
先月分1回消してしまったので再登校です。
定例のJAIAねたですm(_ _)m
2月6日にJAIA(日本自動車輸入組合)が、2017年1月度の輸入車新規登録台数を発表しました。
2015年9月に輸入車市場は前年同月比でマイナスに転じて以降輸入車市場は縮小が続いていましたが、
2016年4月に8ヶ月振りに前年同月比プラスに転換して以降は、比較的順調な回復が続いています。
2017年1月も同3.9%増と9ヶ月連続で回復が続きました。
大手各社の状況ですが、
輸入車シェアトップのMBは相変わらず盤石です。2015年10月以降やや売り疲れで前年同月比マイナスの状態が続いていましたが、2016年4月以降は再び成長ペースを取り戻しています。2017年1月は
パイの大きい前年12月が2桁増であったためスローダウンしいているものの、同+1.0%の4,162台と小幅増を確保しました。
第2位は8ヶ月ぶりにVWが浮上しています。
2016年5月に前年同月比+9.7%と9ヶ月振りにプラスに転じたのも束の間、6月に同▲5.6%と再びマイナスに転じ、7月以降は再び2桁減。10月こそ前年に同▲48.0%と半減した反動で同+24.8%と回復も、11月以降再び同▲9.4%とマイナスに転じ、12月も同▲7.8%でした。
しかし2017年1月は同+4.7%の3,635台とプラスに転じ2位に復帰しました。ただ、一昨年に比べるとまだ8割強の水準です。
好調を持続していたBMWは、一時休止で第3位に下落。
2016年4月以降同+10%前後の増加を続けていましたが
パイが大きい12月に同▲5.6%とマイナスにはなり、2017年1月も同▲4.6%の2,472台とマイナスとなりましたが、好調が続き一時的にスローダウンしたのではないかと見られます。
第4位はAUDIが2ヶ月連続でキープ。
2016年4月に同+8.7%とプラス転換も、5月は大手で唯一2桁減、6月は同+8.4%と一進一退から、7月、8月、9月と前年同月比マイナス。10月は前年に同▲29.4%と大きく減少していた反動もあり、同+36.9%とほぼ一昨年の水準を取り戻し、11月同+18.6%、12月同+12.2%と2桁回復が進みました。
2017年1月も同+7.6%の1,647台と回復を続けていますが、一昨年に比べると9割水準の回復です。
第5位は先月に続いてMINI。4月に頭打ちの感が出ていましたが、5月以降は再び好調に販売を伸ばしており、7月以降は2桁増を続けています。12月はパイが大きいため同+8.3%の1桁増にスローダウンし、
2017年1月は同▲1.3%の1,182台と小幅減少となりました。
そして
第6位のVolvoですが、2016年4月、5月は2桁増で大きく伸ばしたものの、その後は徐々にスローダウン。8月一旦2桁増となりましたが、9月は同▲0.1%の横ばいとなりました。
10月は前年にディーゼル攻勢等で同+22.5%と大きく伸ばしていたこともあり同▲15.3%のマイナス。11月は同+37.5%と大きく回復。12月は同▲2.7%のマイナスとバラつきが出てきています。
1月は1年の中で最もパイが小さな月ですが、
2017年1月は同+20.6%の1,067台と2ケタ増の高い伸びとなりました。
XC90は計画の2倍水準で売れているとのことですが、2月22日からの販売開始を予定しているS90、V90、V90CCを含めて、高価で日本ではサイズが大きすぎあまり台数をさばける車では無く、ディーゼル攻勢も一巡して来ています。海外でNew Modelの発表が近づきつつある中で、MY2017の60シリーズ、V40で今後も増勢を維持できるのか、特にマイナーチェンジしたV40の動向が注目されます。
7位以下の動向ですが、
2017年1月も強弱が割れています。
JEEPが551台で
同+26.1%と好調持続、8位Porsheで499台で同▲6.7%とやや調整。9位はSmartが食い込み477台で同+1.5%と横バイ。10位はRenaultがTwingoの好調からランクインし、379台で同+41.4%と大幅増。
【マーケット動向】
2017年1月
外国メーカー車 17,521台(前年同月比+2.8%)
国内メーカー車 3,654台(同+9.8%)
輸入車総計 21,175台(同+3.9%)
国産登録車 258,085台(同+8.6%)
国内軽自動車 143,565台(同▲1.1%)
【輸入車シェアの推移】

(出所:JAIAデータより作成)
Posted at 2017/03/16 00:35:09 | |
トラックバック(0) |
VOLVO | クルマ