音楽ねたのLiveレポートで、マイナーなNEOプログレグループです。
備忘録ですのでスルーして下さいm(_ _)m
コンサート続きで暫く前になってしまいますが、
2017年9月27日(水)にNEOプログレのベテラングループPendragonの初来日公演で渋谷O-WESTに行ってきました(^^;;
Pendragonは1978年結成のイギリスのNEOプログレグループ で、
1983年に 同じくNEOプログレのトップグループMarillionのマネージメントに見出されて同メネジメント傘下のレーベルから
デビュー 。
初期の代表的グループのMarillion、I.Q.、Pallas、Arena、It Bitesなどと並び 称されるグループです。
1991年にいち早く自主レーベルを立ち上げ 、メンバーチェンジはあるものの、
リーダーでVocal、GuitarのNick BarrettとBassの Peter Gee、1986年に加わったKeyboardのClive Nolanを中心に、地味ながらも解散することなくマイペースでの活動 を続けて来ました。
NEOプログレグループは元々GenesisフォロワーのSymphonic Rockが主体 で、初期のMarillion、
Pendragonも同様 でした。
しかし、 Pendragonは
リーダーのNick BarrettのDavid Gilmourばりの泣きのGuitarとClive NolanのKeyboardでPink Floyd的な世界観も取り込み 、更に
近年ではややHard Rockの要素も加わり独自の音楽を構築 する様になっています。
これまでに10枚のOriginal Studio Albumをリリース していますが、
今回の来日は、5枚目の名作「The Masquerade Overture(邦題:仮面舞踏への序曲)」(1996年リリース)の20周年記念ツアーの一貫 で、
デビュー34年を経て漸く初来日公演が実現 しました。
会場は渋谷のO-WEST で、駅からやや離れていてラブホテル街の中にあるり、やや不便なLive Houseです。
スタンディングでキャパが600ほど で、元It BitesのFrancis DunneryやSwedenのMoon Safariなど
NEOプログレ系のアーティストのLiveによく使われています 。
当日は
開場が18:00、開演19:00で18:40頃に何とか到着 したら
既に7割ぐらいの入り でした。当日までチケット販売を行っていたため空きが目立つのかと思ったら、
最終的に9割近い入りになっていた感じ でした。
客層は本家プログレ系のコンサートよりは若い ものの、やはり
40代、50代、60代が中心 で
50代が最も多い感じ でした。しかしながら
平日の半ばにもかかわらず、私服のオヤジがやたら多く、スーツ姿が場違いない感じで驚き でした。
加えて、予想以上に女性が少なく、1割いるかいないか と言う感じで、
女性が少ないと言われるKing Crimsonよりも少ない感じ でした。
定刻から若干遅れてのスタートで、
はじめはツアータイトルのThe Masquerade Overtureの再現からスタート 。
完全再現ではありませんが、ほぼAlbumを通しての演奏で、比較的Studio Albumに忠実に再現する感じ でした。
しかしながら、目の前で実際に再現されるとCDにはない迫力、温かみ が伝わってきます。
そして
後半は長いキャリヤのAlbumを通じて満遍なく演奏 していきました。
Nick BarrettのGuitarはDavid Gilmourを彷彿とさせる様な泣きのGuitarで非常に味わい がありました。
そして
Clive NolanのKeyboard、特にElectric Pianoの繊細な美しい旋律はその大柄な風貌も合わせRick Wakemanを思わせる ものがありました。
更にNick Barrettとともに初期からグループを支えてきた
BassのPeter GeeがテクニカルなBassを弾きながら、時々Keyboardも演奏 しリズムを下支えしていました。
Drumsは2015年加入のJan-Vincent Velazco はアジア系の感じで、
テクニカルでパワフル ではあるものの、
Symphonic Rockと言うよりは、やや最近のPendragonに強まってきたHard Rock的な要素が強い感じ でした。
その他に、女性Back Vocalが2名活躍していました。
ほぼ
2時間強のステージ でしたが、
さすがベテランのNEOプログレッシブ・ロックグループと思わせる、緻密で繊細、かつパワフルな構成のステージを堪能 させてもらいました。
風貌は地味で華やかさとは無縁ですが、
繊細で美しいメロディーは女性にも受け入れられるもの だと思いますが、
むさいオッサンばかりに聴かせておくのは実にもったいない感じ でした。
元々彼らも
以前から日本でLiveをやってみたいと言っていて、漸くのことでの実現 でした。
日本の文化、風土、観客の反応にも好印象を受けた様で した。
願わくば、今後も活発な活動を継続して再来日も期待したいところ です。
【Member】
Nick Barrett - Vocal/ Guitar
Peter Gee - Bass/Keyboard
Clive Nolan - Keyboard/Side Vocal
Jan-Vincent Velazco - Drums
【Setlist】
01.The Masquerade Overture「The Masquerade Overture」1996年
02.As Good as Gold「The Masquerade Overture」1996年
03.Paintbox「The Masquerade Overture」1996年
04.A Man of Nomadic Traits「Not Of This World」2001年
05.The Shadow「The Masquerade Overture」1996年
06.Masters of Illusion「The Masquerade Overture」1996年
07.King of the Castle「The Masquerade Overture」1996年
08.Beautiful Soul「Men Who Climb Mountains」2014年
09.Faces of Light「Men Who Climb Mountains」2014年
10.Nostradamus (Stargazing)「The Window of Life」1993年
11.If I Were the Wind (and You Were the Rain)「Not Of This World」2001年
12.This Green and Pleasant Land「Passion」2011年
13.Breaking the Spell「The Window of Life」1993年
Encore:
14.Indigo「Pure」2008年
●9月27日(水) 東京・TSUTAYA O-WEST
OPEN: 18:00 / START: 19:00
前売: 9,000円(税込 / スタンディング / ドリンク代別途)
企画・招聘・制作: マーキー・インコーポレイティド(株)
【Pendragon - As Good As Gold - 15-05-2016 - Z7, CH-Pratteln】
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【Pendragon - Paintbox - 15-05-2016 - Z7, CH-Pratteln】
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【Pendragon - The Shadow - 15-05-2016 - Z7, CH-Pratteln】
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【Pendragon - Masters Of Illusion - Live @ Rock Au Chateau 2016, Villersexel, France】
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【Pendragon, King of the Castle, May 14th 2016 de Boerderij (live)】
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【Pendragon - Beautiful Soul (The Masquerade 20th Anniversary)】
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【Pendragon - Faces Of Light (Masquerade 20 DVD)】
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【Pendragon - This Green and Pleasant Land (Wath, 4th March 2017)】
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【Pendragon - Breaking The Spell】
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