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2018年01月06日 イイね!

VOLVO CAR GROUPの2017年12月の販売台数はXC60モデル切り替えの端境期で欧州低迷、米国停滞、中国失速で12ヶ月振り前年比マイナス(T_T)

VOLVO CAR GROUPの2017年12月の販売台数はXC60モデル切り替えの端境期で欧州低迷、米国停滞、中国失速で12ヶ月振り前年比マイナス(T_T)現地時間1月5日にVolvo Car Groupの2017年12月のグローバル販売の状況が発表されました(^^;;

2015年後半から販売が本格化した新型XC90発売による新車効果が一巡し、続くS90、V90の伸びがやや鈍く、V70等販売終了モデルや既存モデルの減少を補い切れず2016年10月以降前年同月比マイナスが続いていました。

しかし、復活していた米国の回復一巡の影響は大きいものの、中国の好調持続と地元Sweden、欧州の持ち直し等から、2017年1月に4ヶ月ぶりにグローバルで前年同月比プラスに転換し、以後11ヶ月連続で回復が続いていました。

ところがボリューム月の12月に、一転グローバル販売台数が前年同月比▲3.7%の5万8,526台と12ヶ月振りのマイナスになってしまいました。
ベストセラーカーだったXC60の新旧モデル切り換えの端境期の一時的な現象と見られますが、欧州、Sweden本国の低迷継続、米国の停滞、中国の失速と主要地域が全てマイナスとなっており今後の動向が注視されます。

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中国は2016年4月に前年同月比▲6.7%と減少するなど再び調整気味でしたが、8月に底打ちし、9月、10月、11月と2桁で回復。
12月はパイが大きいため一時減速も、2017年に入って1月同+15.7%と、2月同+20.8%、3月同+20.6%、4月同+38.3%、5月同+38.8%、6月同+30.9%、7月同+50.2%、8月同+25.9%、9月同+29.8%、10月同+29.5%、11月同+24.1%と大幅な伸びを維持。

しかし、ボリューム月の12月は10,066台と1万台の大台は維持したものの、伸び率は同▲1.0%と失速してしまいました。実に20ヶ月振りの前年同月比マイナスです。
12月は年間の販売動向の情報が主体で12月単月の状況は不明ながら、新しもの好きで見栄えに拘る中国で旧型XC60の販売急減、新型供給の遅れの影響が出ているのでは無いかと見られます

3月以降は中国が単一国としては販売台数No.1を維持し、一段と中国依存度が高まっています。特に現地生産のS90、S60L、XC60の需要が強い様ですので、現地生産拡大、供給増が急がれます。
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長年苦戦を続けていた米国は、XC90の販売本格化から2015年以降復活し、大幅な回復が続きましが、2016年に入ると新車効果が一巡し増勢は維持も伸び率は減速
2016年10月は、同▲14.6%の2桁減と23ヶ月振りのマイナスとなってしまいました。11月、12月は一時回復もその後は再び減少傾向となりました。
2017年に入っても1月同▲18.2%、2月▲11.6%、3月同▲21.9%の2桁減。
4月同+15.4%、5月同+10.4%の2桁増と持ち直しも、6月は同▲15.0%、7月同▲18.6%と再び2桁減となってしまいました。

8月に同+4.1%、9月同+40.7%、10月同+10.5%と底打ち回復の方向が見えて来ていましたが、11月は同+1.7%と再び微増に留まり、12月はボリューム月で9,676台と1万台に迫ってはいるものの、同▲4.4%と5ヶ月振りに再びマイナスとなってしまいました。

XC90とXC60が販売の中心ですが、XC90の新車効果一巡による反動減を旧型のXC60の健闘、S90の拡大でカバーし切れなくなっているようです。米国マーケット自体は頭打ちになってっていますが、Volvo車の販売は新型XC60の販売本格化による底打ち回復が期待されます
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本国Swedenは、2015年6月以降、同年10月と2016年1月、5月を除いて2桁増が続き、2016年に入っても好調を維持していました。
しかし、2016年7月に同▲11.2%とマイナスに転じて以降は調整が続き、不振が目立っていました。

ただ、2017年に入ってからは持ち直し。1月に7か月振りに同+15.2%と増加に転じ、2月同+7.0%、3月同+10.5%、4月同+1.4%、5月同+7.4%、6月同+0.2%、7月同+12.6%、8月同+49.1%、9月同+5.9%と回復を維持していました。

しかしながら、10月に同▲3.5%と10ヶ月ぶりのマイナスとなり、11月も同▲5.1%と減少幅が拡大。12月も7,698台で同▲0.4%と小幅ながらもマイナスが続いてしまいました。
欧州全体も10月の同▲4.8%から11月は同+0.7%とプラスは確保しましたが、同12月は▲7.2%と大きめなマイナスとなっており、本国同様低今後の趨勢が注視されます。XC60の新旧切り換えの一時的な低迷であれば良いのですが。
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モデル別の販売で、V40については発売後4年目に入りグローバル販売が頭打ちとなり、2016年に入ってからは前年同月比でマイナスが続いていました。
その後、大掛かりなフェィスリフト効果が現れ一時的に持ち直しの動きも見えましたが、装備を充実させた価格アップの影響か、力強さに欠き強弱まちまちの状態が続いていました。

しかし、マイナーチェンジモデルの販売が本格化してきたのか、2017年2月以降はようやく安定した推移となり、同+3.4%と増加に転じ、3月同+4.4%、4月同+2.9%、5月同+2.1%と着実な増加となっています。

ただ、XC40の発売が近づきつつある事が影響したのか、6月以降は再びマイナスに転じています。12月はボリューム月で10,081台と1万台の大台は確保しましたが、同▲13.3%と再び2桁減となり、7ヶ月連続でマイナスが続いています。

9月21日に新型XC40が発表され、様子見姿勢が強まってしまったものと思われます。間も無く販売が開始される様ですが、既存のV40シリーズへの影響がどうなるのか今後の動向が心配されます。
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これまでモデル末期でも最量販車種の座を維持してきたXC60ですが、New XC60の出荷が本格化し、10月以降販売減少が強まり、12月は3,658台(前年同月比▲80.7%)と大幅な減販となってしまいました

3月7日にGeneva Auto ShowでNew XC60が発表になり、8月以降販売が本格化して来ています。
新型XC60の販売台数は、販売開始8ヶ月目で11,635台と急速に立ち上がり、旧型に代わって11月からXC90を抜いてついに最量販車種となりました。今の所旧型の減販▲15,329台は補いきれていないため、新型の供給拡大が急務となって来ています。
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新型XC90は好調に拡大を続けてきましたが、本格デリバティーから2年目に入り、2017年2月はついに前年同月比で前年割れとなってしまいました。
2月同▲17.4%、3月同▲10.3%、4月同▲21.0%、5月同▲1.0%、6月同▲3.7%、7月同▲9.8%、8月同▲11.3%。
ただ、ようやく初期需要の反動減が一巡し9月には同+1.0%、10月同+3.3%、11月同+6.9%
12月も11,036台で同+9.6%となり再拡大し始めています。

S90、V90の動向ですが、2017年12月はS90が販売20か月目で6,787台、V90は販売開始18か月目で2,711台、更にV90CCは発売12か月で2,190台。
S90は中国生産集中で中国での販売が好調な様です。しかし、欧州で主力となるべきV90の伸び悩みが顕著で、逆にニッチモデルのV90CCがV90に迫り健闘している状況です。欧州のV90販売の伸び悩みが心配されます。
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旧型XC60は大健闘でしたが、新型への移行期に入り、V40もマイナーチェンジ後力強さを欠き、XC40投入で様子見姿勢が強まっています。

新型XC90がデリバリーが始まってから間も無く3年目に入りようやく初期出荷の反動減から再拡大を初めて来ており、S90も中国販売が好調で順調に拡大してきています。ただ、欧州で主力になるべきV90のグローバル販売がやや伸び悩み気味の感があります。

米国、中国を狙いとしたXC90、S90はジーリーの思惑通りに成功し、中国生産も現地需要への対応で順調に拡大している様ですが、本国Sweden、欧州ではV90の販売が停滞気味と見られ、あまり戦略がうまく行っていないのではないかと懸念されます。また、米国もマーケット自体が縮小気味になってきている点も懸念材料です。

ジーリーはVOLVOをMB、BMW、AUDIに匹敵するプレミアムプランドに引き上げるとしていますが、直接これらのプレミアムブランドと競合する本国Sweden、欧州の販売低迷、V90の立ち上がりを見ていると、直接プレミアムブランドと競合する欧州ではそれほどうまくいっている感じには見えません。

今後は欧州での主力、量販車種となる次期60シリーズの先鋒として販売が開始されているNew XC60の生産・販売販売拡大、9月に発表し市場が拡大しているコンパクトSUV市場に投入するNEW XC40がどのように推移してくるのかが注目されます。

なおジーリーの販売動向ですが、2015年12月以降回復が一巡し頭打ち状態になっていましたが、2016年4月以降は持ち直しの動きを見せています。8月前年同月比+68.9%、9月同+81.6%、10月同+94.3%、11月同+99.4%、12月同+101.8%と急速な回復、拡大。

2017年に入っても1月同+70.8%、2月同+167.0%、3月同+74.2%、4月同+94.5%、5月同+66.9%、6月同+90.6%、7月同+87.8%、8月同+79.9%、9月同+42.2%、10月同+30.1%。
11月14万1,265台(同+37.9%)と月販14万台規模まで拡大。2ヶ月連続で月販過去最高を大幅に更新し、40%近い大幅な伸びを維持しています。
なお、12月の販売実績はまだ発表されていません。
Posted at 2018/01/08 10:11:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | VOLVO | クルマ

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