
Volvo Car Groupの7月のグローバル販売の状況が現地時間8月2日に発表になりました(^^;;
Volvo Car Groupの2016年7月のグローバル販売台数は、新型XC90を中心とする米国の好調を牽引役に本国の調整、西欧、中国の減速をカバーして、
前年同期比+9.3%の4万1,681台となり、6月の+10.6%から
若干減速も好調を継続しました。
長年苦戦を続けていた米国は、XC90の販売本格化の効果等から2015年7月に増加に転じて以来2桁での回復が進み、10月から12月にかけては9割前後の
大幅な回復を示しました。
2016年に入ると伸び率はやや減速し、波はあるものの引き続き2桁増を維持しており、
7月は同+52.3%の8,586台と大幅な伸びを維持しています。そして、6月に続いて単一国として本国、中国を抜いて最大市場の地位を維持しています。
本国Swedenは2015年6月以降、同年10月と2016年1月、5月を除いて2桁増が続いており、2015年11月、12月には4割以上の増加となりました。
2016年に入っても好調を維持していましたが、
2016年7月はXC90デリバリーやMY2017導入の端境期だったのか、同▲11.2%の4,246台と、14か月振りのマイナスとなってしまいました。
Sweden以外の欧州地域も、5月、6月、7月とも同1桁増で減速気味です。
高成長を続け最大の市場に成長していた中国は、2016年4月に前年同月比▲6.7%と減少するなど再び調整気味で、
こちらも7月は同+5.8%の6,171台で5月、6月、7月と減速気味です。
なお、V40については発売後4年目に入りグローバル販売が頭打ちとなり、2016年に入ってからは前年同月比でマイナスが続いていました。ただ、
MY2017のマイナーチェンジ効果か2016年7月は、久々の同+10.4%の2桁増となり7,835台となりました。比較的大掛かりなフェィスリフトでしたので、目先再拡大が期待されます。
XC60が12,623台(前年同月比▲2.47%)と最量販車種ながら小幅減少。
引き続き新型XC90の本格テリバリーが大きく貢献している状況ですが、
本格デリバティーから間もなく1年となるため増分が縮小し始めています。2015年12月が最量販月であるため目先ピークの9,177台を販売しましたが、
その後も月によって波はあるものの7,000台から8,500台のペースを維持しており、7月は同+42.6%の7,899台を確保しています。2か月連続で4割強の増加となっています。
前年同月比+44.0%と依然高い伸びではありますが、4月まではほぼ純増で+7,721台でしたが、6月は+3,642台、7月は+3,366台と増分は縮小して来ています。
V60CCは1,357台、S60CCは122台。
S60CCは貢献が小さく、V60CCはV60とカニバリ。ただ、
発売3年目に入り頭打ちになってきて来ていたS60Lが6月同+1,200台以上の上積みとなり、7月も+840台と健闘しています。
新型XC90が2年目に入り増分が縮小してくると、今後徐々に苦しくなってくる可能性があります。
S90、V90にうまく繋げて、次期60シリーズと新型XC40をどのようなタイミングでどのようなモデルとして投入してくるのかが注目されます。なお、7月はV90販売3か月目で885台、S90は販売開始で79台でした。
なおジーリーの販売動向ですが、2015年12月以降回復が一巡し頭打ち状態になっていましたが、2016年4月以降持ち直しの動きを見せています。7月は前年同月比+64.0%の48,522台の販売と回復が強まってきています。




Posted at 2016/08/04 23:23:09 | |
トラックバック(0) |
VOLVO | クルマ