
Volvo Car Groupの10月のグローバル販売の状況が現地時間11月2日に発表になりました(^^;;
Volvo Car Groupの2016年10月のグローバル販売台数は、前年同月比▲0.8%の4万5,442台で、小幅ながらも17ヶ月振りの前年同月比マイナスとなってしまいました。
中国の販売も持ち直しが進んできているものの、
新型XC90を牽引役に成長してきた米国、本国を中心に新車効果一巡し反動減が出てきています。
中国は2016年4月に前年同月比▲6.7%と減少するなど再び調整気味でしたが、
底打ち感が出てきており8月同+37.0%、9月同+27.8%に続いて、10月も同+17.4%の8,296台と2桁での回復が進みました。そして、
9月から再び米国を抜いて世界最大の市場に返り咲いています。
米国は、長年苦戦を続けていたもののXC90の販売本格化から2015年7月に増加に転じて以来2桁での回復が進み、10月から12月にかけては倍増近い
大幅回復。
2016年に入ると伸び率はやや減速し、波はあるものの増勢を維持。
しかし、9月は同+1.6%とほぼ横バイとなり、10月は前年同期比▲14.6%の6,340台となり、
23ヶ月振りのマイナスになってしまいました。
本国Swedenは、2015年6月以降、同年10月と2016年1月、5月を除いて2桁増が続き、中でも2015年11月、12月には4割以上の増加。2016年に入っても好調を維持していました。
しかし、こちらも
7月に同▲11.2%とマイナスに転じ、8月同▲13.8%、9月同▲5.3%、10月も同▲7.3%の6,678台と4か月連続のマイナスとなってしまいました。
また、
Sweden以外の欧州地域も5月以降減速気味で、8月は同▲14.4%のマイナスとなってしまいました。
9月同+5.3%、10月同+1.5%の17,527台と停滞しています。
なお、V40については発売後4年目に入りグローバル販売が頭打ちとなり、2016年に入ってからは前年同月比でマイナスが続いていました。
特にマイナーチェンジモデル本格納入開始前の調整か、8月に同▲22.7%の大幅減となっていました。
しかし、大掛かりなフェィスリフト効果が現れ始めたか、こちらは10月は同+5.8%の8,897に回復しました。
引き続き最量販車種はXC60で、14,558台(前年同月比+15.1%)とモデル末期ながらも堅調な推移を続けています。Classic Model投入で今後どの程度販売を維持できるが注目です。
引き続き新型XC90の増加が続いていますが、
本格デリバティーから1年となるため増分が縮小してきています。
2015年12月が最量販月であるため目先ピークの9,177台を販売しましたが、その後も月によって波はあるものの7,000台から8,500台のペースを維持しています。8月は欧州を中心に販売台数が少ない月で同+58.3%の6,681台とスローダウンしましたが、9月は同+87.8%の7,856台を確保。
10月も7,231台を確保しましたが、前年同月比は+12.5%にまで減速してきています。
販売終了する70シリーズの減少が大きく、XC60以外のS60、V60も減少しています。V60CCは1,474台、S60CCは173台。S60CCは貢献が小さく、V60CCはV60とカニバリかつ前年同月比マイナス。
ただ、発売3年目に入り頭打ちになってきて来ていたS60Lが中国市場の回復の影響と見られますが、6月以降販売回復し、10月も3,300台と同+572台と堅調です。
新型XC90が2年目に入り前年比の増分が縮小して反動減が出始めています。S90、V90にうまく繋げて、次期60シリーズと新型XC40をどのようなタイミングでどのようなモデルとして投入してくるのかが再成長の鍵になってきます。
なお、10月はS90販売6か月目で1,149台、V90は販売開始4か月目で2,214台でした。S90はXC90ほど台数は出ないでしょうが、やや立ち上がりが鈍い感じがあります。V90の方はまだ4か月目でまずまずの立ち上がりとみられます。
なおジーリーの販売動向ですが、2015年12月以降回復が一巡し頭打ち状態になっていましたが、2016年4月以降持ち直しの動きを見せていますが、8月の販売台数は53,638台(前年同月比+68.9%)、9月76,544台(同+81.6%)、10月96,158台(同+94.3%)と販売が加速し始めています。




Posted at 2016/11/04 06:10:20 | |
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