
定例のJAIAねたですm(_ _)m
10月6日にJAIA(日本自動車輸入組合)が、2016年9月度の輸入車新規登録台数を発表しました。
2015年9月に輸入車市場は前年同月比でマイナスに転じ、10月以降は例のVW、AUDIの不正プログラム問題の影響による販売不振から輸入車市場は縮小が続いていました。
しかし、
2016年4月に8ヶ月振りに前年同月比プラスに転換して以降は比較的順調な回復が続いています。
9月は比較的パイの大きい月ですが同8.1%増と順調な回復が続きました。
引き続き、
VW、AUDIは前年同月比でマイナスが続いていますが、それ以外の大手は軒並み順調でした。
ただ、残念ながらVOLVOは息切れしてしまいました。
VWは5月に前年同月比+9.7%と9ヶ月振りにプラスに転じたのも束の間、6月に同▲5.6%と再びマイナスに転じ、7月以降は
2桁減が続いています。
9月も減少幅は縮小も同▲15.7%の5,046台でした。
輸入車シェアも2か月連続でBMWに抜かれて3位に留まり、大きく水をあけられてしまっています。
そして
4位のAUDIも、2016年4月に同+8.7%とプラス転換も、5月は大手で唯一2桁減、6月は同+8.4%と一進一退から、
7月、8月に続いて、9月も▲2.8%マイナスの3,526台となりました。小幅ながらもと3か月連続のマイナスとなっています。
輸入車シェアトップのMBは、やや売り疲れ感が出ていましたが、
4月以降は再び成長ペースを取り戻しています。7月同+15.4%、8月同+4.9%に続いて
9月も同+3.5%の8,310台と、伸び率は減速も堅調に推移しています。
2位のBMWは、4月以降同+10%前後の増加を続けており、7月同+14.1%、8月同+15.6%に続いて、
9月も同+13.8%の6,050台と好調を持続していましす。
4月に頭打ちの感が出ていた
5位MINIも、5月以降は再び好調に販売を伸ばしており、7月同+14.3%、8月同+20.8%に続いて
9月も同+35.6%の2,741台と大きく伸ばしています。
そんな中で、
Volvo車の2016年9月の新規登録台数は、4月同+14.3%、5月同+24.2%増大きく伸ばしましたが、その後は6月同+9.1%増、7月も同+4.6%と
スローダウン。8月は同+13.8%と
2桁増となりましたが、9月は同▲0.1%の1,521台となりました。
四半期末のボリューム月に他社に比べてあまり販促をかけていないのかもしれませんが、ディーゼル効果一巡、MY2017登録本格化前で、わずか▲0.1%ながらも、ボリューム月の3月以来6か月振りの前年割れとなってしまいました。
日本ではXC90はあまり台数がさばける車ではありませんので、
MY2017の60シリーズ、V40の登録本格化で今後も増勢を維持できるのか、特にマイナーチェンジしたV40の動向が
注目されます。
7位以下の動向ですが、こちらも
軒並み好調でした。
JEEPが1,165台で同+21.7%、8位Peugeotは942台で同+41.7%。9位Porsheは871台で同+26.4%、10位FIATが765台で同5.5%でした。
【マーケット動向】
2016年9月
外国メーカー車 34,585台(前年同月比+7.1%)
国内メーカー車 4,606台(同+16.3%)
輸入車総計 39,191台(同+8.1%)
国産登録車 317,048台(同+3.7%)
国内軽自動車 159,723台(同▲8.0%)
【輸入車シェアの推移】

(出所:JAIAデータより作成)
Posted at 2016/10/09 15:46:08 | |
トラックバック(0) |
VOLVO | クルマ