11月も比較的ボリュームの小さな月ですが、5,451台の同+0.7%と小幅ながら2ヶ月連続のプラスとなりました。
第2位は3ヶ月振りにVWが返り咲き
ディーゼル問題で不振が続いていましたが、2017年に入ると漸く回復基調に入り、一進一退と不安定ながらも徐々に回復の動きも強まって来ています。
2018年1月は8ヶ月振りにBMWを抜いて2位に返り咲き、2月、3月、4月、5月も2位をキープ。
登録台数は2018年に入り1月同▲10.8%、2月同▲5.5%、3月同▲4.7%と依然低迷。
しかし、4月はパイが小さな月ながらも同+19.5%となり、5月も同+20.8%と2ヶ月連続で大幅回復。
6月はボリューム月で同+1.9%の微増で輸入車ランキングも6ヶ月振りに3位転落も、7月は同+17.7%の2桁増でBMWまで70台差と肉薄。8月は3ヶ月振りの2位返り咲きで同+19.2%の2桁増。
9月は3,165台の同▲6.3%とやや大きめの減少で2ヶ月振りの3位転落。
10月は3,726台の同+8.1%とやや大きめの増加となりましたが、BMWと77台差で3位継続。
そして11月は4,380台の同+3.4%と小幅な増加でしたが、3ヶ月振りにBMWを抜いて2位返り咲きとなりました。
第3位はBMWが3ヶ月振りに転落
2016年4月以降同+10%前後の増加を続けていましたが、12月に同▲5.6%、2017年1月同▲4.6%とマイナス。2月以降は持ち直しも5%以下の伸びが主体とやや低迷。
2018年1月はパイの小さな月ですが、12月のインセンティブ販売の反動が大きかったと見られ、同▲19.5%と大幅な減少となり、8ヶ月振りにVWに抜かれて3位に転落。
2月同▲7.9%、3月同▲6.5%、4月同▲9.0%、5月同+2.3%、6月同▲9.8%、7月同+4.6%、8月同▲12.9%と低迷が続き8月は3ヶ月振りに3位に転落。
9月は2位返り咲きも同▲3.2%と小幅マイナス。
10月も同+3.1%と小幅増加ながら2位をキープ。
しかし、11月の新規登録台数は4,253台の同▲6.0%と減少し、3ヶ月振りにVWに抜き返されて3位に転落してしまいました。
第4位はMINIが2ヶ月連続でキープ
2017年1月こそ同▲1.3%とマイナスになりましたが、その後は堅調な推移を続けています。2018年1月は同+0.0%の横ばい、2月同+1.7%で、3月同+3.2%、4月同+1.7%、5月同+18.9%と堅調。6月は同▲7.3%も7月は同+6.3%、8月同+4.8%、9月同+4.1%の回復。
10月は同▲3.8%と小幅マイナスも、順位は4位に上がりました。
11月は2,173台の同▲5.9%のマイナスと停滞も、順位は4位をキープしました。
第5位はAUDIが2ヶ月連続で販売も不振
VWよりも先にディーゼル問題の不振を脱し2016年10月以降は回復基調で、2017年に入っても着実に回復基調も一進一退の動きが続いています。
2018年に入っても1月同▲8.6%、2月同+5.8%。3月同+9.4%、4月同+1.9%、5月同+18.1%、6月同▲1.7%、7月同▲18.3%、8月同▲7.6%、9月同▲5.5%。
10月は同▲24.8%の大幅減となり、順位も5位に転落。
11月も1,728台の同▲27.7%の大幅減が続き、順位も5位継続。
2016年増減のバラツキが大きかったものの2017年に入ってからは再び順調な拡大が続きました。
2018年1月は同▲5.9%とマイナスも大手が軒並み大幅減となる中ではまずまず。2月は同+5.2%、3月同▲0.6%、4月同+13.0%、5月同+32.6%、6月同+23.1%、7月同▲1.5%、8月同+6.3%、9月同+0.9%、10月同+15.5%。
11月もややボリュームの小さな月ながら、1,645台の同+31.5%の大幅増となりました。
依然XC40のNew Modelの玉不足による登録遅れはあるものの、認定の遅れていたNew XC60のディーゼル車の登録が進んできた様で、加えて潤沢に在庫が供給されているV60の登録も始まっているものとも見られます。
ただNew XC60も先代比べてそれほど力強い販売という感じはせず、スマボで嵩上げされていた部分がいつ剥げ落ちてくるかも心配され、受注、登録台数拡大の割にあまり先行き楽観はできない感じがします。
7位以下の動向ですが、
2018年11月も比較的好調でした。7位はJeepが4ヶ月連続キープで、登録台数は同+24.2%の985台と好調持続。
8位はPeugeotが4ヶ月連続で、登録台数は同+3.4%の784台と堅調。
9位はRenaultが2ヶ月連続で、同+10.4%の586台と好調。
10位はPorcheが2ヶ月連続で、同▲15.5%の549台と停滞。
輸入車は低迷からやや復調も再び失速、逆に国産登録車が再び回復へ
国産登録車は、2017年2月以降好調な推移を続けていましたが、10月以降は失速しマイナス成長。
2018年1月同▲5.7%、2月同▲4.9%、3月同▲4.9%と5ヶ月連続のマイナス。
4月はパイが小さな月でプラスになりましたが同+0.5%とほぼ横ばいで、5月は再び小幅ながらも同▲0.6%とマイナス、6月はボリューム月ながら同▲7.3%の大幅なマイナス。
7月はボリュームが小さな月ながら同+1.2%の微増。
8月もややボリュームが小さな月ながら同▲0.2%の微減と一進一退。
9月はややボリュームが大きな月ながら同▲3.1%と低迷。
10月はボリュームの小さな月ながら同+13.0%の2桁増と回復。
そして、11月もボリュームが小さめな月ながら同+8.3%と回復継続。
不振を続けていた軽自動車も2017年4月以降は急速に回復
4月同+16.5%、5月同+25.3%、6月同+21.5%、7月同+11.3%、8月同+7.2%、9月同+10.8%、10月同+3.7%、11月同+7.4%、12月同▲0.5%と急速に回復も12月は頭打ち。
2018年1月同+8.7%、2月同+2.6%、3月同▲0.7%と再び失速。
4月はパイの小さな月ながら同+7.8%と持ち直し、5月は同+0.6%の微増、6月は再び同▲0.4%と小幅ながらマイナスと一進一退。
7月はボリュームは小さいものの同+7.1%、8月もややボリュームが小さな月ながら同+7.7%と順調な回復。
9月もはややボリュームが大きな月ながら同+0.0%と横ばい。
10月は国産登録車と同様に同+11.7%の2桁増と回復。
11月も同+9.2%と好調継続。
【マーケット動向】
2018年11月
外国メーカー車 25,194台(前年同月比▲2.2%)
国内メーカー車 4,301台(同+15.0%)
輸入車総計 29,495台(同▲0.1%)
国産登録車 279,594台(同+8.3%)
国内軽自動車 162,349台(同+9.2%)
輸入車新規登録台数の推移(国内メーカーの逆輸入車含む)

(出所:JAIAデータより作成)