格デリバリー、V60CC、S60CCの追加投入、中国からS60L導入も合わせて米国が長期低迷を脱して復調し始めているのは好材料です。新工場の建設も始まっており、今後の回復継続が期待されます

なおジーリーの販売動向ですが、8月の販売は前年の水準が在庫調整で低い影響が大きい物の、同+15.0%と8ヶ月連続で回復が進んでいます。ただ長期の大幅な在庫調整からの底打ちで水準自体は決して高くはなく、この先も回復を続けられるかは不透明感もあります。

【マーケット動向】
2015年9月
外国メーカー車 32,296台(前年同月比▲1.6%)
国内メーカー車   3,962台(同▲3.9%)
輸入車総計   36,258台(同▲1.8%)

国産登録車  305,802台(同▲3.0%)
国内軽自動車 173,573台(同▲14.7%)

           【輸入車シェアの推移】

(出所:JAIAデータより作成)

          グローバルの販売データ

(出所:Volvo Car Group)


(出所:Volvo Car Group)
Posted at 2015/10/08 00:10:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | VOLVO | クルマ

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「@t-boston さん うちのDはSELEKTと整備だけになってます😓
一応BEVはNET販売が基本とか言ってましたからね。」
何シテル?   09/05 17:29
ずっと日産車でしたが初めての輸入車になります。 よろしくお願いします。 車歴:ラングレー→スカイライン(R30)→スカイライン(R32)→プリメーラ(P12...
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