
どんどん行きます。勝手に記録しているだけですので無視してくださいm(_ _)m
Volvo Car Groupのグローバル販売の状況です。年初なのでいつもよりかなり遅れて1月8日にリリースされています。
Volvo Car Groupの2015年12月のグローバル販売ですが、引き続きXC90を中心とした米国の復調、中国の底打ち等から
11月に4万9,000台を超えて88年の歴史の中で月間で過去最高の販売台数を記録したと発表されていましたが、12月はそれを更に大幅に更新し6万2,000台に達しました(^_^)。
そのため、
2015年暦年の販売台数は89年の歴史で
初めて50万台を突破し50万3,127台になったとのことです。
月販では、5月に前年同月比▲1.3%マイナスとなったものの、6月同+7.9%、7月同+4.6%、8月同+3.2%、9月同+2.4%と着実な伸びとなっていましたが、
10月以降XC90の出荷が本格化してきたと見られ伸びが加速し始め、10月同+12.6%、11月同+26.0%、
12月は同+32.1%の62,125台となりました(@_@)。
長年苦戦を続けていた米国が一昨年12月以降相底ばいとなり、XC90販売本格化の効果等からか7月に前年同期比+14.7%となったのに続いて、8月同+18.3%、9月同+18.4%と回復が進んできました。そして
10月は比較的登録が少ない月ながら+86.9%の大幅増、11月も前年不振の反動もあり同+90.5%、12月は同+89.9%の9,341台となりました。
高成長を続け最大の市場に成長した
中国は3月以降やや反動減が出ていましたが、10月には同+2.2%と底打ち小幅回復、
11月は同+15.8%の大幅増、12月も同+15.5%の9,341台と再成長しています。
欧州も、本国Swedenは6月同+13.0%に続き、7月同+16.6%、8月同+19.2%、9月同+15.4%、10月同+9.0%と好調継続で、
11月は同+42.8%と急増し、12月も同+44.9%の9,081台でした。
Sweden以外の欧州地域も11月は同+17.1%と大きく伸び、12月は更に同+29.5%でした。
米国の復活、好調な欧州に加えて、一時調整していた中国も底打ち回復し、グローバルで好循環となっています。
なお、
V40については発売後4年目に入りグローバル販売が頭打ちとなっています。2月同▲4.0%、3月同▲2.9%の小幅マイナス。4月は同+1.1%とやや持ち直しましたが、5月には再び同▲2.1%とマイナスに転じ、更に6月同▲6.5%、7月同▲21.2%と縮小均衡に入っています。8月は前年の水準が低かったこともあり同+2.9%の微増となりましたが、9月は同▲7.8%、10月は同▲15.8%、11月は同+0.7%でした。
しかし、12月についてはグローバルに販売体制強化が効いているのか、V40も同+7.1%と回復し月間で過去最高の1万3,071台に達しています。
引き続きXC60が17,264台(前年同月比+19.8%)と牽引役ですが、
新型XC90の本格テリバリーが始まり大きく貢献してきています。6月の4,638台、7月4,533台、8月は2,787台と一服も、9月は4,183台、10月6,430台、11月6,792台、
12月は9,177台にまで拡大してきました。
また、V60CCは1,907台、S60CCも273台となリました。S60CCはあまり貢献しておらずS60Lの伸びがS60の減少をカバーしている状況ですが、V60CCはカニバリから上積みに貢献し始めています。
中国の景気減速の影響、欧州の先行きともに楽観はできませんが、
米国、中国向けにデカくて偉そうに見える様に作った新型XC90の本格デリバリーで、思惑通りに米国が復活しつつあります。
また、中国も輸入車不振の中で再成長に貢献しているものと見られます。
特に米国では新工場の建設も始まっていることから、
この勢いをどこまで継続し、続くS90以降のNEW MODELに繋げていけるのかが注目されます。
なおジーリーの販売動向ですが、12月は前年同月比▲2.5%の53,633台となり1年振りのマイナスとなりました。
その結果、2015年暦年では前年比+22%の 509,863台となりましたが、2014年が大幅な在庫調整と販売網再編で▲24%と大幅なマイナスだったため、まだ回復しきってはいません。
しかし、2016年の販売目標を前年比+18%の60万台と過去最高を5万台以上上回る計画を打ち出しました。中国の景気減速の中でかなり意欲的な計画と見られます。

Posted at 2016/01/09 23:55:54 | |
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