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2015年10月09日 イイね!

元PINK FLOYDのリーダーRoger Watersの便乗商法はチョット目に余るモノが(≧∇≦)

元PINK FLOYDのリーダーRoger Watersの便乗商法はチョット目に余るモノが(≧∇≦)懲りずにプログレねたでございますm(_ _)m
勝手に備忘録で書いてるだけですから(^^;;

元PINK FLOYDのリーダーRoger Watersは、バンドを崩壊させた張本人なのに昨今の便乗商法には余りにも目に余るものがあります(≧∇≦)

PINK FLOYDのAlbumはRoger Watersのコンセプト、作詞が大きな役割を果たし、一部作曲も行ない、Main Vocalを採っていましたしかし、Bassの演奏や歌が決してうまいわけではなく、作曲でもそれ程の能力を発揮していたわけではありませんでした。音楽的な支柱はあくまでも2008年に亡くなったKeyboardのRichard Wrightであり、そしてGuitarのDavid Gilmourでした

「THE WALL」(1979年)制作の過程で、Roger Watersが徐々に自らの構想を強く押し通す様になり、Richard Wright、David Gilmourと険悪な関係となり、製作途中でRoger WatersはRichard Wrightを解雇してしまう結果となってしまいました。

そして続編とも言える「Final Cut」(1983年)では、Roger Watersは更に横暴となり、Albumは私的な内容となってDavid Gilmourとの対立が深まりPINK FLOYDは空中分解してしまいました。

1984年からRoger WatersはSolo活動を活発化し「The Pros And Cons Of Hitch Hiking(邦題:ヒッチハイクの賛否両論)」をリリースしました。Roger Watersは同アルバムもPINK FLOYDとして制作するつもりだった様ですが、内容があまりに私的で難解過ぎるとしてDavid GilmourとDrumsのNick Masonから協力を拒否された様です。結局Erick Clapton、元King CrimsonのMel Collins、David Sanborn等のゲストを招いてSolo Albumとして制作されました。

Roger WatersはSolo活動を始めるとともにPINK FLOYDを解散するつもりだった様ですが、レコード会社やDavid GilmourとNick Masonの同意を得られなかった様です。

Roger Watersは活動を続けようとしていたDavid GilmourとNick Mason等に対してPINK FLOYDの名称使用差し止め訴訟を起こし争う格好となりました。最終的にRoger WatersがTHE WALLの版権を独占するとともに、PINK FLOYDの名称使用料を受け取ることで和解し、Roger Waters自らが既にPink Floydでやるべきことは無くなったとして、脱退する形となりました。

そしてDavid Gilmourを中心に新生PINK FLOYDが活動を再開しました。Roger Watersは自らのいないPINK FLOYDは存続できないと考えていたようですが、David GilmourはNick MasonとNew Albumの制作を始め、Richard Wrightもゲストとして復帰1987年に「A Momentary Lapse of Reason(邦題:鬱)」をリリースして、World Tourを開始しました。

奇しくもRoger Watersの2nd Album「RADIO K.A.O.S.」も同年にリリースされ、Tour日程もオーバーラップして直接対決する形となりました。

「RADIO K.A.O.S.」は「The Pros And Cons Of Hitch Hiking」同様コンセプト中心で難解で、音楽性に乏しいAlbum
でした。

一方新生PINK FLOYDの「A Momentary Lapse of Reason」はコンセプトには乏しいものの、PINK FLOYDとしてのSoundを引き継ぐものであったため、結果は新生PINK FLOYDの圧勝に終わりました。

そのため、Roger Watersはその後のSolo Albumの制作が滞り、1992年の3rd Album「Amused To Death(邦題:死滅遊戯)』発売まで5年を要する結果になりました。
そして、1990年に豪華ゲストを招いて前年のベルリンの壁崩壊を記念して「The Wall Live In Berlin」を開催して20万人の観客を動員したものの、Solo Tourは10年近く凍結せざるを得なくなってしまいました

【Amused To Death(邦題:死滅遊戯)】Remasterの新装ジャケット


「Amused To Death』もJeff Beck、元EaglesのDon Henley、TOTOのSteve Lukather、Jeff Porcaro等豪華ゲストを招いて話題にはなりましたが、これも難解なコンセプトと音楽性の乏しさでSales的には冴えない結果に終わってしまいました。

Roger Watersは1999年にTOURを再開するも、結局興行的に内容はSoloの曲よりもPINK FLOYDの曲が中心とならざるを得ませんでした。

2005年にアフリカ貧困救済のチャリティーイベント「Live8」で24年振りに1夜限りでRoger Waters、David Gilmour、Richard Wright、Nick Masonの4人のメンバーが共演
を果たしました。イベントは世界9カ国で100万人を集め、Pink FloydはLondon会場でトリを努めました。

Album「Dark Side of the Moon(邦題:狂気)」(1973年)から「Breath in the Air」「Money」、「Wish You were Here(邦題:炎)」(1975年)からTile Tune、そして「The Wall」から「Comfortably Numb」の4曲が演奏されました。僅か4曲でしたが演奏は素晴らしいもので、多くのアーティストが出演したイベントのメインイベントとなりました

これを契機に4人のPINK FLOYDが再結成されるのではないかとの期待が高まりましたが、結局実現することはありませんでした

Roger Watersは更にPink Floyd作品への傾注(便乗)を強め、2006年から2008年に掛けて「The Dark Side of the Moon Live」Tourを行いました。新生PINK FLOYDも1994年のTourで「The Dark Side of the Moon」の全曲再現を行って話題となっていましたが、Roger Watersもこれを踏襲しConcertの第2部で「The Dark Side of the Moon」を全曲再現しました。

更に2010年から2013年に掛けてRoger Watersは「The Wall」の発売30周年を記念して再現Live Tour「The Wall Live」を実施し、3年間で450万人の観客を動員このツアーの模様を収めた映像が「Roger Waters:The Wall」として映画化され9月29日に公開され、12月1日にDVD(Blu-ray)として発売される予定です。映画のSound TruckとしてLive CDも海外で11月20日、日本で11月25日に発売されます。

David Gilmourが中心となって亡きRichard Wrightが残した音源を活かして、20年振りにPink FloydのLast Albumとして昨年11月に「The Endless River」を発売。続いて今年9月にはDavid Gilmourが自身の9年振りのSolo Album「Rattle That Lock」を発売しました。

このタイミングに合わせる様な形でRoger Watersも8月に「Amused to Death(邦題:死亡遊戯)」のRemaster Albumを再発しました。加えて、9月末のThe WallのLive映画公開、11月のCD、12月のDVD(Blu-ray)発売と、実にあざといなあと思ってしまうのは自分だけでしょうか?

日本でも映画が公開されていたそうですが、事前の宣伝が余り行われていなかったためガラガラだった様です。「Roger Waters The Wall」のCDは日本盤の発売も決まりましたが、DVDの日本盤の販売は決まっていません。

別にRoger Watersが嫌いなわけではなく、Bandへの貢献は大きかったとは思いますし、特段David Gilmour派でもありません純粋に楽曲、Albumの評価でDavid GilmourのSoloの方が明らかにRoger WatersのSoloよりも優っていて、Sales的にも大きな差がついており、結果は明白になっています。

今回「Amused to Death」再発後にApple Musicで無料で聴くことが出来たので初めて流しで聴いてみましたが、正直コンセプト優先でメロディーが曖昧で聞くに堪えない感じでした。
Roger Watersが在籍していたPink FloydのLast Albumになった「The Final Cut」も実質的にはRoger WatersのSolo Albumに近く、単なるThe Wallの焼き直し的な作品で、内容的に単調で良い印象がなく、購入したもののあまり聴いていません。

やはりPink Floydの正当な継承者としてはDavid Gilmourに分があったと言わざるを得ないと思います。また、Richard WrightのいないPink Floydはあり得ないとして再結成を封印し、Richard Wrightに捧げる形でPink FloydのLast Albumをまとめ上げ、強い要請があってもAlbum発売後のTourも行わずグループのメンバーを尊重していたと思います

Roger Watersの方はBandを崩壊させておきながらPink Floydにすがって荒稼ぎをしている様に見えてしまいます。
さすがに自身の昨今の行動に多少なりとも良心が咎めたのか、最近の雑誌のインタビューで今となって見るとバンドを飛び出した自分の方が間違っていたのかもしれないと発言していました。Richard Wrightは既に亡くなっており遅きに失した感じです。

せめてもの償いとして、Roger Watersが版権を持っていてLive CDのみが発売されているものの、映像版が公開されていない本家Pink Floydの「The Wall」のDVD(Blu-ray)を発売して欲しいものです。

【映画のトレーラー映像】


【Comfortably Numb】 David GilmourとNick Masonが1夜限りでゲスト参加した2011年のO2 Arena Live


【Mother】


【Another Brick In The Wall, Part 2】


●『Roger Waters: The Wall』
【Disc1】
01. In the Flesh?
02. The Thin Ice
03. Another Brick in the Wall, Pt. 1
04. The Happiest Days of Our Lives
05. Another Brick in the Wall, Pt. 2
06. The Ballad of Jean Charles de Menezes
07. Mother
08. Goodbye Blue Sky
09. Empty Spaces
10. What Shall We Do Now?
11. Young Lust
12. One of My Turns
13. Don’t Leave Me Now
14. Another Brick in the Wall, Pt. 3
15. Last Few Bricks
16. Goodbye Cruel World

【Disc2】
01. Hey You
02. Is There Anybody Out There?
03. Nobody Home
04. Vera
05. Bring the Boys Back Home
06. Comfortably Numb
07. The Show Must Go On
08. In The Flesh
09. Run Like Hell
10. Waiting for the Worms
11. Stop
12. The Trial
13. Outside the Wall

【Member】
Roger Waters:Lead Vocal,Guitar,Bass
Dave Kilminster:Guitar
G.E. Smith:Guitar
Jhon Carin:Keyboard
Harry Waters:Hammond Organ,Piano
Graham Broad:Drums
Robbie Wyckoff:Lead Vocal
Jon Joyce:backing vocals
Pat Lennon:backing vocals
Mark Lennon:backing vocals
Kipp Lennon:backing vocals
Posted at 2015/10/10 19:01:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | プログレ | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「@hatfieldさん テレビ東京の『Youは何しに日本へ』ですね。
10年前の2015年2月23日放送でBlu-ray Recorderに残ってます😱
今回20周年記念Tourだったんですよ😅」
何シテル?   12/13 22:45
ずっと日産車でしたが初めての輸入車になります。 よろしくお願いします。 車歴:ラングレー→スカイライン(R30)→スカイライン(R32)→プリメーラ(P12...
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